佐々木希「悔しくてもやってやる」苦手だった女優業&初の母親役で芽生えた感情 モデルプレスインタビュー
2015.02.20 08:00
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モデルで女優の佐々木希が、映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」(2月28日公開)で女優の永作博美と初共演を果たす。女優として数々のドラマや映画などに出演してきた佐々木が、本作では「奥の深い芝居」が求められた。
佐々木が演じるのは、奥能登のさいはての海辺に住むシングルマザーの絵里子という役。強さと弱さが同居する複雑な想いを体現する、難しい役柄だ。モデルプレスは今回、佐々木にインタビューを敢行し、本作を中心に、女優業への想いや自身が持つ母親像について迫ってみた。
佐々木:前半の絵里子は、弱さを隠すために強がったり、人に壁を作ったりと、目の前の問題から逃げているという印象がありました。でもそういった不器用な部分は共感できたので、その人間臭い絵里子というキャラクターをとても好きになることができました。
― 人間味のある絵里子という役。感情の起伏や陰のある表情など、今までにない演技に挑戦していた印象を受けました。
佐々木:そうですね、とても難しさを感じていました。何が正解かわからないなか、自分の中で役柄と葛藤していて、パンクしそうな時もありましたが、監督やプロデューサーさんからの細かい演出をしっかり表現できるよう頑張りました。そんな時に永作さんから「自分が思うひとつのことを信じてやれば大丈夫」って言葉を頂いて…。その時はすごく救われました。
― 永作さんとの初共演はいかがでしたか?
佐々木:普段から自然体、お芝居をお芝居と感じさせない所が凄いなと思いました。それに人としても本当に大きい方で、芯があってとても強い、でもその強さを一見感じさせない柔らかさのある、まさに私がなりたいなって思っている女性像そのままの方でした。
佐々木:すごく楽しいです。悩みも多いのですが、それが楽しかったりもします。家で台本を読んでいる時や、勉強して単純にポストイットを貼ったりする、打ち込むことのできている作業も含めて、女優という仕事に今、充実感があります。
― 女優業が佐々木さんの中でとても大きなものになっているんですね。
佐々木:そうですね。女優業に向き合うと決めてからは「悔しくてもやってやる!」って気持ちで臨んでいます。
― 以前とは考え方も変化したんですか?
佐々木:以前までは、女優業は本当に苦手なお仕事だったんです。でも、自分が思ったように出来ない悔しさがとてもありました。それで「やってやる!」って気持ちでお芝居と真剣に向き合ってみると、本当に奥が深くて何が答えがわからない、そこに楽しさを感じるようになりました。
佐々木:子供たちとは撮影以外でも、何をするにもずっと一緒にいました。私のことを「希ママ」って呼んでくれて、一緒にいるのがもう当たり前になっていましたね。撮影が早く終わると、縄跳びやシャボン玉で一緒に遊んだりして。私は元々子どもが大好きなので、コミュニケーションを取ろうというつもりもなく、自然と仲良く過ごせていました。
― その自然に築かれていった素敵な関係性が、様々なシーンから感じられました。子どもたちにはどんな印象を持ちましたか?
佐々木:すっごく可愛かったです。2人の子どもには母性本能をくすぐられていたので、改めて子どもがほしいなぁと思いました。
― そうなんですね。実際に母親役を演じてみて、佐々木さんの母親像に何か影響があったら教えて下さい。
佐々木:母親の役をやってみて、子どもに支えられている部分もすごく大きいと思いました。守らないといけない存在があるってことは、人としても強くなれるのだと感じましたね。私はまだ責任をもって子どもを育てることを、具体的に想像ができないのですが、いつかそういう時が来たら私も強くなるのかなって思ったり…。なんだか不思議ですね。
佐々木:料理が好きなのでよくしています。食材を切っている最中は無になれるので、ストレス発散になるんです。あとはいかに段取り良く作れるかに挑戦したり、色々と楽しんでいます。
― ブログなどでもヘルシーな食事をアップしたりしていますよね。食生活で気をつけていることがあれば教えて下さい。
佐々木:夜は炭水化物を控えて、朝昼に食べたいものを食べています。食べる順番も気をつけていて、先に野菜から。きゅうりが大好きなので、きゅうりを食べてからご飯を食べたりしています。
― それが佐々木さんの美しいプロポーションに繋がっているのですね!参考にさせて頂きます。本日はありがとうございました。
“女優”佐々木希。数々の作品に出演してきた彼女が挑んだ本作は、これまで以上に、奥の深い演技を求められる役柄。佐々木も「寄りの画が少なかったです。私がいる、その雰囲気を撮っていたような感じ」と話したように、彼女そのものの魅力に集中しない、見たことのない佐々木希がスクリーンにはいるのだろう。
現在は女優業という仕事に打ち込み、充実感をにじませている佐々木。今回の作品を通し、また女優としてひとつステップアップできたのか。さらなる活躍に期待が高まる。(modelpress編集部)
■映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」
公開日:2015年2月28日
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演:永作博美、佐々木希
桜田ひより、保田盛凱清、臼田あさ美、イッセー尾形、村上淳、永瀬正敏、浅田美代子ほか
吉田岬(永作)は、東京で一人で生きてきた焙煎珈琲屋の女主人。幼き頃に生き別れた父を捜して、故郷の能登に戻り店を開くことに。そこで出会った隣人のシングルマザー山崎絵里子とその子供達…彼女らとのふれあいの中で、やがて女主人は気づいてゆく。「独りで頑張らなくてもいいんだ」と―
■佐々木希(ささき・のぞみ)プロフィール
生年月日:1988年2月8日
出身地:秋田県
身長:168cm
血液型:AB型
2006年芸能界入り。以降、モデルを中心に活動の幅を広げ、2009年には人気携帯小説を映画化した「天使の恋」で映画初主演。その後は女優として多数の作品で活躍。2014年はドラマ「ファースト・クラス」(フジテレビ系)、ドラマ「黒服物語」(テレビ朝日系)、映画「呪怨-終わりの始まり-」など話題作に出演。また現在はドラマ「結婚に一番近くて遠い女」(日本テレビ系/3月6日放送)、「縁~THE BRIDE OF IZUMO~」(2016年春公開予定)などが控えている。
難しい役柄に葛藤
― 今回演じた絵里子にはどんなイメージを持ちましたか?佐々木:前半の絵里子は、弱さを隠すために強がったり、人に壁を作ったりと、目の前の問題から逃げているという印象がありました。でもそういった不器用な部分は共感できたので、その人間臭い絵里子というキャラクターをとても好きになることができました。
― 人間味のある絵里子という役。感情の起伏や陰のある表情など、今までにない演技に挑戦していた印象を受けました。
佐々木:そうですね、とても難しさを感じていました。何が正解かわからないなか、自分の中で役柄と葛藤していて、パンクしそうな時もありましたが、監督やプロデューサーさんからの細かい演出をしっかり表現できるよう頑張りました。そんな時に永作さんから「自分が思うひとつのことを信じてやれば大丈夫」って言葉を頂いて…。その時はすごく救われました。
― 永作さんとの初共演はいかがでしたか?
佐々木:普段から自然体、お芝居をお芝居と感じさせない所が凄いなと思いました。それに人としても本当に大きい方で、芯があってとても強い、でもその強さを一見感じさせない柔らかさのある、まさに私がなりたいなって思っている女性像そのままの方でした。
佐々木希の女優業「悔しくてもやってやる!」
― 本作は佐々木さんの新しい魅力が開花した作品でもあると思います。数々のドラマや映画に出演されてきて、今女優業についてどのように考えていますか?佐々木:すごく楽しいです。悩みも多いのですが、それが楽しかったりもします。家で台本を読んでいる時や、勉強して単純にポストイットを貼ったりする、打ち込むことのできている作業も含めて、女優という仕事に今、充実感があります。
― 女優業が佐々木さんの中でとても大きなものになっているんですね。
佐々木:そうですね。女優業に向き合うと決めてからは「悔しくてもやってやる!」って気持ちで臨んでいます。
― 以前とは考え方も変化したんですか?
佐々木:以前までは、女優業は本当に苦手なお仕事だったんです。でも、自分が思ったように出来ない悔しさがとてもありました。それで「やってやる!」って気持ちでお芝居と真剣に向き合ってみると、本当に奥が深くて何が答えがわからない、そこに楽しさを感じるようになりました。
母親像「いつかそういう時がきたら…」
― 初の母親役ということですが、子どもたちと本当の親子のように感じました。どのようにコミュニケーションを取っていたのですか?佐々木:子供たちとは撮影以外でも、何をするにもずっと一緒にいました。私のことを「希ママ」って呼んでくれて、一緒にいるのがもう当たり前になっていましたね。撮影が早く終わると、縄跳びやシャボン玉で一緒に遊んだりして。私は元々子どもが大好きなので、コミュニケーションを取ろうというつもりもなく、自然と仲良く過ごせていました。
― その自然に築かれていった素敵な関係性が、様々なシーンから感じられました。子どもたちにはどんな印象を持ちましたか?
佐々木:すっごく可愛かったです。2人の子どもには母性本能をくすぐられていたので、改めて子どもがほしいなぁと思いました。
― そうなんですね。実際に母親役を演じてみて、佐々木さんの母親像に何か影響があったら教えて下さい。
佐々木:母親の役をやってみて、子どもに支えられている部分もすごく大きいと思いました。守らないといけない存在があるってことは、人としても強くなれるのだと感じましたね。私はまだ責任をもって子どもを育てることを、具体的に想像ができないのですが、いつかそういう時が来たら私も強くなるのかなって思ったり…。なんだか不思議ですね。
料理がストレス発散に…
― モデルや女優と忙しい佐々木さんですが、どんなことがストレス発散になっていますか?佐々木:料理が好きなのでよくしています。食材を切っている最中は無になれるので、ストレス発散になるんです。あとはいかに段取り良く作れるかに挑戦したり、色々と楽しんでいます。
― ブログなどでもヘルシーな食事をアップしたりしていますよね。食生活で気をつけていることがあれば教えて下さい。
佐々木:夜は炭水化物を控えて、朝昼に食べたいものを食べています。食べる順番も気をつけていて、先に野菜から。きゅうりが大好きなので、きゅうりを食べてからご飯を食べたりしています。
― それが佐々木さんの美しいプロポーションに繋がっているのですね!参考にさせて頂きます。本日はありがとうございました。
“女優”佐々木希。数々の作品に出演してきた彼女が挑んだ本作は、これまで以上に、奥の深い演技を求められる役柄。佐々木も「寄りの画が少なかったです。私がいる、その雰囲気を撮っていたような感じ」と話したように、彼女そのものの魅力に集中しない、見たことのない佐々木希がスクリーンにはいるのだろう。
現在は女優業という仕事に打ち込み、充実感をにじませている佐々木。今回の作品を通し、また女優としてひとつステップアップできたのか。さらなる活躍に期待が高まる。(modelpress編集部)
■映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」
公開日:2015年2月28日
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演:永作博美、佐々木希
桜田ひより、保田盛凱清、臼田あさ美、イッセー尾形、村上淳、永瀬正敏、浅田美代子ほか
吉田岬(永作)は、東京で一人で生きてきた焙煎珈琲屋の女主人。幼き頃に生き別れた父を捜して、故郷の能登に戻り店を開くことに。そこで出会った隣人のシングルマザー山崎絵里子とその子供達…彼女らとのふれあいの中で、やがて女主人は気づいてゆく。「独りで頑張らなくてもいいんだ」と―
■佐々木希(ささき・のぞみ)プロフィール
生年月日:1988年2月8日
出身地:秋田県
身長:168cm
血液型:AB型
2006年芸能界入り。以降、モデルを中心に活動の幅を広げ、2009年には人気携帯小説を映画化した「天使の恋」で映画初主演。その後は女優として多数の作品で活躍。2014年はドラマ「ファースト・クラス」(フジテレビ系)、ドラマ「黒服物語」(テレビ朝日系)、映画「呪怨-終わりの始まり-」など話題作に出演。また現在はドラマ「結婚に一番近くて遠い女」(日本テレビ系/3月6日放送)、「縁~THE BRIDE OF IZUMO~」(2016年春公開予定)などが控えている。
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