LGBTQ発信のライバー・とーま、ドン底からLINE LIVE年間グランプリへ 飛躍の裏にあったものとは?<インタビュー>
2021.01.30 10:30
昨年12月に開催された「LINE LIVE Presents LIVER AWARD 2020」で、見事グランプリを獲得し、1年を通して最も活躍したLINEライバーに輝いたとーま。コロナ禍のどん底から這い上がり、涙をこらえながらの受賞となったとーまに、喜びの心境やライブ配信の魅力を聞いた。
目次
2020年 No.1 LINEライバーが決定
自分らしく、楽しく、一生懸命に活躍しているライバー(ライブ配信者)を表彰する「LINE LIVE Presents LIVER AWARD」。No.1LINEライバーの座をかけた「FINAL STAGE」が開催され、ファイナリスト28名で配信バトルを開催。熱戦が繰り広げられる中、自身がゲイというアイデンティティを活かしながら、高い会話力とパフォーマンスで多くのファンの心を掴んだとーまが、暫定1位から順位を落とすことなくグランプリに輝き、2位に石田萌依、3位にひかるTVが選出された。
グランプリ受賞 とーまへインタビュー
― 「LIVER AWARD 2020」グランプリおめでとうございます!まずは受賞したときの心境からお聞かせください。とーま:グランプリを目標に掲げて配信していたので、本当に嬉しかったです!自分のリスナーさん最強だなって気持ちになりましたね。実はアワードの1週間前に、色々と悩んでしまうことがあって、数日間配信をお休みしてしまい…。ファイナルステージ直前にブレーキをかけてしまった経緯がありました。でも、イベント当日はリスナーさん達の団結力がひしひしと伝わってきて、今までみんなを信じてよかったという気持ちでいっぱいでしたね。
― FINALSTAGEはどんな45分間でしたか?終了間際は目に涙が溢れていましたが…。
とーま:今回は泣かないって決めていたので必死にこらえていました。いつもイベント最終日は大泣きしちゃうので(笑)。後半は1年間を色々思い出して感極まっていたところに、実は玄関のチャイムが鳴っていたので、どうしようと焦りもあって、テンションはぐちゃぐちゃ(笑)。最後まで笑顔でいれたのは初めてだったので、それはすごくよかったです。だけど、グランプリが決まった時は、やっぱり泣いちゃいました(笑)。
― 2020年、ライバーとして振り返ると?
とーま:昨年はLINE LIVEでたくさんのライバーさんとコラボしたことが楽しかったですね!コロナ以前からやってたんですけど、ステイホーム中もリスナーさんたちが暇にならないようにと、仲良しのライバーさんと集まってコラボ配信をしていました。24時間配信リレーとか、飲み配信とか。ひたすら自分たちが飲みながらしゃべるのを配信するんですが(笑)、それがすごく楽しかったなぁ。動画配信と自分のお店(※飲食店を経営)にも力を入れているんですけど、2020年はLINE LIVEでの配信も自分の中でかなり大きくなり、おかげで充実した1年間でした。
― ライブ配信の魅力はどんな部分に感じていますか?
とーま:何より、リアルタイムの反響ですよね!1番最初に始めたときは、投げてくれる「応援アイテム(※1)」って何なんだろうって不思議でした。でもギフトアクション(贈られたギフトに1つ1つリアクションすること)に喜んでくれて、毎回リアルタイムでリスナーさんとつながれることが1番の魅力だと思います。
※1:ライブ配信中に、 LIVEコインやLINEコインを使用して配信者に贈ることができる有料アイテム(ギフティング)
どん底から救ってくれたリスナーの存在
とーま:実は去年、コロナの影響が飲み屋さんに直撃して、気持ち的にはドン底でした。動画もライブ配信もできないほど落ち込んでしまい、やめることまで考えちゃって…。だけど今まで応援してくれていたリスナーさんに対して失礼だなと思って、抱えていた気持ちをライブ配信で吐き出したことがあったんです。今思い出しても泣きそうなんですが、温かいコメントや応援アイテム、アーカイブを見た方からDMでたくさんの励ましをいただきました。その一瞬だけじゃなく、定期的に!気にかけてくれる、待っていてくれる存在は自分にとって本当に救いになりましたね。たぶんLINE LIVEをしてなかったら、いまこんな風に元気にいられたかどうか分かりません。― とーまさんにとってなくてはならないものになっているんですね。
とーま:そうですね。動画でもあり、日記でもあり。くさい言い方になっちゃいますが、1回、1回の配信が宝モノになっています。ファンの方と「1日1回笑いましょう!」という思いがあって、ポジティブな時間を共有できる大切な時間になっています。
自分を活かせる場所が“ライブ配信”だった
― ライブ配信では歌を披露されることも多いですよね。とーま:歌ライバーとは思ってないんですが、言葉で伝えるのが苦手なので、歌で自分の気持ちを伝えるというのはあるかもしれません。でも楽しいおしゃべりも大好きなので、歌ったりしゃべったり色々しています。ライブ配信は一方通行じゃないところがいいですよね。自分は芸人さんのようにひたすらおもしろい話はできないけれど(笑)、話を広げることならできる!それはお店で培われた部分でもあり、運よく自分を活かせる場所だったのかなと思います。人が大好きなので、LINE LIVEで配信をやっていて大変だなって思うことはなかったですね。
― 配信を見てくれているファンはどんな存在ですか?
とーま:ファミリーみたいな感覚ですね!1回配信に来てくれた人はだいたい分かるので、99%くらいは把握してると思います。名前やファンマーク(絵文字)が変わっても気づきますね。自分のファンマークであるパンダをつけてくれたらやっぱり嬉しいし、「パンダつけてくれてありがとう!」ってすぐ伝えてます。
― 今では“ライバーになりたい”という人も多く、注目の職業に。ライバーで生きるために必要なことや、アドバイスはありますか?
とーま:いろんな人達がいるので、配信を見てもらえる時間帯ってリスナーさんによって様々だと思うんです。だから、まずはいろんな時間帯で配信することが大切かなと思います。リスナーさんが自分の時間を削ってまで配信に来てくれるってすごいことですよね。そんな風になったら、どんどんライバーさんが育っていくと思います!
― 副賞として、春からはニッポン放送のラジオ番組に1年間レギュラー出演が決定。2021年、ライバーとしての目標を教えて下さい。
とーま:2021年もとにかく楽しみたい!自分が楽しければ、周囲も楽しんでくれるかなって考えなので。ラジオ番組は以前1クールだけやらせていただいたことがあったのですが、あっという間ですごい楽しかった思い出があります。LGBTQの発信もしているのでそこにも触れつつ、お悩み相談とかもやってみたいですね!お店でも結構ズバッと言っちゃうタイプ。「で、どうしたいの?答えは決まってんでしょ?」って(笑)。ずっと飲み屋さんをやっていて、老若男女、幅広い人たちの話を聞いてきたので、すべて自分の身になっています。今からラジオMCが楽しみです!
― ありがとうございました。
2位:石田萌依 受賞コメント
惜しくも2位となった石田萌依からもコメントが到着。LINE LIVEのオーディションで雑誌「LARME」の読者モデルを勝ち取るなど、ライブ配信をきっかけに活動の幅を広げている。― 「LIVER AWARD 2020」の感想を教えて下さい。
石田:イベントが始まり数分で数百万ptになってた方が沢山いて驚きました。2位になれて1年間リスナーさん達と頑張ってきたのが目に見える形になりとても嬉しかったし感動しました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
― ライブ配信の魅力、楽しいところは?
石田:まずなによりファンの方達との距離が近いです!リアルタイムでファンの方とお話出来てリクエスト、例えば「〇〇歌って!」や「〇〇描いて!」などにも気軽に答えることが出来ることが最大の魅力だと思います。初めて私の配信に来てくれた方とお話して、また次の配信に来てくれるようになって…と、常連さんになって貰えるととっても嬉しいです。やっぱりライブ配信って楽しいなって思います!
― 応援してくれているリスナーさんへメッセージをお願いします。
皆さんの応援のおかげでAWARD2位になることが出来ました!本当にありがとうございます。最近私はアイドル miaoでの活動が決定しました。そちらでも沢山頑張っていくのでこれからも応援よろしくお願いします!
3位:ひかるTV 受賞コメント
数々のオーディションイベントで優勝をさらう人気ライバーの「ひかるTV」。暫定7位からファイナルステージで追い上げ、見事3位を勝ち取った。― 「LIVER AWARD 2020」の感想を教えて下さい。
ひかる:1年間の集大成ともいえるイベントで注目度も凄かったので緊張してました(笑)。残念なのはリモートでの開催だったこと。たくさんのライバーさんと同じ空間でやれたらもっともっと盛り上がったと思います!
― ライブ配信の魅力、楽しいところは?
ひかる:リアルを楽しめる。これに尽きると思います!動画のように編集されて完成された物じゃなくリアルタイムの姿が見れる。そして自分のコメントや応援が反映されていく。これは病みつきになります。LINE LIVEは、LINEという誰もが知っていて使っているツールという安心感があり、見逃した配信をアーカイブで見れるのが魅力です。そしてライバー、リスナー全てのモラルが高いので配信を見てるだけで楽しい気持ち、温かい気持ちになれます!
― 応援してくれているリスナーさんへメッセージをお願いします。
ひかる:いつもこんな僕に付き合って応援してくれてありがとう!みんなのお陰でたくさんのことを経験させてもらいました。今年はさらに活かしてみんなが喜んでくれる新しい道を切り開いていくのでついてきてね!
LINE LIVEに「マッチライブ」機能が新登場!
国内最大級のライブ配信サービス「LINE LIVE」では、何気ない日常トークをはじめ、音楽や歌などのパフォーマンスや声だけによる配信など、誰もが気軽にリアルタイムでライブ配信を楽しめる。新しく追加された「マッチライブ」は、配信中にライバー同士が対戦できる機能。LINE LIVEではライバーたちの配信が盛り上がる機能が今後も続々とリリース予定だ。
2021年もライブ配信に熱視線
コロナ禍によってうおうち時間が増加し、ライブ配信業界が盛り上がりを見せた2020年。夢を追いかけたり、ライブ配信で生計を立てたり、今や憧れの職業となったライバーたち。その日その時でしか楽しめないコンテンツが溢れ、リアルタイムで繋がれる場所は、2021年も多くのドラマが生まれそうだ。(modelpress編集部)[PR]提供元:LINE株式会社
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