ゴールデン・グローブ賞、黒ドレスでセクハラに抗議 エマ・ワトソン、ケンダル・ジェンナーら集結
2018.01.08 15:00
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「第75回ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)」授賞式が7日、米ロサンゼルスにて開催。セクハラへの抗議の意志を示すため、多くの女優たちが黒ドレスで集結した。
ゴールデン・グローブ賞が黒に染まる
例年、レッドカーペット・授賞式では女優たちの華やかなドレスにも注目が寄せられるが、今年は黒一色に染まった。昨年、ハリウッドでセクハラ問題が相次いで発覚し、大きな社会問題に。授賞式前、女優たちの間ではInstagramで「#WhyWeWearBlack(私たちが黒を着る理由)」のハッシュタグとともに、セクハラに抗議する意志を伝える投稿が広がっていた。
また、1日にはハリウッドで活躍する女優、脚本家など300人以上がセクハラ被害者を支援する運動「Time’s Up(終わりにしよう)」に賛同を表明しており、授賞式での黒ドレスの着用を呼びかけていた。
エマ・ストーン、エマ・ワトソン、ケンダル・ジェンナーも黒ドレス
「ラ・ラ・ランド」で注目を集めたエマ・ストーンもこの運動に賛同しており、美しいデコルテがあらわなワンショルダーの黒ドレスで登場。エマ・ワトソンは透けた胸元と美脚がのぞく深いスリットがセクシーなドレスを着用。授賞式では「ハリー・ポッター」シリーズでセドリック役を演じたロバート・パティンソンとともにプレゼンターを務めた。
ケンダル・ジェンナーは胸元大胆なロングトレーンのドレスで一際存在感を放っていた。
オプラ・ウィンフリーのスピーチにスタンディングオベーション
女優陣だけでなく、多くの男性俳優も「Time’s Up」のメッセージが書かれたピンバッチを着用して授賞式に出席。アフリカ系アメリカ人女性として初めてセシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「Time’s Up」などのキーワードを使って、「長い間女性が声を上げても届かずにいた。もう終わりにしましょう!」と、女性の人権平等を訴える力強いスピーチを行い、会場ではスタンディングオベーションが巻き起こり、感動の拍手に包まれた。
ゴールデングローブ賞
「ゴールデン・グローブ賞」は、”映画”と”テレビ”の2大映像エンタテインメントを対象とする賞。1944年、ハリウッド外国人記者協会が、前年に発表された映画・テレビ番組の中から優れた作品を表彰する場として設立した歴史と伝統のあるアワード。映画・ドラマ界のセレブリティが一堂に会しテーブルを囲むパーティー形式で行われる事から、“パーティー・オブ・ザ・イヤー”とも称されている。世界160カ国以上で放送されており、アカデミー賞の前哨戦としても注目を集めている。(modelpress編集部)
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