モデルプレスのインタビューに応じた、元テラスハウスの“りなてぃ”こと住岡梨奈

元テラスハウス住岡梨奈、「初めての感覚だった」 変化と成長を語る モデルプレスインタビュー

2014.05.26 18:03

フジテレビ系「テラスハウス」の元レギュラーメンバーでシンガー・ソングライターの“りなてぃ”こと住岡梨奈が、心境の変化を明かした。

  
31日から公開の映画「一分間だけ」の主題歌を担当した住岡。今回、初の抜擢にあたって、台湾にて初の海外ライブも実施。モデルプレスでは現在の心境や今後の活動について住岡の素顔に迫った。

初抜擢の心境と意気込みは

― 実写版映画の主題歌に抜擢、おめでとうございます。始めてお話を聞いた時、どのように思いましたか?

住岡:おぉ!って思って、すぐに原作の小説を読み始めました。プレッシャーというよりかは、がんばろうっていう意気込みの方が大きかったですね。映画のエンドロールに流れるのってどんな感じだろうって思いました。

― レコーディングをするギリギリまで歌詞の微調整を行っていたそうですね。今回、歌詞に込めた思いを教えてください。

住岡:原作を読んで犬に対して思うことがあったり、人も犬も生きているけれど、いつかはそばにいられなくなってしまう…と命に対して考えたりもしていろんな想いをぐっとかみしめて書きました。もともと書いていただいた曲に仮歌が入っていたので、その歌詞をfixしながら書かせていただいて。映画だけじゃなく音楽でも伝わるように自分らしさも入れながら書きました。

テラスハウス出演時の思い出にも言及
― 自分らしさはどのように表現しましたか?

住岡:自分らしさはたぶん声で出ているので、歌詞に自分を出していこうっていうよりかは、映画とどれぐらいバランスよくできるかに気をつかいましたね。映画の曲でもあり、私の曲でもあるということで1人で立っていられる曲にしたいなぁと思っていたので。特にサビを聞いてほしいですね。

― すでに台湾では今回の主題歌「一分間だけ」をライブ演奏しましたね。お客さんからはダイレクトな反応が返ってきたと思いますが、いかがでしたか?

住岡:お客さんの反応が良すぎて、逆にびっくりしました(笑)知らない曲だから静かに聞いているかなって思ってステージに向かったんですけど、わぁー!という感じでお客さんがすごく盛り上がってくれて。あれ、ここ来たことあったっけ?みたいな感じで(笑)あまりにもノッてくれたからすごく気持ち良く歌わせてもらったし、初めての感覚だったなと思います。

― 初海外だったそうですが、いかがでしたか?

住岡:初めて行った海外が台湾でよかったです。お客さんがすごく盛り上がってくれて、「ありがとう」とか「さようなら」とか日本語をしゃべってくれたのがすごくうれしくて。私もまだまだがんばりたいなって思ったし、もっとファンを増やせていけたらなって思いますね。

話題となった「テラスハウス」出演を振り返り

― 「テラスハウス」を卒業して少し期間が経ちましたが、今改めて振り返ってみて、どのように感じていますか?

住岡:「テラスハウス」にいた時は私生活が見られていて、最初はわーって思いましたけど、この仕事をやっていると見られて嬉しいっていうことも多いですからね。だから見て知ってもらえたなら、じゃあ音楽も聞いてもらおうみたいな、そういう伝え方もあるんだなって知れましたね。今は何かをやって知られちゃう…というよりかは、知られていいことばかりですね。

― 今だから言えることってありますか?

住岡:自分は見られていた方がいきいきしているなって(笑)テラスハウスに住んでいた時は、もう少し髪型とかもちゃんとしていたよなぁとか、自分の裏側を改めて知ったなぁって思いますね。

― アーティストとしては、御自身の中に何か変化はありましたか?

住岡:人によって受け止め方はいろいろあるってすごく気づかされたんですけど、伝える側としてはそんなに変わりなくやっていますね。ライブでもお客さんの反応を直接見て、こうしたらこういう反応で返ってくるんだっていうのがわかって、じゃあ次はもっとこうしてみようって思っています。反応を見ながら、わかりやすく伝えていますね。

次々と活動の幅を広げていく、住岡梨奈
― テラスハウスに出演して、「伝える」「伝わる」ということに関して、良い面にも悪い部分にも直面したと思うのですが、現在はどのように捉えていますか?

住岡:歌に関しては自分の気持ちがそこにちゃんとあるから、もし自分の考えと伝わり方が違ったとしても、それはその人の感想ということでそんなに気にしていないですね。誤解して伝わるのが嫌だなっていうことはあるんですけど、今はもう勝手に解釈してくれってどうでもよく思う気持ちもあって。ただ最近、「調子が良すぎる」って私がつぶやいたことに対して、誰のことだ?ってファンの方から受け止められてしまったことがあって。私のことだよって思っていて(笑)。ライブのMCや、こうしたインタビューとかで話すことは誤解して伝わらないようにと気をつけています。

音楽を通した今後の活動に向けて

― 現在は、音楽を通してどんな想いを伝えていきたいですか?

住岡:もっと身近なことや大切なことに気づいてほしいなって思いますね。音楽を通して、たぶん自分の中の知らない部分を引き出されることってあると思うんですよね、例えば、あー今日の髪型がきまらない、1日最悪って思う時もあるけど、それってちっちゃくない?って。もっと広い世界を見てほしいなって思いますね。私も今回台湾に行って、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁってすごく思いました。私が音楽を通して投げかけたことに対して、何かひっかかるものがあればいいなと思います。

― 今後はどんな活動をしていきたいですか?

住岡:今回海外に行って1つ経験を積ませてもらったことで、自信がついたとまではいかないけれど、また違うところに行けるのかなっていう気持ちです。また海外に行きたいなっていう思いと、変わらずライブをして歌っていきたい気持ちがありますね。

― ファンの方に向けメッセージをお願いします。

住岡:音楽やラジオで、自分の声だって気づいてもらえることがすごく嬉しいです。これからも、この声に反応してもらえるような人を目指していこうと思います。

― ありがとうございました。

透明感あふれる澄んだ声で、自身の想いを語ってくれた住岡。初の香港ライブでは、多くの出会いを通して新鮮な刺激を受けた様子。「私はまだまだだ」と実感し、次のステップにつながるきっかけにもなったようだ。これから先、どんなストレートな言葉で、何を伝えてくれるのか。彼女が描く世界を見届けていきたい。(モデルプレス)

映画「一分間だけ」(5月31日公開)
■映画「一分間だけ」(5月31日公開)
原田マハのベストセラー小説を、台湾のトップスター、ピーター・ホー、チャン・チュンニン主演で映画化した日台合作映画。

出演:ピーター・ホー、チャン・チュンニン、池端レイナ、ディン・チュンチェン、ホアン・ペイジア
監督:チェン・フイリン
配給:ティ・ジョイ
公式サイト:http://rira-movie.jp

<ストーリー>
ファッション雑誌編集者のワンチェンは、彼女を献身的に支える恋人ハオジエと一緒にゴールデンレトリバーのリラを飼うことに。しかしワンチェンは仕事に夢中になる日々の中で、少しづつ生活のバランスが変化していく。言い争いやすれ違いが多くなり、ワンチェンの仕事にもトラブルが続く。次第に大切なものが見失われていく中で、リラが病に侵されてしまう……。

住岡梨奈(すみおかりな)プロフィール

1990年2月15日生まれ。北海道出身。高校生の頃からアコースティックギターを持ち、オリジナル曲を作詞・作曲。札幌市内のライブハウスを中心に活動を始める。2012年6月、シングル「feel you」(映画「るろうに剣心」新京都編 後編エンディング主題歌)でデビュー。2013年、今年度iTunes期待の新人「2013年new ARTISTS」に選出。同年7月からフジテレビ系の人気番組「テラスハウス」に出演し、番組をきっかけに生まれた曲の数々は多くの共感を生んだ。一度聴いたら忘れられない声と言われ、今注目のアーティストとして活躍の幅を広げる。
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