EXILE・NAOTO“あと一歩”が踏み出せなかったあの頃―HIROと「出会って変わった」自分とは
EXILE兼三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのNAOTO(31)が、モデルプレスの独占インタビューに応じた。グループとしての活動はもちろん、その枠を飛び越え、ドラマ、映画、バラエティにと個人活動にも意欲的なNAOTO。中でも俳優業については、EXILE加入前より劇団EXILEで経験を積み、近年はドラマ「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系、2013年)、映画「サクラサク」(2014年)に出演するなど積極的な活動を行っている。
ストイックな役作り 「6日間の断食」7kg減で挑む撮影秘話
2月7日にはメインキャストとして出演した映画「マンゴーと赤い車椅子」が公開となった。同作は、「生きる」とは何かを投げかけるひとりの女性の奮闘と再生の物語。NAOTOは、事故による脊髄損傷で歩けなくなってしまった主人公・彩夏(秋元才加)に身をもって “生きる意味”を教えていく車椅子の青年・翔太を演じる。撮影では役作りのために体重を7kg落とし、翔太になりきった。「断食を6日くらいしました。いわゆるファスティングですね。病気の役だったので、徐々に健康的に痩せるっていうよりも、げっそりと急激に痩せようと思って、そういう落とし方をしましたね。結構普段鍛えてるんで、その筋肉がギュッと浮き彫りに出てきて、ボクサーの体みたいになりました」。
イメージ通りというべきか、やはりストイックだ。自身を「しっかり予習しないとダメなタイプ」と表現し、作品に入る前には事前準備を怠らない。「期間中はもちろん、撮影前から普段の生活もちょっと変えて役にもっていきます」。
映画の中では初のバンドボーカルにも挑戦しており、「ロックバンドのボーカルだったので、普段はヒップホップなのに期間中は家とか移動中もロックばっかり聴いていました。あと、服装とかも徐々にロックになっていった(笑)」。役に影響を受けながらその“人物”に近づいていく。「そうすると、“取ってつけた感”がないのかなって思うんです」。
そういった役作りの結果、「照れとか恥ずかしさとかっていうのもなくて、歌うシーンでも緊張はあんまりしなかった」と語る。映画では、秋元とのラブシーンも描かれているが、それも同じで「白いシーツに包まれたベッドで撮影したんですが、そのときも役に入り込んでいたので緊張しなかったんですよね」とやはり翔太そのものだった。
「“あと一歩”が踏み出せなかったあの頃」を語る NAOTOが届けるメッセージ
同作では、“あと一歩”を踏み出すまでの勇気を描き出している。そのメッセージに感銘を受けた彼は、過去の自分を重ね合わせ「今考えてみれば、ダンスの世界に自分が飛び込んでいくっていうのはすごく勇気のいることだったなと思います。だから、一歩踏み出す前に、考えたりとか言い出せなかったりしました」と、回顧した。そして、“あと一歩”を踏み出す勇気となったのは自らが作り出した環境だったと明かした。「ダンスでやっていきたいっていうのは、高校3年生の頃に三者面談で親に言いました。そのときに言えた理由としては、自分の夢を言わざるをえない状況だったっていうのが一番大きいですね。そういう方向に追い込まれていたというか。でも、そうやって何かをせざるを得ない状況を作っていくってことは、夢を叶えるためにはすごく大事だと思います」。
結果的に彼は、今いる世界で夢を掴んだ。その経験を踏まえた上で送るメッセージはこうだ――「大事なことは『思い続けること』と『行動し続けること』の2つ」。
「どっちかでは足りない。でも行動っていうのは、思いがないと移らないと思うんです。だからこそ、思い続けることは大前提にあって、それを行動に移していく。もうひとつ言うのなら、それを行動だけじゃなくて、言動にしていくっていうのもいいですよね。人に説明したことによって、自分自身でも理解が深まるし。誰にでもいいんです。話してみてください」。
運命を変えたHIROとの出会い――新たな一歩を踏み出す「2015年はスタートの年」
積極的に役者業に取り組む一方で、今年はEXILE、三代目J Soul Brothersの各グループでの活動も昨年以上に活発化する。その上で、2015年は「グループとしてのスタートの年」だという。「EXILEは第4章が始まって初めてのドームツアーがあるので、もう一回挑戦者になって『一歩踏み出す努力』を全員でしていかなければいけないなと思っています。三代目としては、昨年レコード大賞も獲らせていただいて、次のステージにいかなきゃいけないときが来ているのかなと。それで、ちょうどタイミングよく初めてのドームツアーがあるんですよ。レコード大賞っていう自分たちにとってのひとつ夢が叶ったからこそ、さらにそこから新しいステージに足を踏み入れなくてはならない。それがドームツアーですね。どんなスタートを切るかはすごく大事だと思うので、良いスタートダッシュを切れるようにしたいです」。
EXILEとして先頭を走り続け、三代目J Soul Brothersとして快進撃を続ける。それでも冷静さを失わない。それは、誰にだってできることではないはずだ。
「もしもそれができているとしたら、絶対HIROさんをはじめとするEXILEのオリジナルメンバーに影響を受けているからです。HIROさんには、すごく勉強させてもらっています。自分で言うのもおこがましいんですけど、出会ったことで変わったのかなとも思います。HIROさんってずっと第一線で活躍されて、今は事務所の社長でもあって、グループのリーダーでもあるのに、どこまでも謙虚。でも、その謙虚なスタンスを貫くことが格好いいということをHIROさんを見ていて初めて知った。言葉で説明されなくても、一緒にいるだけで自分も男としてそうでありたいって思わせてくれるんです」。
大きな背中を追いかけながら、自然と変わっていった自分を受け止め、NAOTOはまた新たな“一歩”を踏み出していく。グループの一員として、一役者として…その背中は誰かの目標となる。(modelpress編集部)
■NAOTO プロフィール
2007年11月10日、J Soul Brothersに加入。二代目 J Soul Brothers として活動した後、2009年3月1日EXILEに加入する。さらに、2010年11月10日には三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEとしてデビュー。現在は、EXILEのパフォーマー兼三代目J Soul Brothersのリーダーとして活動している。個人としては、フジテレビ系お昼のバラエティ番組「バイキング」で火曜日(隔週)MCを務めるほか、俳優としても活躍している。
公開日:2015年2月7日
<ストーリー>
23歳の看護師・彩夏(秋元才加)は、4階の自室から転落して脊髄を損傷し、下半身の感覚を失ってしまう。自暴自棄におちいりながらも、ロックミュージシャンの翔太(NAOTO)ら同じ車いすの仲間たちとの交流や、故郷・鹿児島で暮らす祖母とのメールを支えに笑顔を取りもどしていく。
もっと詳しくみる
あわせて読みたい
-
秋元才加、EXILE・NAOTOに感謝「すごく刺激を受けました」
モデルプレス
-
EXILE・NAOTOの初ボーカルシーン解禁 “最後の生き様”を歌声に託す
モデルプレス
-
EXILE・NAOTO、初ボーカルに挑戦「まさか自分が歌う日が来るとは」 7キロ減で挑む“役者魂”
モデルプレス
-
EXILE NAOTO、岩田剛典とドラマ初共演決定「大役をいただけて光栄」 本人コメント到着
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年06月23日 01:30時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01
BABA抜き最弱王決定戦
超豪華22名ダマし合い!山田涼介3冠なるか?
6月21日(土)放送分
TVerで見る -
02
イグナイト -法の無法者-
Episode10 最後の戦いへ
6月20日(金)放送分
TVerで見る -
03
波うららかに、めおと日和
第9話 忘れることのない鮮やかな日々
6月19日(木)放送分
TVerで見る -
04
酒のツマミになる話
大橋和也&前田裕二&蛍原徹&岡田紗佳&やす子
6月20日(金)放送分
TVerで見る -
05
看守の流儀 テレビ朝日ドラマプレミアム
2025年6月21日放送
6月21日(土)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
秋元才加×EXILE・NAOTO、笑顔と涙溢れる 新映像解禁
モデルプレス
-
EXILE・TAKAHIRO&NAOTOらフジテレビ夏の顔に抜擢 お忍び来場宣言も飛び出す
モデルプレス
おすすめ特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
なにわ男子・大橋和也らLiKE LEGEND、自分が女の子だったら“推したい”メンバーは?5人のグループトーク事情も明らかに【「君がトクベツ」インタビュー連載Vol.10】
モデルプレス
-
02
オリラジ藤森慎吾、第1子誕生後の変化&理想の将来像とは?「ガルアワ」舞台裏での交流も明かす【モデルプレスインタビュー】
モデルプレス
-
03
【“電撃婚”かとゆり独占インタビュー】お相手は「イケメン選手」交際後に知った驚きの事実とは
モデルプレス
-
04
なにわ男子・大橋和也らLiKE LEGEND、奇跡の集結でトクベツな関係性に「ビジュイイじゃん」も飛び出す仲良し対談【「君がトクベツ」インタビュー連載Vol.9】
モデルプレス
-
05
佐野勇斗、今想像する人生の最期「後悔を1個でもなくせるように」終活ドラマで得た気づきとは【「ひとりでしにたい」インタビュー】
モデルプレス