TGCでも“サステイナブル”化進む H&M、SNIDEL…人気ブランドが日常に溶け込むスタイリングを提案
2020.03.02 18:09
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2月29日、東京・国立代々木競技場第一体育館で「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER」(以下:TGC)が開催された。記念すべき30回目となる今回、近年の世界的トレンドである“サステイナブル”に特化したステージが多く見られた。
“サステイナブル”とは?
近年、ファッション業界はもちろん世界的なビッグトレンドとなっている“サステイナブル”(=持続可能な)。具体的には、環境に配慮したアイテムを用いたスタイルを指し、今季のファッション業界ではさらにその傾向が強まっている。TGC、“サステイナブルステージ”実施 「H&M」「SNIDEL」らも注力
ここ数年、TGCでは「地球にやさしいファッション」を通じて“つくる責任、使う責任”など17の目標が掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)の推進を図るため、サステイナブルを意識したアイテムをスタイリングに取り入れたコンセプト提案型ファッションショーを実施。今回のステージでも、“サステイナブルステージ”が展開され、経営戦略の一つとしてSDGsを掲げる「earth music&ecology」がオーガニックコットンやペットボトルリサイクルを使用したアイテムを、リウェア・リュース・リサイクルという衣料品の3Rを実現している「H&M」が高品質の100%・リサイクルナイロンなどを使用したアイテムを披露した。
ほかにも、「SNIDEL」のステージでは前述したSDGsに加え、生産に関わる全ての人と地球環境へ配慮した社会を目指す“エシカル”に着目しネイチャーカラーを意識した着こなしを提案。
サステイナブルの流れから素材に注目が集まっているため、白やベージュ、サンドやブラウンなどアースカラーもトレンドに。今回のステージでもこれらのアイテムを使用したスタイリングが多く見られ、乃木坂46メンバーや大政絢、池田エライザ、新川優愛など人気モデルがランウェイを彩った。
進むファッション業界の“サステイナブル化”
今回、TGCに参加した各社で取り入れられ、世界的にも注目が集まっている“サステイナブル”。実際に「H&M」をはじめとするアパレルブランドの店頭でも古着回収ボックスが設置されるなどサステイナブルへの積極的な呼びかけが行われている。今後、さらにこれらの動きが加速し、ファッションをただ“楽しむ”時代から、“社会に溶け込む”時代へ転換期を迎えることが予測されている。(modelpress編集部)
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