【Craft energy・勝山天斗氏】失意の崖っぷちから再エネ事業で7億達成。若き社長が描く最強実働部隊×仕組み化の経営戦略＜REAL VALUE×モデルプレス連動＞

「REAL VALUE」は堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人と各業界のスペシャリストが、本物の起業家を見極め、悩めるすべてのビジネスパーソンに“本当の価値と、本質的な学び”を説いていく番組（※堀江・三崎公式YouTubeで配信中）。

Craft energyは、戸建て住宅向けの太陽光発電や蓄電池の販売を行う営業会社。意欲的な学生インターンの活用と、センスに頼らない再現性の高い営業マニュアルを強みに、高騰するエネルギー問題の解決に取り組んでいる。

サッカー強豪校で培われた「不屈のメンタル」と、安定を捨てて挑んだ「営業」という戦場

モデルプレス：これまでの生い立ちから起業に至るまでのきっかけを教えてください。

勝山社長：小さい頃から負けず嫌いな性格で、よく友達を家に呼んでゲームやサッカーをして勝負していました。小学校から高校までサッカーをやっていて、自分よりも上手い人がいたら、悔しくて毎日練習していましたね。

　高校からは寮生活を始めて、3年間毎日のようにサッカーだけ取り組んできました。県内では強豪校だったので、周りも上手い人ばかりで自信を無くすこともありましたが、激しい競争化の中で自分を追い込む忍耐力が培われました。自分は周りよりもメンタルが強い方だと自負しているのですが、3年間の高校生活で培われたと思っています。高校生で親元を離れると決めた時、最初は親に反対されました。ですが最終的に応援してくれたので感謝しています。

　卒業後は大学に進学し、理学療法士を目指して医療系の道へ。きっかけはサッカーをずっとやってきたので、身体の仕組みについてはある程度、知識もあったからです。大学入学後にはサッカーも辞め、医療の勉強をしながら普通の大学生活を送っていました。

　しかし、コロナを機に将来について深く考えるようになり、サッカー以外にも何か夢中になることをしたいと思い、友達に誘われて営業インターンを始めました。そのインターンには自分と同じ大学生が400人近く在籍していて、非常に刺激的な環境でした。最初は営業に興味なんて無かったんですが、「この環境で成長したい」と夢中で取り組みました。

　最初は群馬で営業していたのですが、九州に新支店を出すと聞き、「行きたい」と決断。大学を辞めて、九州へ移動し、何もない状態で、大学という安定を捨てて、営業一本で成り上がるという反骨心だけを頼りに、覚悟を決めて取り組みました。

　結果、400人の中でトップの成績を取り、支店長まで昇格することができました。サッカーでは挫折の連続でしたが、営業の世界で小さな成功体験を積み重ねたことが、今の自信に繋がっています。大学時代はアルバイトと勉強ばかりでしたが、営業インターンを始めてから人生が変わり、成長と自信が身につき、視野が広がりました。この経験をもっと広めていきたいと思ったことが、Craft energy創業のきっかけです。

モデルプレス：安定した医療の道を捨て、実力主義の世界へ身を投じる決断力には目を見張るものがあります。スポーツで培った競争心と、退路を断って挑む覚悟が見事に化学反応を起こし、眠っていた才能が開花した瞬間ですね。一つの分野で挫折を味わったとしても、環境を変え、覚悟を持って挑めば、人はこれほどまでに劇的に変われるのだという証明を見せていただいた気がします。

急成長の裏にある「論理的アプローチ」と「若さの爆発力」

モデルプレス：事業内容を教えてください。

勝山社長：弊社は住宅用の太陽光、蓄電池などをメインに販売する営業会社です。エネルギー問題による電気代高騰という社会課題に対し、再エネ普及という使命を持って活動しています。
　弊社では、インターン生を活用して、戸建て住宅に、太陽光、蓄電池をメインに販売するいわゆる訪問販売を主軸として活動しております。また直営店だけではなく、近年代理店様も増加しておりまして、弊社の売り上げの4割近くを代理店様で販売していただいている状況です。

　強みは大きく3つあります。1つ目は、主体的で行動力のある優秀なインターン生が多数在籍していること。SNSの普及により「なにかあるごとに社会のせいにしたり」「努力しても意味がない」と他責思考になり、行動力を失っている人が増えていると感じています。ただ弊社に在籍してる学生は、能動的で意欲のある学生が多いのが特徴です。

　2つ目は、誰でも成果が出せるような教育体制。根性論に頼らず、論理的なアプローチで、センスが無くても売れるような教育体制を整えています。

　3つ目は再現性の高い営業マニュアル。私自身プレイヤー時代は、400人中1位を獲得したこともあり、営業力という部分では自信があります。培ってきた力を言語化し、成果が出やすいように再現生が高いマニュアルを揃えたのです。

モデルプレス：直営の強固な営業部隊に加え、代理店ネットワークも構築されているとのことで、事業の基盤が盤石であり、かつ拡張性の高いビジネスモデルを構築されている点に経営手腕の高さを感じます。また、トップセールスの極意を誰もが実践可能な「型」に落とし込んでいる点が素晴らしいですね。

高確率受注の秘訣は若きエネルギー×商談の役割分担

モデルプレス：会社の成長の要因は何でしょうか？

勝山社長：会社の成長要因は2つあります。1つ目は、高いクロージング力です。弊社ではアポインターとクローザーで役割を分けており、クローザーの商談契約率は80〜90％と非常に高い水準です。アポイントさえ繋がれば高確率で契約に至るため、営業力が成長を支えています。

　2つ目は、若くてエネルギッシュな人材が集まっていることです。訪問営業は体力も精神力も必要ですが、成長実感や高収入が得られる仕事です。さらに、太陽光や蓄電池など国や電力会社が推奨する高単価で商品力の高い商材を扱っているため、若さと活力が武器になります。こうして1期目で1億、2期目で7億円を達成することができました。

モデルプレス：80〜90％という契約率は、業界水準を遥かに凌駕する驚異的な数字ですね。役割分担による効率化と、若者の爆発的なエネルギーが見事に噛み合っています。高単価商材を扱うプレッシャーを跳ね除け、むしろそれを成長の糧にしてしまうような、勢いのある組織風土が目に浮かぶようです。

ビジョンへの共鳴が最強のチームを創る

モデルプレス：仕事をする上で、勝山社長が心がけていることを教えてください。

勝山社長：1番大事にしていることはビジョンです。会社を創業してから自分が共鳴できるビジョンをもって、社内で常に共有しています。
　最初は稼ぎたい気持ちもあり起業しましたが、お金が目的だと途中で満足してしまい、稼ぐを目標にする気持ちが無くなりました。太陽光の訪問販売はインセンティブが高いので、インセンティブを高くして、人を集める行為はよく見受けられます。

　勿論、その人の能力や実績に見合っていればいいのですが、お金で集まった組織は一瞬にして崩れるのを何度もみてきました。今は自分が共鳴できるビジョンを掲げて、社内一体となってそのビジョンを達成する。社会にインパクトを与える会社になるのには、ビジョンが最も重要だと思います。そしてそのビジョンをみんなで達成することが、1番のモチベーションに繋がっています。

モデルプレス：金銭的報酬を超えたビジョンへの共感こそが、組織を持続可能にする唯一の解であるという言葉に、経営者としての深い悟りを感じます。20代という若さで、目先の利益ではなく本質的な組織論に到達されている点が素晴らしいですね。社員全員が同じ方向を向き、心の底から熱くなれる目標があるからこそ、貴社は強い結束力を誇っているのだと思います。

稼ぐから背負うへ。仲間の人生を輝かせることが今の原動力

モデルプレス：がんばるための原動力は何ですか？

勝山社長：原動力は「仲間と共に社会にインパクトを残す会社を創ること」です。起業当初は「稼ぎたい」「かっこいいから」という気持ちでしたが、今はそれだけでは続けられません。自分が目指すのは、若者が成長し飛躍できる環境を創り、業界No.1を獲り、社会に価値を残せる組織。そこには優秀な仲間が必要で、今の業績も仲間のおかげで成り立っています。

　だからこそ、全員の人生を背負う覚悟で、最大限還元したい。そのために日頃からビジョンを共有し、一体感を持って挑戦し続けています。これこそが今の原動力です。

モデルプレス：自分のためではなく他者のために動く時、人は無限の力を発揮できると言いますが、まさにその体現者ですね。仲間の人生を背負うという言葉の重みと、それを原動力に変えるリーダーシップに、多くの社員が惹きつけられているのでしょう。勝山社長の下でなら、自分の人生を賭けてみたいと思わせるカリスマ性を感じます。

トップの器が会社の限界を決める。「REAL VALUE CLUB」で視座を高める

モデルプレス：経営者コミュニティ「REAL VALUE CLUB」（※）に参加を決めた理由をお聞かせください。

勝山社長：自分の周りには同じ立場で接するようなコミュニティが無く、自分の世界でしか物差しを図れなかったので、気楽ではあるけど、成長は無いなと感じていました。会社はトップの器によって業績も大きく変わると思ってるので、自らの器や視座を上げて、さらにレベルアップして会社に還元する為に、入会を決めました。

「REAL VALUE CLUB」には、凄い経営者の方々が沢山いるので非常に刺激的で、レベルも上がるので、正直入会費も高いと思ってましたが、今では安いと感じています。

モデルプレス：現状に満足せず、常に自らの「器」を広げようとする貪欲な姿勢こそが、成長し続けるリーダーの条件ですね。自身を厳しい環境に置き、視座の高い経営者たちと切磋琢磨することで得た学びが、そのまま会社の成長へと還元されている。投資以上の価値を自らの行動で生み出している点が流石だと思います。

（※）「REAL VALUE CLUB」は、堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人に認められる他、限られた人だけが入会できるもの。あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。

未入金400万円の絶望を乗り越えて。「自分の価値は自分で守る」という決意

モデルプレス：読者の中には困難に直面している方もいます。これまでの人生で怒りや悲しみを乗り越えたエピソードを教えてください。

勝山社長：前職で長く携わった案件の報酬約400万円が、正当な契約にも関わらず支払われないという出来事がありました。悔しさや怒り、不信感で心が折れそうになりましたが、この経験をただの“不運”で終わらせたくないと思いました。

　自分の価値を自分で守れる環境で働きたい、自分を信じて依頼してくださる方に、もっと真摯に向き合いたい。そう強く感じ、私は独立を決意しました。不安もありましたが、これまで培ってきた経験や信頼してくれる仲間の支えが力となり、自分の会社を設立。すべてを失ったと思ったあの出来事が、実は私の大きな転機となりました。

　あの400万円は戻らなかったけれど、それ以上の価値を自分の手で創れる今の働き方こそが、私にとって成長したポイントであり、前進だと感じています。

モデルプレス：信頼を裏切られるという想像を絶する苦しみや怒りを、ただ嘆くのではなく、起業というポジティブなエネルギーに変換された強さに、魂が震えるような感動を覚えます。過去の損失を取り返すのではなく、それ以上の未来を自らの手で創り出すという生き様は、今苦境に立たされているすべての読者にとって、闇を照らす強烈な光になるはずです。

夢は“追う”ものではなく、行動の果てに“掴む”もの

モデルプレス：夢を追いかけている読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

勝山社長：夢を叶える秘訣は、“営業の軸”と同じで「やり切る力」「圧倒的な行動量」「仲間とビジョンを共有すること」です。

　そもそも夢は特別なものや幻想ではなく、本気で叶えたいと思えば、逆算して行動し、試行錯誤しながら軌道修正して目標に近づく“プロセス”だと思っています。多くの人は、思っているだけで行動せず、やっても途中で辞めてしまう。だからこそ、スピード感を持って粘り強くやり続ける人だけが掴める。

　営業も同じで、断られても行動し続けた人だけが成果を手にし、成長できる。夢は一人では叶えられません。仲間とビジョンを共有し、同じ方向に全力で進んだときに、夢は“目標”に変わり現実になっていきます。夢は追うものではなく、“掴みにいくもの”。諦めずにやり切る執念と、一緒に戦う仲間がいれば、達成できます。

モデルプレス：夢を遠い存在として神格化せず、日々の行動の延長線上にある現実的な到達点として捉えることで、今日やるべきことが明確になりますね。「諦めずにやり切る執念」を持つ者だけが見られる景色があることを、勝山社長の言葉が強く証明してくれています。

覚悟を持った仲間と共に、業界の頂点へ

モデルプレス： 最後に、貴社が求める人物像について、メッセージをお願いします。

勝山社長：私たちが求めるのは、完璧なスキルを持った人ではありません。大切なのは、“本気で成長したいと思っているかどうか”。訪問営業は簡単ではありません。断られることも多いし、時には心が折れそうになる。
　でも、だからこそ成長できますし、仲間と一体感を持って挑戦する価値があります。私たちの会社には、同じビジョンを本気で語り、行動し、若さとエネルギーで業界を変えていこうとしている仲間がいます。私たちが大切にしている営業の軸は、「やり切る力」「圧倒的な行動量」「仲間とビジョンを共有すること」

　これは仕事のスキルではなく、人としての姿勢です。能力・経験よりも、“素直さ”“前向きさ”“成長意欲”を何より重視しています。

　私たちは、若者が飛躍できる環境を本気で創っています。成果を出した人には正当に還元し、チャンスは年齢や経歴ではなく、覚悟と行動量で決まります。仲間の人生を背負う覚悟を持って、会社の成長と自分の成長を重ねられる人と、一緒に未来を創っていきたいです。

モデルプレス：勝山社長の言葉からは、社員一人ひとりの人生と本気で向き合い、共に高みを目指そうとする圧倒的な熱量が溢れ出ています。ここは単なる職場ではなく、自分の可能性を極限まで試せる「人生の道場」のような場所なのだと感じました。今の自分を変えたい、何者かになりたいと願う人にとって、これほど熱く、公平で、愛のあるステージは他にないでしょう。この船に乗ることは、間違いなく人生を劇的に好転させる大きなチケットになるはずです。

株式会社Craft energyについて

再生可能エネルギーで日本を元気にすることを目指す株式会社Craft energy。主体的に行動するインターン生と、誰でも成果が出せる仕組み、再現性の高い営業マニュアルを武器に、戸建て向け太陽光・蓄電池販売で成長中。直営店だけでなく代理店や産業用分野にも挑戦し、業界トップシェアとグループ全体で1,000億円規模を目指している。

まとめ

26歳という若さで数億の事業を作り上げた勝山社長。その瞳の奥には、理不尽を乗り越えた強さと、仲間を想う深い優しさが宿っていました。「論理」と「情熱」を高い次元で融合させ、関わる全ての人の人生をプラスに変えようとするCraft energy。これからの日本を牽引するリーダー企業として、今後のさらなる飛躍が確信できますね。

「REAL VALUE」とは

「REAL VALUE」はビジネスの第一線で活躍し続ける堀江貴文・溝口勇児・三崎優太が認める各領域のトップ経営者だけを厳選して始動した経営エンターテイメント番組。堀江・三崎の公式YouTubeにて配信中。


3人に認められる他、限られた人だけが入会できる「REAL VALUE CLUB」は、あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。堀江・溝口・三崎を筆頭に各領域のトップ経営者とリアルで繋がれる他、コンテンツ動画を月2～4回配信（アーカイブが見放題）、ファウンダー＆マネジメントチーム及び事務局からビジネスアイデアの提供など、経営をアップデートするためのノウハウを提供していく。（modelpress編集部）