小森純、「何やってんの?」不安だった気持ちを告白 モデルプレスインタビュー

2013.10.01 18:51

モデルでタレントの小森純が、東京・渋谷にオープンさせた3ヶ月限定のカフェ「しぶや区」が9月30日最終日を迎えた。モデルプレスでは、3ヶ月間走り抜けた彼女にインタビューを行い、現在、そして騒動当時の心境に迫った。

  
― 3ヶ月間お疲れ様でした。最終日を無事迎えた今の心境を教えて下さい。

小森:早かったです。部活みたいにがむしゃらに駆け抜けました。最初の数日間は、お客さんも1日4、50人だったんですけど、1週目の後半から1日100人以上の方が来て下さって本当に嬉しかったです。

― 「しぶや区」をオープンすることに対して、ファンや周りの方の反応はいかがでしたか?

小森:ありがたいことに「頑張って」って声を1番多く頂きました。その反面、まだ自粛していた期間だったので「本当に店にいるの?」ってみんな半信半疑だったみたいで、そういう電話をいっぱいもらいました。

― 反響が大きかったんですね。ファンの方の声は、直接小森さんの元に届いていたんですか?

小森:はい!テレビや雑誌に出ていても、実際ユーザーの顔は見れないじゃないですか?その上で「感謝してます」「ありがとう」っていうのは、もしかして今まで言葉だけだったのかもしれないって思いました。ここで3ヶ月間過ごして、本当の意味での感謝を知ることができました。改めてファンの方のありがたみを感じることができたので、本当にやってよかったです。まだ終わりたくないって思います。

― 得るものが多かったんですね。

小森:本当に多かったです。私もスタッフも。みんなで完成させたお店でした。

― 充実した3ヶ月だったことが分かります。3ヶ月間を振り返ってみて、一番印象に残っていることは何ですか?

小森:8月のキッチンの暑さですかね(笑)。何度倒れると思ったか…。汗だくだけど、エアコンの温度を下げたら、フロアのお客さんが寒くなるから下げれない。なので、ある程度の温度を決めて、あとは覚悟!エナジードリンクをたくさん飲みました。倒れないようにって、差し入れでエナジードリンクを下さるお客さんも多かったです。全部飲みました。あと、お客さんもみんな「おいしかった」と言ってくれて、またリピートで来てくれる方もいて、本当にうれしかったです。

小森純、騒動を振り返る

― そうだったんですね。話しは変わって、7月末には8ヶ月ぶりにブログを再開しましたが、率直な心境を教えて下さい。

小森:初めはどうしていいのか、何を書いていいのか分からなかったです。お店のことを書いて宣伝って思われるのも嫌だったし。でも、結局お店しかやってないから、そのことで近況報告するしかなくて。ユーザーは「どうみてるんだろう?」って思っていたんですけど、温かいコメントをたくさん頂くことができて本当に嬉しかったです。

小森純
― 9月28日には「オールスター感謝祭」(TBS系)でテレビ復帰もされましたね。

小森:あの日は、本当にやばかったです。とにかく不安だったんです。「なんでお前今日来たの?」「何やってんの?」って言われるだろうって覚悟してTBSに向かいました。それに、TBSさんは8ヶ月ぶりだったんですよ。もう一生行かない場所だと思ってたんで、入る瞬間にすごいなってドキドキしたんですけど、仲いいスタッフさんが温かく迎え入れてくれたので本当に感謝です。

― 共演者の方の反応はどうでしたか?

小森:今田さんが「おかえり」って言って下さったのをきっかけに、他に何百人といた共演者の方、スタッフの方も「おかえり~」と拍手をしてくださいました。その瞬間不安で緊張もしてたけど、それを周りの出演者の方がほぐしてくれて、優しく受け入れてくれたので、感動して鳥肌が立ちました。私は、本当にここにいれることだけが嬉しかったんです。

― 隣に座っていた鈴木奈々さんとは何か会話をしましたか?

小森:「おかえりー」って大きな声で言ってくれました。実は鈴木奈々に教えてもらった番号押したら、偶然最下位になったんですよ(笑)。あれは狙ってるって思われているみたいですけど、本当に偶然で。でも、本当に出ることができてよかったです。

― 小森さんは、謝罪したことで集中的に非難されたと思うんですが、その点はどう考えていますか?

小森:確かにそうでした。あのとき苦しかったし、家にこもることしか出来なかったけど、人に迷惑をかけたことは事実なので、人として、まずは謝らなきゃいけないと思ったので、それで良かったと思っています。

― 身近な人たちの反応はどうだったんですか?

小森:「謝り損だ」「お前は謝ることによってバカ見た」ってずっと言われてました。でも、私はそうは思えないし、それが人としての筋だと今でも思っています。

― そんな中、オープンさせた「しぶや区」にはどんな想いが込められていたんですか?

小森:私は、オープンしてからメニュー開発、料理の味付け、値段設定、買い出しから仕込みと、もちろん毎日のオープンからクローズまで厨房メインにお店に立ち、1日も欠かさず3か月走り抜けました。そんな「しぶや区」の利益のほとんどは「財団法人エイズ予防財団」に寄付します。もちろん私はお給料をもらっていません。誰かの助けになることをしたいと思って始めたし、それがあんなことをした私を受け入れてくれる方への少しでも恩返しになればと思っています。ファンの方や家族に、ちゃんと恩返しできる人間になりたいと思っています。

― 小森さんの真摯な想いが伝わってきます。では、最後に待っていたファンの方へメッセージをお願いします。

小森:お調子者でドジでバカなんです、私って。でも、そんな人間を好きって言ってくれる人がいるんだなって、この世界は本当に温かいんだなって思わせてくれるのがファンの方です。なので今でも、そういう人たちを裏切った自分が許せないです。でも、ファンの方の温かい声が原動力になるし支えになっています。この恩は、絶対に一生忘れません。いい夏でした!

― ありがとうございました。

充実した表情でインタビューに応えた小森。ファンへの想いを語る際には、涙を流す場面もあった。丁寧に言葉を選びながら、本音を語ってくれた彼女の言葉に嘘はなかった。「しぶや区」最終日には、過去最高の165人を集客。3か月で約1万人が訪れた。小森を心待ちにしていたファンの多さと人気を改めて証明した。(モデルプレス)

小森純と「しぶや区」スタッフ
小森純(こもりじゅん)プロフィール
生年月日:1985年11月22日
出身地:神奈川県
星座:さそり座
血液型:A型
身長:159cm
趣味:料理
特技:料理

17歳からモデルをスタート。現在は雑誌「EDGE STYLE」のモデルとして活動。ファッションやメイクのみならず、恋愛感やギャル人生についての自由奔放なぶっちゃけトークが注目され、バラエティ-番組でも活躍。2011年7月、元モデルでアパレルブランド経営者の今井諒と入籍した。趣味の料理を活かして、料理本も2冊発売している。

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