松下洸平主演土ドラ9「放課後カルテ」

同作は、小学校を舞台に、口も態度もでかい小児科医・牧野（松下）が、子ども達の“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう背中を押す“保健室ヒューマンドラマ”。原作は、日生マユの人気マンガ「放課後カルテ」（講談社「BE・LOVE」所載）。森川は、牧野が学校医として赴任した小学校の6年2組の担任・篠谷先生を演じる。

森川葵、増田梨沙の演技絶賛「役作りの仕方を教えて欲しい」

会見では小学生キャストからの質問に2人が回答。初回でフォーカスされる野咲ゆきを演じた増田梨沙から質問が寄せられると、質問に答える前に松下は「すごくなかったですか？僕らもびっくりしてます」と口を開き、増田の演技を絶賛。「本当に不思議な魅力に溢れた方だなと思います。すごく大人っぽくて、僕らと変わらないお芝居を見せてくれるけど、カットがかかった瞬間に見せるのは10歳の増田さんのいつもの感じで」と続けた。

森川も「本当に切り替えが素晴らしいですよね！」と賛同し、「本人は明るい感じの子なんですけど、ゆきちゃんをしっかり自分の中に落とし込んでいるのが素晴らしいな、どうやって作っているんだろうな、と役作りの仕方を教えて欲しいです」と演技派の2人も舌を巻いていたようだった。

松下洸平、“子役”と呼ばない理由

クランクインして1ヶ月、子どもたちと関わる中で気付いたことという話題では、最初は緊張していた子どもたちも、段々と現場で素を出すようになってきたといい、松下が「良い意味で子どもらしい部分が出てきてそういう瞬間を狙って撮影していきたいし、本当の6年2組になっていて、大人が怒鳴る時間も増えました（笑）。それだけ子ども達が本当の学校だと思って取り組んでいる証」と現場の様子をコメント。森川も「楽しそうにしている姿を見ているのはこっちも幸せだなと思いながら、その中でも自分たちで気付いて『静かにしよ』と声をかけてくれる子もいて、『ありがとね』という気持ちになって、これが先生として見えている景色なのかなと思っています」とすっかり先生の表情になっていた。

松下は牧野先生のぶっきらぼうなキャラクターについて「天真爛漫で楽しい子ばっかりなのでついついつられて笑ってしまいそうになるんですけどぐっと抑えて厳しく接することで、子ども達もそんな牧野先生についてこようとするガッツも見せてくれる」と話し、意識的に“子役”と呼ばないようにしている理由について「同じドラマに出る共演者であり仲間であり俳優なので。 対等に接することでしっかりとついてきてくれる」と説明した。（modelpress編集部）