「不適切にもほどがある!」が特別賞&マイベストTV賞受賞/磯山晶プロデューサー、阿部サダヲ、金子文紀監督(C)モデルプレス

「不適切にもほどがある!」磯山晶P、“阿部サダヲ主演&宮藤官九郎脚本”大河ドラマ「いだてん」から着想「令和にいたら迷惑だろうなと」【第61回ギャラクシー賞】

2024.05.31 17:01

阿部サダヲが主演を務めたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」が「第61回ギャラクシー賞」にて「テレビ部門 特別賞」と「マイベストTV賞グランプリ」をW受賞。31日、都内にて行われた贈賞式に出席した磯山晶プロデューサーが、ドラマを着想したきっかけを明かした。

  

阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」がW受賞

阿部サダヲ(C)モデルプレス
不適切にもほどがある!」は、阿部演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言を炸裂。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディ。完全オリジナルストーリーで、妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディの要素も持つ。

磯山晶プロデューサー、阿部サダヲ、金子文紀監督(C)モデルプレス
本作は特別賞に加え、視聴者の評価、満足や感動の気持ちを投票によって形にした賞「マイベストTV賞」第18回グランプリも受賞。2023年4月度から2024年3月度まで投票によって毎月決められたノミネート作36本と、2024年4月に実施された「ネット配信ドラマ」の特別投票の上位3本を合わせた計39本の中から、投票によってグランプリに決定した。贈賞式には、磯山プロデューサー、金子文紀監督とともに阿部もゲストとしてステージに登壇した。

「不適切にもほどがある!」着想は阿部サダヲ主演の大河ドラマ

磯山晶プロデューサー(C)モデルプレス
磯山プロデューサーは「本当に本当に嬉しいです。感謝しております」と喜び。本作の制作について「私は昭和に生まれて平成に就職して令和まで放送局で働いておりますけれども、その間にものすごく適切と不適切の境目が変わっていくのをすごく感じたので、それをテーマにしてみたいなと思って企画いたしました」と意図を説明した。

阿部サダヲ(C)モデルプレス
令和と昭和をタイムスリップするというアイデアは、本作と同じく阿部が主演を務め、宮藤官九郎氏が脚本を手掛けた2019年の大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺~」に着想を得たという磯山プロデューサー。「阿部さんが演じられていたまーちゃんという役があるんですけど、その人が今令和にいたら迷惑だろうなと思って。そういう観点で令和と昭和が行ったりしたりしたらいいかな」と阿部が演じていた田畑政治に影響を受けたと明かしていた。

「第61回ギャラクシー賞」

ギャラクシー賞は、NPO法人放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設された。同贈賞式には阿部のほか、「テレビ部門 個人賞」を受賞した俳優の神木隆之介や、「ラジオ部門 DJパーソナリティ賞」を受賞したお笑いコンビ・オードリーなどが出席した。(modelpress編集部)

「不適切にもほどがある!」選評全文

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」は、昭和を令和の視点から、令和を昭和の視点から相互批評的に見ることを通して、より生きやすい世の中を模索しようとした志の高いドラマです。タイムスリップによって昭和と令和双方の登場人物たちが自らの生きる時代を見つめ直し、価値観をアップデートしていくプロセスを、ミュージカルシーンを織り交ぜながら温かく描きました。

とりわけ、テレビ局を舞台に設定することで、SNS等による批判や炎上を恐れて萎縮し、当たり障りのない方向へと流されがちな制作現場に対して一石を投じたことは、特筆に値します。テレビのこれからのためにあえて挑戦的な番組を制作した勇気と卓抜な発想力に敬意を表し、特別賞を贈ります。
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

関連ドラマ

  1. 不適切にもほどがある!

    不適切にもほどがある!

    2024年01月26日(金)スタート

    毎週金曜22:00 / TBS系

    詳しく見る

あわせて読みたい

  1. 「不適切にもほどがある!」や「らんまん」神木隆之介ら「第61回ギャラクシー賞」入賞作品発表

    モデルプレス

  2. 「不適切にもほどがある!」最終回で伏線回収 タイムトラベルの謎明らかに「なるほど」「最後の最後に」反響続々

    モデルプレス

  3. 「不適切にもほどがある!」最終回、ラストのテロップが話題「ちょっとホラー」「意味深」

    モデルプレス

  4. 「不適切にもほどがある!」読者が選ぶ名セリフ5選【モデルプレス国民的推しランキング】

    モデルプレス

  5. <不適切にもほどがある!最終話>市郎、最後のタイムスリップで渚と昭和へ これからの未来に思うことは

    モデルプレス

  6. 阿部サダヲ・仲里依紗・磯村勇斗…「不適切にもほどがある!」出演者の“夢を叶える秘訣”

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 7月のカバーモデルはLE SSERAFIM

    特集

  2. “日本一かわいい中学一年生“を決める「中一ミスコン2025」開催中!

    特集

  3. “日本一のイケメン中学一年生”決める「中一ミスターコン2025」開催中!

    特集

  4. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  5. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  6. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  7. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  8. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  9. 国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    「しあわせな結婚」初回、人気9人組ボーイズグループ登場 スタイリスト・レオ(板垣李光人)の担当アイドルに注目集まる「衣装本物っぽい」「すごい世界線」

    モデルプレス

  2. 02

    「しあわせな結婚」初回、冒頭10秒で人気女優サプライズ登場 豪華ゲストに「贅沢すぎる」「ここにもいた」の声

    モデルプレス

  3. 03

    ロバート秋山竜次「あいつはやばい」驚いたキャストを実名告白「普通の収録時間の3倍かかってますからね」【笑ゥせぇるすまん】

    モデルプレス

  4. 04

    松下洸平主演「放課後カルテ」続編、9月にSPドラマで放送決定 子どもたちとの再会に喜び「大人っぽくなりすぎないで(笑)」

    モデルプレス

  5. 05

    朝ドラ「あんぱん」締め台詞「ほいたらね」に反響集まる「反則」「涙腺緩む」

    モデルプレス