15周年イヤーの倖田來未、14年間の成功と葛藤…それでも歩き続ける理由とは
アーティストの倖田來未がモデルプレスのインタビューに応じた。デビュー15周年イヤーを迎えた彼女は、これまで歩んできた14年の間に成功や葛藤など様々な経験を繰り返してきた。それでも、足を止めることなく歩き続ける理由とは…。
「デビュー15周年イヤーに突入し、『ファンが求めているものをやりたい。自分のやりたいことをやりたい』と思いました。そのときに、自分が今まで歩いて来た道を表現できたらいいなと思い、このアルバムを作りました」。
倖田來未にとって“walk”とは
倖田の代表曲と言えば、「キューティーハニー」(2004年5月)や、日本レコード大賞を受賞した「Butterfly」(2005年6月)、初めてシングルチャートで1位を獲得した「you」(2005年12月)、ラブバラードの定番となった「愛のうた」(2007年9月)など。数々のヒット曲を世に送り出し、眩いアーティスト生活を送ってきたかのようにも見える彼女も“下積み時代”を経ている。当時、所属事務所の社長から「コンサートで1番最後に歌える曲を作りなさい。倖田來未のライブはこの曲で終わるという定番曲を」というリクエストを受けて、1stアルバム「affection」(2002年3月)の最後に収録されている楽曲「walk」というバラード曲を制作。“辛く、傷つくこともあるけど、それでも前を向いて歩いていく”という想いが込められている同曲をライブの最後に歌い続けることで、最初は日の目を見なかった曲だが、ファンやスタッフから愛という歓声をもらい、倖田に関わる全ての人にとって想い入れのある曲へと成長した。今回発売されるアルバムに収録されているタイトル曲でもあるビッグバラード「WALK OF MY LIFE」は、その「walk」の意思を引き継ぐ曲として生まれた。
「オリジナルアルバムを発売すると決まったときに、自分が歩いてきた道、自分が大切にしてきた『walk』という言葉をつけようと決めました。その後に『WALK OF MY LIFE』という曲を作りました」と明かし、「続編の曲ってたくさんあると思うのですが、私の中で元祖には勝てないというイメージがあって。でも、『WALK OF MY LIFE』に出会えた。今、倖田來未が伝えたいことはこれなんだと思いました」と清々しい笑顔をみせた。
様々な経験をした過去「悲しませてしまった」
ファンにとっても倖田自身にとっても想い入れの強い「walk」。ライブの1番最後に歌う曲として、定着していたが、「Koda Kumi Live Tour 2011 ~Dejavu~」では最後に歌わなかった。「自分の中ではすごく悩んで決断したんです。みんなの悲しい顔を見て帰るのが嫌で、笑顔で終わりにしたかったんです」と当時の想いを振り返り、「でも『違う』とファンの方を逆に悲しませてしまい、やっぱりラストは『walk』なんだなと思いました」。この14年で、成功も失敗も繰り返し、様々な経験、葛藤を味わってきた。「人間だからみんなと同じで傷つきもする。でも、この曲を歌うと、本来の自分の居場所に戻れるんです」と“アーティスト・倖田來未”ではなく、“1人の女性・倖田來未”の顔を浮かべた。
さらに、“エロかっこいい”スタイルを確立したが故に、セクシーな衣装で表舞台に立っていたため、人の目や周囲の反応を気にする時期もあったという過去の葛藤も打ち明けてくれた。
「自分の意志を貫き通して、やめなくてよかったと最終的に思いました。これまでを振り返り、人にどう思われようと、自分の信じたことはやり続けるべきだと実感しました。だからこそ、ファンの方には『人がどう思うかではなく、自分がどう生きたか』というメッセージを伝えたくて」。
新アルバムは“ドラマチック”な仕上がりに
同アルバムでは、楽曲のみならず、曲順にもこだわったという倖田。「ドラマチックな流れにしました。これまであまりやらなかったスローな曲を続けて入れたり、『LIFE so GOOD!!』で終わったかのようにみせかけて、最後『WALK OF MY LIFE』にして『1番伝えたかったのはここ』と、訴えてみたり。このような曲順にしたのも、“自分らしく生きてほしい”というメッセージがより伝わると思ったからなんです」。さらに、「スタッフからは『曲順を早く決めましょう』と言われていたんですけど、レコーディングが全て終わるまでどうしても決まらなかったんですよ」と制作話もし、「この順番にしたのも意味があるので、まずは収録順に聞いてもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。
また、個人的には4曲目「Mercedes」がお気に入りという。「いつまでも“いい女”でいたいという想いを歌詞にしました。ボーカリストとして、歌いがいのある曲で歌い方にもかなりこだわりましたね」。
「WALK OF MY LIFE」―――私の歩いてきた道。何があっても “自分”を信じ歩いている倖田來未だからこそ、楽曲1つ1つがファンの心に響いている。そして、「人がどう思うかではなく、自分がどう生きたか」をたくさんの人に伝えたく、これからも歩き続けている。きっと「WALK OF MY LIFE」は多くの人の胸に刺さるに違いない。(modelpress編集部)
■アルバム「WALK OF MY LIFE」
発売日:3月18日
【CD】
1. Introduction ※New
2. Dance In The Rain
3. Lippy ※New
4. Mercedes ※New
5. Like It ※New
6. House Party ※New
7. Dance ※New
8. HOTEL
9. Gimme U ※New
10. You can keep up with me ※New
11. MONEY IN MY BAG
12. PIECE IN THE PUZZLE ※New
13. Fake Tongue ※New
14. Sometimes Dreams Come True ※New
15. LIFE so GOOD!! ※New
16. WALK OF MY LIFE ※New
■倖田來未(こうだくみ)プロフィール
1982年11月13日生まれ。京都府出身。2000年11月「TAKE BACK」にて全米デビュー、同曲で2000年12月に日本デビュー。以後数々のヒット曲を生み、ベストアルバムのダブルミリオンセールス、2度の東京ドーム公演、そして、近年では台湾公演も定期的に開催するなど数多くの実績を残す。特にライブでの圧倒的な歌唱力、ダンスパフォーマンスは国内外から高い評価を得ている。海外アーティストとのコラボレーションも積極的に行う中、カラーコンタクトレンズや香水、つけまつげのプロデュース商品の発表など、ファッションアイコンとしても幅広い活動を行っている。2014年9月、世界初のバーチャルリアリティミュージックビデオ「Dance In The Rain」を発表し、音楽業界はもちろんのこと様々な業界から注目を集めた。2014年12月に15周年イヤーに突入した。
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