クロエ・グレース・モレッツ、19歳にしてトップ女優へ導いた、ストイック過ぎるプロ意識とは

ハリウッド女優として長く活躍する彼女だが、今なお撮影では毎日のように現場に足を運び、毎回の新しいシーンの演技を心から楽しんでいるそうだ。そんな彼女の初心を忘れないプロ意識に、現場の共演者・スタッフは、次々と尊敬の念を抱いているというエピソードを明かした。

クロエの才能を絶賛

本作でメガホンをとったJ・ブレイクンソン監督は、「あの若さにして相当な経験を積んできている彼女は、感情表現もセリフの言い回しも素晴らしいんだ。撮影が進むにつれ、僕にはクロエとキャシーが同一人物のように見えていたよ」と女優クロエの才能を絶賛。さらに「クロエは役に心ごとハマっている。毎日のように現場に来て、新しいシーン撮影の度に“キャシーならどうするか？”を完璧に理解しようとするんだ」と、クロエが徹底して役作りを行っていることを明かした。

同世代ニック・ロビンソン「彼女はプロフェショナルな女優だ」

クロエと同世代で、映画「ジュラシック・ワールド」（2015年公開）の出演で一躍注目俳優となったニック・ロビンソンも、本作でクロエとの共演に「最高だったよ！」とコメント。「クロエと会った瞬間、彼女が19歳だと忘れてしまうほど才能溢れる女優だった」と明かし、「クロエは多くの経験を積んでいるプロフェッショナルな女優だ。僕は撮影の間、彼女から学べることをとにかく学ぼうと必死だった。実際に多くを学ばせてもらったよ」と、役者としての才能、姿勢を一つでも多く勉強しようとしていたと告白した。

撮影現場の裏側を告白

クロエ演じる主人公キャシーを救う“謎のイケメン”エヴァンを演じ、数多くのシーンで共演したアレックス・ローは「森の中をクロエが走り回るシーン撮影がとても印象に残っている」と語る。

「クロエが走っている途中、僕は彼女を助けるためにラグビーのタックルさながらに突進して抱きかかえるシーンがあったんだ。タイミングを完璧に合せなきゃとても危険だから、最初はスタントを相手にやる予定だった。でもクロエは『いいえ、自分でやるわ』って言ったんだ。クロエの演技への姿勢には驚いたよ」と、ストイックな一面をうかがわせるエピソードを明かした。

19歳の“ベテラン女優”でありながら決して手を抜かず、ストイックな姿勢と演技の才能を見せるクロエ。監督・共演者も絶賛する彼女から、今後も目が離せない。（modelpress編集部）

フィフス・ウェイブあらすじ

ある日突然、圧倒的知能を持つ生命体「アザーズ」により4度にわたる攻撃を受け、人類の99％が死滅。ほぼ壊滅状態となった現代の地球で、生き残った女子高生のキャシー（クロエ・グレース・モレッツ）は、離ればなれになってしまった弟を救うため、たった一人、子供たちが拉致された基地へと向かう。いつまた来るかわからない襲撃の恐怖と、人間に紛れ込んだ「アザーズ」により、誰が敵なのか味方なのか分からない末期的な状況の中、旅の途中でキャシーはある男性に命を助けられる。キャシーは彼に惹かれながらも、心から信頼できないまま、ともに基地へ向かう。彼女は致命的となる第５の波“フィフス・ウェイブ”を止めることができるのか？そして「アザーズ」を見抜くことができるのか？