モデルプレスのインタビューに応じたねおまる「POSEIDON CLUB SHINJUKU」(C)モデルプレス

“体験入店3日目でNo.1”人気キャバ嬢・ねおまる、21歳で卵巣癌に 歩行困難・脱毛…「このまま死んだらもったいない」壮絶闘病生活で変化したこと【モデルプレスインタビュー】

2025.06.09 20:00

4月に「ベネグループ」の人気店「VENET TOKYO ROPPONGI」(以下「ベネ東京 六本木」)から、有名キャストが多数揃うトップクラスの高級店「POSEIDON CLUB SHINJUKU」(以下「ポセイドン新宿」)に移籍し、メディアプロデューサーに就任した「ねお(ねおまる)」にインタビュー。壮絶な闘病生活を乗り越えた過去とは。キャバクラ嬢に復活するまでの道のりに迫った。【インタビュー全2回の1回目】

ねおまる、体験入店3日目でNo.1に

「POSEIDON CLUB SHINJUKU」ねおまるInstagramより
― まずキャバクラを始めたきっかけを教えてください。

ねおまる:高校の友達が大学生になってキャバクラを始めて、私は元々夜職に偏見があるタイプだったので、友達にもすごく反対していました。時給1000円くらいのアルバイトをしているような普通の大学生だったので「キャバクラなんて絶対にやらない」と思っていて…。でもその子に「友達を紹介して10日間体験入店をしたら10万円もらえるキャンペーンをやっているからやらない?」と誘われて、それだけだったらお互い10万もらえるしいいかなと思って体験入店することになりました。そうしたら入って3日目でNo.1になってしまって、社長に「来月グループレースがあるからそれだけ出てほしい」と言われて押しに負けました(笑)。

― グループレースの成績はいかがでしたか?

ねおまる:1位でした(笑)。私もびっくりです(笑)。21歳の誕生日がちょうどグループレース1回目で、入店1ヶ月くらいしか経っていなかったのですが初めてバースデーを打たせていただきました。

ねおまる、壮絶な闘病生活明かす

「POSEIDON CLUB SHINJUKU」ねおまるInstagramより
― 学生時代はどのように過ごされていましたか?

ねおまる:引きこもりで全然学校にも行っていなかったです(笑)。小中学生のときから休んでばかりで、高校生になって少し改善されたのですが、3年生のときにまたほとんど行かなくなりました。出席日数もギリギリで、友達もキャバクラに誘ってくれた1人か2人くらいしかいなかったです(笑)。ただただ家が好きな“陰キャ”で、仕事モードに入ってしまえば大丈夫なのですが当時は人と関わるのが苦手だったので…(笑)。

― キャバクラを始めるまでは大学に通っていたのですか?

ねおまる:そうです!20歳までは普通の大学生をしていました。学びたいこともやりたいこともなかったし、コロナ禍だったので結局数えられる程度しか登校しなかったです。そこからキャバクラを始めて、大学に行っている意味ないなと思うようになったときに、入院することになったこともあり、学校は辞めてしまいました。

― 入院した理由を伺ってもよろしいでしょうか?

ねおまる:21歳で卵巣癌になって…。生理痛がひどくて鎮痛剤を飲んで生活していたのですが、ある日動けなくなってしまって病院に行きました。検査して手術することになり、切除してみたら悪性腫瘍で、そこから半年間入院していて、もちろん学校も行けなかったので留年確定になってしまい、そのタイミングで辞めました。

― それはお辛かったですね…。

ねおまる:すごくしんどくてうつ病でした。でも癌の人は何年も入院することもあるので、まだ半年でよかったなと思っています。

― 手術後の治療もきっと大変でしたよね…。

ねおまる:手術して半年間抗がん剤治療をしました。母子家庭なのですが、キャバクラをやっていたおかげで貯金があったので医療費に回せました。21歳で癌が見つかって22歳で手術をしたのですが、年齢的に癌保険なんて入っていなかったので、キャバクラをやっていてラッキーだったなと思います。

ねおまる、母との関係

ねおまる「POSEIDON CLUB SHINJUKU」(C)モデルプレス
― 家族仲はいかがですか?

ねおまる:お母さんとすごく仲良しです。1人っ子なのでお母さんとは姉妹みたいな関係で、ディズニーに行ったり旅行したりもします。

― 素敵です!キャバクラで稼いだお金で何か親孝行はしましたか?

ねおまる:お母さんが好きな食べ物を一緒に食べに行ったり、行きたいところに連れて行ってあげたりしました。

― 4月に「ポセイドン新宿」に移籍されるまで「ベネ東京 六本木」で働いてきて感じた魅力は何ですか?

ねおまる:六本木は大箱が多いのでフロア移動が大変なのですが、「ベネ東京 六本木」は1フロアなのでキャストさんとも黒服さんとも意思疎通がしやすい。私たちもすぐ移動できるので働きやすくて、5階建てとかだと行き来するのに時間がかかってお客さんをお待たせしてしまうことも前はあったので1フロアなのはすごくいいなと思います。お酒を飲める黒服さんが多いので協力体制もすごいですね。

ねおまるの「悲しみを乗り越えた方法」

「POSEIDON CLUB SHINJUKU」ねおまるInstagramより
― 卵巣癌のお話がありましたが、ねおまるさんの悲しみを乗り越えた方法を教えてください。

ねおまる:楽しみを見つけることですかね。私の人生で1番大きいのはやっぱり癌で、女の子なので髪の毛が無くなることが1番ショックでした。抗がん剤治療をすると髪の毛、まつ毛、眉毛が全部抜けるので、ビジュアルの問題ではなくなってきて、もう宇宙人みたいで…。今よりも10キロ痩せていたので筋肉も落ちてカリカリだし、歩けなくなって最初は車椅子で移動していました。本当にどこにも行けないのではないかみたいな感じで、遊びにも行けないし、こんな見た目で友達にも会えないし、ずっと引きこもっていましたね。

でも家にいる時間でInstagramなどでみんなが遊んでいるのを見たら私も行きたくなるじゃないですか。だからとにかく研究して、カツラやカチューシャ、帽子などで誤魔化して、少しずつ外出するようになりました。引きこもっている間に旅行の動画も見ていたので、退院して1年後くらいにはパスポートを取って全く興味がなかった旅行も始めて、海外にも行けたので良いターニングポイントだったかな。癌にならなかったら多分海外旅行や美味しいものなどにもあまり興味がないタイプだったから、癌になっていつ死ぬか分からないのなら何でもやっておこうと思うようになりました。美味しいご飯屋さんも高いご飯屋さんも、行ったことがないところに行くようになりましたね。ずっと家にいるのが幸せなタイプだったけど、このまま死んだらもったいないなと思うようになり、変わりました。だから楽しみを見つけることで頑張れるし、YouTubeなどで見つけたやってみたいことを実践するのが大切です。ゲームばかりしていた私が海外にも行くようになったくらいです(笑)!

ねおまるの「夢を叶える秘訣」

ねおまる「POSEIDON CLUB SHINJUKU」(C)モデルプレス
― 最後に読者の方へ向けて夢を叶える秘訣を教えてください。

ねおまる:高すぎない目標を何個か作る。何月までに何をするかなど細かく達成できるくらいのものでいいんです!例えば私だったら2024年に「ベネ東京 六本木」に移籍して、半年以内には1回No.1を獲りたいからどこかで本気を出そうと思って、2月にNo.1を獲れました。届きそうな目標を何個か作るのがいいことだと思います。

― 貴重なお話をありがとうございました!

癌を乗り越え、壮絶な過去を明るく語ったねおまる。明るく語れるようになるまでには、自分の変わり果てた姿や今まで普通にできていたことができないという想像を絶する辛さを抱え、苦しんだ。しかしそこで諦めずに見た目の研究やリハビリなどを重ね、キャバクラ嬢に復帰した努力は計り知れない。「良いターニングポイント」と病気までもポジティブに捉える彼女の強さと言葉に多くの人の心が動かされる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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