母と突然の別れ、5人兄弟での生活…… 「ありのままの自分でいい」 キャバ嬢・いのが“頑張りすぎない”と決めた理由
2026.03.19 18:00
キャバクラ「Club蓮 上野」で一際異彩を放つキャスト・いの。18歳で夜の世界に飛び込み、現在はTikTokなどのSNSでも高い注目を集める彼女だが、その素顔は驚くほど自然体だ。小学3年生での母との突然の別れ、兄弟だけでの生活という壮絶な過去を経験しながらも、彼女はなぜ輝き続けられるのか。葛藤の末に辿り着いた「ストレスフリー」な働き方と、夢を叶える秘訣に迫った。【インタビュー全2回の1回目】
「好きな自分で働きたい」18歳、居酒屋からキャバ嬢へ
― まず、このお仕事を始めたきっかけを教えてください。いの:一番の理由は、髪色やネイル、メイクも含めて「自分が好きな自分のままで働きたかったから」です。以前は居酒屋でアルバイトをしていたので、接客業への不安はそれほどありませんでしたが、初めての体験入店は想像以上に楽しく、自然体で臨むことができました。
― 実際に働いてみて、心境の変化はありましたか?
いの:この世界は単に“会話ができる”だけでは足りないとすぐに気づきました。空気を読むことや、相手の言葉から感情を汲み取ること、そして何より自分自身の在り方を整えることの大切さを学びました。「好きな自分でいる」というのは、単なるわがままではなく、自分を信じること。そう思えるようになってから、仕事にまっすぐ向き合えるようになりました。
「絶対に売らせる」店長との出会いと、SNSでのセルフプロデュース
― 現在のお店に在籍して7ヶ月とのことですが、居心地はいかがですか?いの:店長が「絶対に売らせるから」と言ってくれたことが心強かったですし、何よりキャスト同士の関係性が素晴らしいんです。お互いにリスペクトを持てる女の子ばかりで、誰かの真似をするのではなく、それぞれが自分の「色」を大切にしています。
― 競い合うというよりは、高め合える環境なのですね。
いの:はい。ギスギスした感じが全くなくて、スタッフさんも親戚のように温かく支えてくれます。個性が尊重される環境だからこそ、自然と刺激をもらえますし「自分ももっと磨こう」と思える。今の私にとって、このお店は大きな支えになっています。
― いのさんはSNS、特にTikTokでも大きな反響を呼んでいますよね。
いの:予想以上の反応をいただいています。お店のアカウントだけでなく、個人のTikTokを見て「見つけたから会いに来たよ」と言ってくださるお客様が増えたので、自分をどう見せるかというセルフプロデュースの重要性を日々実感しています。
小学3年生で母との突然の別れ…空白の時間を救ったのは「ダンス」
― これまでの人生で、特に辛かった経験や挫折についてお聞かせいただけますか?いの:私の家は両親が離婚しているのですが、小学3年生の時、学校から帰ってきたら突然お母さんが家からいなくなっていたんです。それからしばらく、5人の兄弟だけで生活しなければならない時期がありました。当時はまだ幼かったですし、精神的に本当に辛くて、ずっと寂しさを抱えていました。
― それは過酷な状況ですね…。どうやって乗り越えたのですか?
いの:小学5年生の時に友達に誘われた「ダンス」が、私の救いになりました。音楽に合わせて踊っている時だけは心が軽くなって、寂しさを忘れることができたんです。努力した分だけできるようになること、積み重ねが自信に変わることをダンスが教えてくれました。その時の経験があるからこそ、「見てくれる人は必ず見てくれている」と、今の仕事も前向きに捉えられています。
「頑張らなくていい」というアドバイスが変えたマインド
― キャリアの中で、考え方が大きく変わったきっかけはありますか?いの:店長に言われた「頑張らなくていいよ」という言葉です。私は元々、意気込みすぎると空回りしてしまうタイプで……。でも店長が「自分らしく、自分に合うお客様とやりなさい」と言ってくれたことで、すごく気持ちが楽になりました。
― SNSだと、どうしても周りと比べてしまうこともありますよね。
いの:そうなんです。以前は周りと比べて自信をなくすこともありましたが、今は比べる相手を他人ではなく「過去の自分」にするよう意識しています。今の私にとってのモットーは「余裕は美しさ」。必死になるよりも、自分らしく自然体でいるほうが、結果的にお客様にも魅力が伝わると確信しています。
いのの夢を叶える秘訣
― 最後に、夢を追いかけている読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。いの:私にとっての秘訣は、「自分との約束を守り続けること」です。
― 自分との約束、具体的にはどのような内容でしょうか?
いの:私の場合は、あえて「頑張りすぎないこと」を約束にしています。頑張らなきゃと力を入れすぎると、自分らしさや心の余裕がなくなってしまう。だから、背伸びをせず、自分の心が整っている状態を何より大切にしています。自分に合うスタイルを信じて、自然体で進んでいけば、きっと道は開けるはずです。
― ありがとうございました。突然母親が姿を消し、兄弟だけで過ごした孤独な日々をダンスが救ってくれたいの。「頑張らなくていい」という店長の言葉を糧に、ありのままの自分を肯定する強さを手に入れた彼女。その飾らない自然体な魅力と、逆境を跳ね除けてきた芯の強さこそが、上野の地で多くの人々を惹きつける最大の武器なのだろう。(modelpress編集部)
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