14歳の不倫、祖父から日本刀、母の前でタイマン…モデル一井悠理が衝撃体験を告白 モデルプレスインタビュー
2014.04.05 22:00
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モデルの一井悠理(いちのい・ゆり)が、14歳の頃の壮絶な体験を語った。
「ヤカラブ」とは
一井は、3月1日に発売された書籍「ヤカラブ」に参加。同書は、不良女子、ギャル向けのファッション誌「SOUL SISTER」で連載され、絶大な支持を集めた読者モデル4人による悲恋の経験をベースに、連載時より大幅に加筆されたリアルな恋愛小説。本書の中では、一井が14歳で経験した不倫について赤裸々に綴られている。モデルプレスは今回、書籍の発売を迎えた一井にインタビューを行い、中学生で経験した壮絶な過去を語ってもらった。
14歳での不倫
― 発売おめでとうございます。今の心境を教えて下さい。一井:まさかって感じです。読んだ方から「自分の思っている悩みが、すごく小さく思えました」って言葉を頂いたりもしたので、とても有難いです。 幅広い年代の方に読んで頂いて、「こういう恋愛をしてきたんだよ」ってことを伝えられたらいいですね。たぶん衝撃を受けると思います。
― それほど濃い内容になっているんですね。
一井:やっぱり14歳で不倫っていうのは、普通からしたら予想もできないことだと思うんです。最初は不倫と知らず、結果的にそうなってしまったんですけど、私は実際にそういう経験をしたので、そのまま語った感じですね。
― そのお相手はどんな方なんですか?
一井:18歳の暴走族の総長なんですけど、はじめは清潔感が無くて、ヨレヨレのTシャツを着てて、ただのクソオヤジだと思っていました。でも集会で初めてキマってる姿を見た時、単車のケツに乗った時、全く違って見えたんですね。なんて言うんでしょう…彼に吸い込まれていった感じです。あまりにもギャップがありすぎて。
― その彼には奥さん、そしてお子さんがいることを知った時、それでも彼への想いは変わらなかったんですか?
一井:最初で最後の恋だと思ってたぐらい、すごく好きだったんです。彼のためならなんでもするって気持ちでした…。相手の家族の風景を目撃したんですけど、その瞬間は、まるで夢を見てる感じで、すごく切なかったですね。私も人間なので、これ以上深入りするのは良くないと思ったりもしましたが、それでもやっぱり、諦め切れなかったですね。
― 複雑な想いを抱えていたんですね。
一井:そうですね。寂しさと悔しさと、あと怒りも入ってました。好きって気持ちだけは、絶対負けたくないと思ってましたね。本の中で、直接奥さんと会うシーンがあるんですけど、あれは本当にエグかったです。
― この恋愛について、今振り返ってみるとどのように感じますか?
一井:この恋愛のおかげで今の自分があると思います。彼との恋愛が終わってから、色んな出会いがあったんですけど、誰かを心から好きになることはなかったですね。ずっと引きずっていました。
― 今でも胸に強く残っているのですか?
一井:そうですね。なので、ちょっとしたことではひるまないです。かなり強くなりましたよ。
母の前でタイマン、祖父の日本刀
― このお話が14歳の頃ということですが、当時はどんな中学生だったんですか?一井:結構グレちゃっていました。「あの先輩カッコイイよね」なんて語り合う青春時代に憧れもありましたけど、私はヤンキーと言いますか、普通の14歳ではありえないぐらい暴れていたんで。
― お話できるエピソードがあれば、教えてください。
一井:自分の親友に彼氏がいたんですね。でもその彼氏が私のことを気になりだしたみたいで、親友がすごくヤキモチを焼いたんです。だんだんと仲が険悪になってきて、もうこの子とつるんでても、意味が無いと感じたので、縁を切ろうと思いました。当時、縁を切るにはタイマンで喧嘩をするしかなかったんです。
― その親友さんとタイマンを張ったんですか?
一井:そうですね。まず、向こうから呼び出しがあったんです。タイマンする場所に行ってみると、100人を超えるギャラリーが集まってて、すごい声を張っていました。そしてその親友は、友達を連れて来てたんですよ。だから2対1ですよね。しかも、その友達から殴ってきたんです。それにはもうプッチンきちゃって、その子を一回強く蹴って、親友に「おまえと喧嘩しにきたから!」って啖呵切ったんです。そしたら囲んでいたギャラリーが「やべーはじまった!」「わー!」って叫びだして、自転車とかがバンバン飛んできたりして。その中から、「あんた手を出したらあかんけんね!」って声がして、振り返ると母親がいたんです。
― お母さんが?
一井:尾行していたみたいです。殴られてる姿を見せたくなかったんですけど、 親が言った言葉はちょっと守りたかったんで、されるがままにやられました。 もう頬とか折れてましたね。1時間ぐらいしたら、母親が「もういいでしょ」って出てきて終わりました。その時、「よく我慢したね」って強く手を握ってくれて。でも、母親の指輪がめっちゃ硬くて痛かったです(笑)。
― 想像を絶しますね…。どんなご家庭だったんですか?
一井:家全体で厳しかったですね。初めて足のムダ毛を剃っただけで殴られました。あと、おじいちゃんに殺されかけたことがあるんです。
― お祖父ちゃんにですか?
一井:私があまりにもグレていたので、怒ったおじいちゃんが、片手にナタ、もう片手に日本刀を握りしめて目の前にきたんですよ。もう本当に怖くて、おじいちゃんの足を蹴って、その場から逃げたんですけど…マジで殺されるかと思いました。
― 本当に壮絶ですね…。
夢は大統領?
― 今はどんな活動をしているんですか?一井:雑誌などのモデルをしたり、ラウンドガールやったり、全身に刺青が入っているので、アートモデル をやったりしています。
― 今後の目標を教えてください。
一井:今年、京都の芸能神社にいったんですね。そこの絵馬に「世界の大統領」って書きました。私アダ名が大統領なので、もし自分が大統領になったら、世の中をこうしていきたいって妄想をしたりしてます。
― そうなんですか!世の中をどんな風に変えていきたいんですか?
一井:今一番変えたいのは、脱法ハーブについての問題ですね。これを絶対禁止にします。そういった私が感じるおかしい点をどんどん変えていきたいですね。友達からは「お前が大統領になると世界は破滅する」ってバッシングを受けますけど(笑)。
― そんな一井さんが考える“夢をかなえる秘訣”とは何でしょうか?
一井:夢を持っていること自体が凄いと思います。夢がない人もたくさんいるわけじゃないですか。だからその夢を大切にして、突っ走ればいいと思います。
― ありがとうございました。
壮絶な経験とは裏腹に、おっとりとした優しい語り口調が印象的だった。実は書道の師範でもある一井、インタビュー中は、こちらの予想もできない返答に驚かされるばかりだったが、強烈に人を引きつける、そんな存在感を放っていた。
重版も决定
書籍「ヤカラブ」は、一井の他、ほずみ(※「ほずにゃむ」から改名)、みぽち、立花亜野芽ら4人の物語を収録。自ら肌に刻んだ相手の名前、家出、 DV、中絶、クラブで男狩り、暴走族リーダーとの恋愛など、愛に生きた彼女たちの、壮絶なラブストーリーが綴られている。発売後、10代20代の女性を中心に、「共感しました」「涙が止まらなかった」など、たちまち大きな反響を呼び、売り切れが続出。重版も决定した。ディープな世界を覗き見る感覚、そして純愛が故に傷ついていく彼女たちのリアルな姿が、若者の心を突き刺してやまないのだろう。(モデルプレス)
■一井悠理(いちのい・ゆり)プロフィール
生年月日:1986年12月12日生まれ。
身長:157cm
血液型:O型
出身地:熊本県
特技:書道
学生時代に福岡を中心にTV、CMなど芸能活動を経験。その後、悪羅悪羅(オラオラ)系・姐ギャル雑誌「SOUL SISTER」でモデルを務めた。現在はモデルやラウンドガールなど活動中。
【Not Sponsored 記事】
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