麻生久美子「夢はアイドル歌手」からの挫折、引退を考えた過去―溢れ出る“人間力”の裏側にあるもの
女優の麻生久美子(36)が、モデルプレスのインタビューに応じた。1995年に映画「BAD GUY BEACH」で本格的に女優活動を開始させた麻生は、1998年、無名時代に出演した「カンゾー先生」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人俳優賞を始めとする数々の映画賞を受賞し、一躍人気女優の仲間入りを果たした。現在、映画を中心に活躍している彼女は“演技一筋”のイメージが強いが、芸能界に入ったきっかけは「アイドル歌手になりたくて」、だったという。
傍から見れば彼女の女優人生は順風満帆に見えるが、それでも本人が振り返れば紆余曲折――「若い頃はオーディションを受けては落ちる…ってことが多々ありました。中には、どうしてもやりたかった役なのにってことも。軽い挫折のようなものですよね。ある程度仕事を続けた頃には一度だけ、この仕事を辞めようと思ったこともあります。自分で自分の限界を決めつけていた時期で、『私にはここまでしか出来ない、才能があると思えないし、なんかこのまま続けていくのは見てくれている人に失礼だ』っていうマインドになってた。『だったら潔くやめるのもひとつの方法かな』って本気で思っていました」。
女優引退を考えたのは、2006年、後の代表作となる「時効警察」(テレビ朝日系)に出会う少し前の話。「仕事のことで悩んでそうなったんですけど、結果的にそのときは仕事で救ってもらったんです。それが『時効警察』でした。今までやったことないような役をいただいたのがきっかけになりました」。
事実、「時効警察」で彼女の人気はさらに高まった。主演のオダギリジョーとの掛け合いやコミカルな演技が反響を呼び、2007年には「帰ってきた時効警察」として第2シリーズが放送されるほど。
「新しい役に挑戦したことで、私の考え方が狭かった、もっと自分にはやれることもあると思えたんです。だから、『本当にもういいって思うまではがむしゃらに働いてみよう』って気持ちになった。20代は大人なのか子どもなのか分からない時期だし、私の経験だと精神の安定がまだ甘かったです…30歳が近づくに連れて、段々と落ち着いてきたんですよね」。
悩み、そして自らの力で答えを見つけ出した麻生は、こうメッセージを送る。「もちろん、何かを頑張って続けることは素敵なことだけど、もし辞めたいって思ったときには辞めるのも1つの方法だと思う。それは、自分の勘に従っていいと思う。その勘に従った未来には、きっと何かあるはず」――透明感に満ちた美貌やその演技力だけではなく、溢れ出る人間力こそが“麻生久美子”の魅力。素直に生きているからこそ、彼女は輝いている。
初の主演ドラマに挑む「ぎゅっと濃縮されたものが詰め込まれている」
そんな麻生は2015年1月、次なるチャレンジに挑む。テレビ東京系ドラマ「ドラマ24怪奇恋愛作戦」(1月9日スタート、金曜深夜0時12分~/テレビ大阪は1月12日スタート、月曜夜11時58分~)で、ドラマ初主演を務める。同作は、愉快なアラフォー3人娘が恋に仕事に友情、恐ろしい妖怪や謎の怪奇現象との闘いに、遅すぎた青春を燃やすホラーラブコメディ。脚本・監督は、演出家やミュージシャンとしても活躍する異才、ケラリーノ・サンドロヴィッチが担当し、麻生のほか、坂井真紀、緒川たまきが出演する。麻生が演じるのは、恋人無し、夢はカフェのオーナーの消崎夏美。会社を退職し、貯金を投じ店を購入するが詐欺に遭い、自分がオーナーになるはずだったカフェの場所に建っていたブキミな店「喫茶面影」でアルバイトとして働くという役どころ。
「タイトルの通り怪奇ものでもあるので、あんまり不自然な形ではなく妖怪たちが出てきます」と語るように、ホラー×ラブコメ=「怪奇恋愛作戦」が本作のテーマ。
「若い方が観ても、今までないようなドラマにはなっていると思うんです。とにかく会話の量、情報量、スピードが早いです!ぎゅっと濃縮されたものが詰め込まれているドラマです。頭をフル回転させて、ケラさんの演劇的なエッセンスを感じてもらえればなって思います」。きっとまた、彼女はこの作品で新しい“麻生久美子”を見せてくれる。(modelpress編集部)
■麻生久美子 プロフィール
1978年6月17日生まれ。千葉県出身。10代より芸能活動を行い1998年に映画「カンゾー先生」でヒロインに抜擢される。同作で第22回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞を受賞したほか、数々の賞を受賞。その後も精力的に映画出演を続け、2007年には『夕凪の街 桜の国』で第50回ブルーリボン賞・主演女優賞を受賞し女優としての確固たる地位を築く。ドラマ「時効警察」ではコミカルな演技を披露し幅広いファン層を獲得した。
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