中島美嘉×加藤ミリヤ、リスペクトし合うお互いの素顔に迫る

中島美嘉×加藤ミリヤ「ズバ抜けてカッコイイ」 リスペクトし合う互いの素顔とは モデルプレスインタビュー

2014.08.22 07:00

アーティスト・中島美嘉加藤ミリヤ。独特の世界観を持つ2人が融合し、「Fighter」という楽曲(映画「アメイジング・スパイダーマン2 TM」日本版主題歌)を生み出した。孤高に輝き続ける2人がどう出会い、どんな印象を持ったのか。さらに曲の作り方なども通して“ミカミリ”の関係性について迫ってみた。

  

“ミカミリ”の出会い

― コラボ以前から親交があったとお聞きしたのですが、いつ頃、どんなきっかけで出会ったんですか?

加藤:去年の夏の終わりぐらいだったよね。

中島:私はもともとミリヤちゃんのことが気になる存在だったんです。ある取材でインタビュアーさんにそのことを話したんですね。そしたら、その方がミリヤちゃんに伝えてくれたことがきっかけです。

加藤:「中島美嘉ちゃんがミリヤちゃんのこと気になっている」と教えてくれた時、めっちゃ興奮しました。美嘉ちゃんに対して、勝手に同じ匂いを感じてたんです。比べる対象がないアーティストだなって思ってて、とても好きな方だったんです。それで会ってみたら、ファッションやメイクの話ですごく盛り上がって。

中島:うんうん。私は今まで、自分から会いたいと言って会った人がいなくて、ミリヤちゃんが初めてなんです。すごいあがり症だから、人と初めて会うのがすごく苦手で。お友達も多くない上にアーティスト同士だからどう接すればいいんだろう…って会う前はすごく考えちゃっていました。

加藤:でもたくさん話をしてくれたよね。私は自分からたくさん喋るタイプではないので、美嘉ちゃんがいろんな質問をしてくれたんです。

― 加藤さんは中島さんに初めてお会いした時、どうでしたか?

加藤:私服がすごくおしゃれだと感じました。同じ世界で働いてるひとたちのなかでも、ずば抜けてカッコ良かったんです。持ってるバッグがスタッズがいっぱいついているルブタンだったことを今でも覚えています。そういった趣味や好きなモノに、共感しました。

インタビュー中も息ピッタリの“ミカミリ”/中島美嘉(左)、加藤ミリヤ(右)

2人がコラボするということ

― 曲作りはどのように行われたんですか?

加藤:今回、まず私が作曲をして美嘉ちゃんに聴いてもらいました。

中島:聴いた瞬間に「めっちゃカッコイイ!」って思って、「このままでいいじゃん!」って感じて…。歌詞もベースはミリヤちゃんが書いてくれたんですけど、それもすごく良かったので下手にいじるのも嫌だったことを覚えています。

― コラボすることが決まり、ファンの方からはどんな反響があったんですか?

加藤:美嘉ちゃんと2人でジャケ写撮った時にすごくしっくり来たので、そのビジュアルを世に出した時の反応をよく覚えています。「カワイイ」を求められることが多くなってきたなかで、私たちは歌手だから「カッコイイ2人」を見せたいなって思っていたんです。だから「すごくカッコイイ!」って反響を頂けた時はすごく嬉しかったです。ファンの子たちが「美嘉ちゃんとミリヤちゃんが一緒に歌うっていうのはすごく合っている気がする」って曲を聴く前から言ってくれたりして、「やっぱり私たちのファンだな、わかってる!」って思いました(笑)。

孤高の“Fighter”2人が起こす化学反応に注目
中島:私のファンの方もすごく喜んでました。初めてのコラボの相手がミリヤちゃんということに「ミカミリ最高ー!」って声をたくさんもらえました。

― コラボ自体が初ということですが、加藤さんとしようと思った理由はどんなところにあるんですか?

中島:ミリヤちゃんは何をやっても全てがカッコイイ方向に行く女性だと思うんです。目指してなくても“可愛らしく”はならない。一度歌っているところをお見かけした時もインパクトがあって、私もインパクトを大切にしているので、2人が並ぶと「多分面白いだろうなぁ」って思っていました。なんか、どう頑張っても…、なんて言うんだろう?

加藤:強めになっちゃう。

中島:うん、強く出ちゃう。私もミリヤちゃんも恥ずかしがり屋で、出たがりというわけでもないのに、2人でこうだなって思うことをすると…

加藤:すごい派手になっちゃう!

中島:そう!雑誌の撮影で「ナチュラルでお願いします」って言われた時、2人で「ナチュラルはこうだよね」ってちゃんと話し合って撮影に臨んだんです。でも「全然ナチュラルじゃない!」って言われて。自分たちも確認したら「すごい強い!」って思いました(笑)。

― 本当にピッタリのコラボなんですね!お互いにリスペクトしている部分を教えて下さい。

加藤:美嘉ちゃんはブレないし媚びない。世の中のブームを見てもいないし、気にしてもいない。この世界で生き残っていくために、何かに媚びないといけない瞬間が誰にでもあると思うんですけど、そんな時でも「私はこうだから」というものを常に持っている、そういうところを尊敬しています。

中島:話していること、歌っていること、考えていること、何をとってもすごく奥深いんです。あとはやっぱり、何をしてもカッコよくなってしまうところに憧れます。

― では、お2人の考える夢をかなえる秘訣を教えてください。

中島:昔から言っているのは目標を立てないこと。立てた目標を達成するとそこで終わりな気がしちゃうんです。目の前にあるものをひとつずつこなしていくのが私のやり方で、「目標!目標!」って一心に思っているとすごく疲れちゃいます。「型にはまることだけが正しいわけじゃない」ってことは皆さんに伝えたいです。

加藤:すごい、型にはまることだけが全てじゃないっていうのはその通りだと思う!私は、頑張ることが人生を楽しめる秘訣だと思います。努力をしんどい、カッコ悪いと言うより、一生懸命やっている人の方がやっぱり素敵。頑張ったほうが何かを得た時の喜びも大きいし、だから「頑張ってるほうが人生楽しくなるよ」ってことを伝えたいですね。

映画「アメイジング・スパイダーマン2TM」にピッタリの楽曲に仕上がった

映画「アメイジング・スパイダーマン2TM」

― そんなお2人の楽曲「Fighter」が、映画「アメイジング・スパイダーマン2 TM」の日本版主題歌に起用されましたが、映画はどうでしたか?

加藤:すごく面白かったです。

中島:終わり方もこうなってしまっていいの…?っていう衝撃的な展開で、最高に面白かった。

加藤:劇的なストーリーで、容赦無い感じ。どこかちょっと悲しい部分もあるのが、スパイダーマンらしくて良かったよね。

中島:どんな作品でも賛否両論はあるし、それがまた面白い。いろんな声があるってことは、それだけ作品に興味が向けられてる証拠だと思います。

― ありがとうございました。

2人が作り上げた「Fighter」は、スパイダーマンの人間らしいヒーロー像と、楽曲が醸し出す底知れぬカッコよさが見事にハマっている。

お互い息ピッタリと、仲睦まじくインタビューに応じてくれた2人。それぞれ誰にも真似できない、確固たる世界観を持つ中島と加藤だが、お互いがリスペクトし合い、共感し合うことで、最高のパフォーマンスが引き出されるのだろう。

このコラボが今回だけで終わらず、次回作を届けてくれることを期待したい。(モデルプレス)

「アメージング・スパイダーマン2TM」初回生産限定版/8月22日(金)発売/Blu-ray 2枚組 4,743円(税別)/発売元・販売元:(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■映画「アメイジング・スパイダーマン2 TM」ブルーレイ&DVD
発売日:2014年8月22日
監督:マーク・ウェブ
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、コルム・フィオール

【ストーリー】
スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、ひとりの男性として恋人グウェンとの愛を育む、忙しくも充実した日々を送っていたピーター・パーカー。しかし、彼の旧友で巨大企業オズコープ社の御曹司であるハリー・オズボーンが街に戻ってきたことから、ピーターの生活は少しずつ狂い始めていく…。一方、オズコープ社に勤める冴えない電気技師マックスは、感電事故に巻き込まれ、突如電撃を発する超人・エレクトロに変貌してしまう。平凡な青年であることと、スパイダーマンとしての大いなる責任の間で葛藤してきたピーターに、史上最も壮絶な試練が襲い掛かる。

中島美嘉(なかしま・みか)プロフィール

1983年2月19日鹿児島県生まれ。2001年にレコード社に送ったデモテープがきっかけでドラマ「傷だらけのラブソング」のヒロインに抜擢され、11月に主題歌「STARS」でデビュー。2002年に1stアルバム「TRUE」がミリオンセラーを記録。その後「雪の華」「愛してる」「桜色舞うころ」などヒット曲を生み出す一方で、女優としても活躍。日本を代表するアーティスト、ファッションリーダー、女優として高い支持を得ている。

加藤ミリヤ(かとう・みりや)プロフィール

1988年6月22日愛知県生まれ。2004年9月に「Never let go/夜空」でメジャデビュー。2009年には「Aitai」が180万DL、清水翔太とのコラボ曲「Love Forever」が280万DLを記録しデジタル時代のアイコンとなる。2012年には「コカ・コーラ ロンドンオリンピック キャンペーンソング」の「HEART BEAT」を現地ロンドンでパフォーマンス。さらに自身のファッションブランドKAWI JAMELE、ジュエリーブランドのMIRRORでもデザイナーを務め、ファッション界でも数多くのブームを発信。2011年からは小説家としても活躍しマルチな才能を発揮している。

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