長濱ねる、桐谷健太と「泥んこになりながら撮影」印象的なシーン明かす【いつか、ヒーロー】
2025.05.11 23:10
俳優の桐谷健太が主演を務めるABCテレビ日10ドラマ「いつか、ヒーロー」(毎週日曜よる10時15分~)のスピンオフドラマ「氷室海斗の秘密」が、TVerにて配信中。11日放送の「いつか、ヒーロー」終了後から「氷室海斗の秘密」2話の配信が開始され、本作で介護士・樋口ゆかりを演じている女優の長濱ねるが、本編の撮影裏話やスピンオフの見どころを語った。
長濱ねる、役作りで意識したこと
― 「いつか、ヒーロー」の台本を読んだ感想は?長濱:最初に台本をいただいたときは、いい意味で今っぽくない、熱いドラマだなと思いました。人と人とのつながりが少しずつ希薄になって、お互いに興味がなかったり、コスパやタイパが主流になっている中で、ここまで人と人が体と体でぶつかって、最後の最後まで手を差し伸べ続ける物語になっていたことに、すごく胸を打たれました。
― ゆかりを演じる上で、どんな役作りをされましたか?
長濱:まずはゆかりたちのバックボーンとして出てくる児童養護施設について調べたり、さまざまな動画や資料を読んだりしました。それから空白の20年があるので、その20年を自分の中で事細かに埋めていく作業には時間をかけて取り組みました。
― 役を演じる中で、意識や感覚などに変化したところはありますか?
長濱:最初にキャラクターの説明をしていただいたときに「ゆかりは優等生」だと聞いたので、(クランクイン前には)優等生っぽいイメージでいました。でも、実際に撮影に入ってみると、その一面だけではなくて。優等生らしく振る舞うこともあれば、肩の力が抜けている瞬間もある。本当にいろんな姿を撮影していただいたので、キャラクターに奥行きが出せたのではないかと思っています。
― ゆかりも含め、登場人物がみんな人間らしいですよね。
長濱:そうですね。登場人物みんなにそれぞれ抱えているものがあって、きっと「現代を生きる人ってみんなそうなんだろうな」と思えるようなストーリーになっていると思います。
長濱ねる、桐谷健太との共演秘話明かす
― 共演者とのエピソードも聞かせてください。長濱:第1話で桐谷健太さん演じる赤山と再会して、一緒にタイムカプセルを掘り起こすシーンがすごく印象的でした。2日間かけて撮影したのですが、本当にずっと穴の中にいて(笑)。途中からは自分たちで掘って、自分たちで埋めて…という作業をしていたので、泥んこになりながら撮影していました。そこでゆかりと赤山の距離がぐんと近づいた感覚がありましたし、完成した映像を見ても印象的なシーンだったなと思います。
― 一緒に力作業をすると、役者としての感情もリンクしそうです。
長濱:やっぱり言葉と言葉だけではなくて、一緒に土を触ったり、お互いに引っ張り合ったりしたことで、通じ合った感じがします。
― TVerオリジナルのスピンオフドラマの撮影をされてみて、感想はいかがですか?
長濱:今、この作品のいちばんの謎は「氷室(宮世琉弥)は何者なのか」ということだと思いますが、私も第4話まで見て「氷室さん、めっちゃ怖いな」と感じています(笑)。このTVerオリジナルでは、そんな氷室の「何を考えて、何を目的としてやっているんだろう」という部分や、赤山さんが帰ってくる前の氷室やゆかりの日常が描かれているので、とても見応えがあるのではないかな、と思っています。
― 氷室役の宮世琉弥さんの印象はいかがでしょうか?
長濱:ゆかりと氷室はなかなかご一緒するシーンがなくて、2日前くらいからようやく撮影現場でお会いできたので(※4月下旬取材時)、まだまだ氷室さんも、宮世さん自身も謎めいている印象です(笑)。ですので、ゆかりとしてその謎に近づけたらいいかなと思っています。
― TVerオリジナルの見どころも教えてください。
長濱:氷室の秘密はもちろん、ゆかりやいぶき(星乃夢奈)の普段のやり取りも、楽しんで見ていただけるとうれしいです。
― 最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
長濱:いつも「いつか、ヒーロー」を見てくださりありがとうございます。(TVerオリジナルには)本編では描ききれていないゆかりたちの日常だったり、赤山さんが来る前の物語、そして、皆さんがきっといちばん気になっているであろう氷室の謎がたくさん散りばめられています。今後、本編を見る上でも手がかりになるようなシーンがあると思うので、ぜひご覧いただきたいです。
桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」
本作は「コード・ブルー」「ハゲタカ」「離婚弁護士」など数々の社会派ヒットドラマを生み出してきた脚本家・林宏司氏による5年ぶりのオリジナル作品。金も無ければ仕事も無い…元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山誠司(桐谷)が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる。(modelpress編集部)
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