テイラー・スウィフト、念願のグラミー受賞となるのか　話題となった昨年の勘違い騒動・日本での人気を振り返る

カントリー・ミュージックをベースとした楽曲制作に取り組み、様々な賞を受賞しカントリー界の地位を築き上げてきたテイラー。これまでグラミー賞は7度、そしてグラミー賞史上最年少で最優秀アルバム部門を受賞。また、音楽史においては、アルバムの初週売り上げを2012年の「レッド」、2010年の「スピーク・ナウ」と2枚連続で100万枚売り上げた唯一の女性アーティストという歴史を作ったが、最新アルバム「1989」の初週売り上げもアメリカで128万7000枚を記録、2002年以来最大の週間アルバム売り上げに。2015年に入っても勢い止まらず、ついに全米通算10週1位を獲得した。

「1989」はテイラー自身初となるポップ・アルバムに挑戦。リードシングルとしてリリースされた「シェイク・イット・オフ～気にしてなんかいられないっ！！」は、「第57回グラミー賞」で年間最優秀レコードと年間最優秀楽曲、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンスの主要部門2部門を含む合計3部門にノミネートされている。

昨年の「第56回グラミー賞」では、「レッド」で年間最優秀アルバム部門など4部門にノミネートされていた。結果はダフト・パンクの「Random Access Memories」が獲得したのだが、カメラは受賞者が発表される直前、まるで自分が賞を得たかのように喜ぶテイラーの表情をキャッチ。テイラーとダフト・パンクともにノミネート作品のタイトル頭文字が「R」ということで、ほんの一瞬、自分が賞を獲得したと勘違いしてしまったことが話題となった。

また、「All Too Well」をピアノ弾き語りでパフォーマンスしたが、今年はパフォーマンスを行わないことを発表。Tumblrにて「今、私の生活の全ては1989世界ツアーの計画でいっぱいで没頭しているので、今年のグラミーではパフォーマンスをしません。今はツアーだけに専念する時間が必要なの」と理由を説明。それ故に、今年はテイラーの喜ぶ姿が見たいと世界中のファンが注目している。

日本での人気も爆発

テイラーの人気は日本でも爆発し、“テイラー女子”という造語が生まれるほど、テイラーのファッションを真似たファンが急増。赤リップにボーダートップス×デニムや、ガーリーなワンピースなどのグッド・ガールなコーディネートのテイラー女子。雑誌などでも特集が組まれるほど、2014年は若い女性を中心に憧れの的となった。

2012年10月にスタートしたフジテレビ系の人気リアリティ番組「テラスハウス」のオープニングテーマに「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりはしない」が起用され、テイラーの楽曲が身近な存在に。2013年よりスタートした世界ヒットツアー「ザ・レッド・ツアー」は、2014年6月に日本でも開催されたが、チケットは即日完売。今後は、2015年にニューアルバム「1989」を引っさげたワールド・ツアー「ザ・1989・ワールド・ツアー」を行うことを発表。記念すべき幕開けを2015年5月5日・6日に東京ドームで行うことが決定している。

テイラー女子は衣装にも注目している今年のグラミー賞。テイラーにとって、リベンジとなるのか。なお、「生中継！第57回グラミー賞授賞式」は、日本時間2月9日（月）午前9時からWOWOWプライムにて生放送（同時通訳）される。（modelpress編集部）