中村倫也(C)文藝春秋、土屋太鳳(提供写真)

中村倫也&土屋太鳳、精神医療ドラマで共演 開業医と看護師に<Shrink―精神科医ヨワイ―>

2024.03.29 04:00

俳優の中村倫也と女優の土屋太鳳が、8月31日スタートのNHK土曜ドラマ『Shrink―精神科医ヨワイ―』(総合、毎週土曜よる10時~/BSプレミアム4K、毎週土曜あさ9時25分~)で共演することがわかった。

  

中村倫也&土屋太鳳、精神医療ドラマで共演

本作は七海仁(原作)と月子(漫画)の『Shrink~精神科医ヨワイ~』が原作。夏休みの終わりに不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生きづらさに限界を感じている社会人、そして、精神疾患を治療中の患者と介護に奔走している親世代の人たち、幅広い世代の心にまっすぐ届く「観るカウンセリング」ドラマだ。

のんびり屋だがとても優秀な精神科開業医・弱井幸之助を演じる中村は「この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います」とコメント。

一言多いが思いやりに溢れた看護師・雨宮有里を演じる土屋は「『ちょっと疲れちゃった』という経験は、誰にでもあると思います。そして、その一言を伝えることが出来ない経験を持つ人も、同じように多いのではないかと思います。私も、その一人です」と明かし、「心の呼吸が浅くなっていることに気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います」と思いを語った。(modelpress編集部)

あらすじ

弱井幸之助は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院を経営している。弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。

初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし、弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていた―

弱井幸之助(よわいこうのすけ)役/中村倫也

中村倫也(C)文藝春秋
「新宿ひだまりクリニック」を経営する精神科医。のほほんとした柔らかい外見とアホ毛が特徴。ハーバードの医科大学院に留学したエリートながら、突然医局を辞め、きめ細やかな治療を行う開業医となる。

<コメント>
「“そんなこと”で精神科にかかっちゃダメですか?」原作にあるこの言葉に共感し、拡声したいと思いました。私が出会ってきた人の中にも心の病に悩んでいる方は多くいました。そしてその度に、何がしてあげられるんだろう、どう接するのが正しいんだろうと考えてきましたが、正解はわからずにいました。

その心の病に名前があること。そしてひと口に精神疾患と言っても、その原因は、心のストレスによるものから、体の特質によるものまで多岐に及ぶこと。治療法と共に生きる方法があるということ。この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います。

雨宮有里(あまみやゆり)役/土屋太鳳

土屋太鳳(提供写真)
「新宿ひだまりクリニック」に勤める看護師。精神科は専門外だった。商売っ気がなく、だらしなく見える弱井に、最初は厳しく当たるが、弱井と共に患者と接するうちに、弱井への見方が変わっていく。

<コメント>
「ちょっと疲れちゃった」という経験は、誰にでもあると思います。そして、その一言を伝えることが出来ない経験を持つ人も、同じように多いのではないかと思います。私も、その一人です。でも、「誰にでもあること」が積み重なってバランスを取りにくくなった時、たとえば風邪を引いちゃったとか、おなかの調子が悪いとか、虫歯になってしまったとか、そういった身体の変化を診ていただけるように、心の変化に寄り添ってくれる場所があったら…世界はもっと温かく、生きやすく、しあわせになるのではないかと思います。心の呼吸が浅くなっていることに気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います。

原作:七海仁コメント

『Shrink~精神科医ヨワイ~』は、繊細で複雑で、だからこそ面白い精神医療をテーマにした作品です。映像化はさまざまなハードルが考えられるため「難しいかも…」と思っていたのですが、こうしてNHKさんで実現していただけてとても嬉しいです。

キャストも、中村さん、土屋さんという大好きなおふたりをはじめ、素晴らしい俳優さんばかり。登場人物に新たな輝きを与えてくださるのが今から楽しみです。内容については私も関わらせていただき、中江監督や制作陣の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。ドラマ制作のプロフェッショナルとしての情熱や矜持を肌で感じて、より期待が増しました。

『Shrink』に関わってくださったすべての方に感謝しつつ、皆で「今届けたい」と強く願った物語が、観てくださる方の心にまっすぐ届くことを祈っています。

漫画:月子コメント

『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』作画の月子です。毎話、それぞれの悩みを抱えた主人公と同じ気持ちになってヨワイ先生のクリニックへ足を踏み入れるつもりで描いています。

この度ドラマ化されることによって、より没入感のあるひだまりクリニックを体験できるのかと思うと今から楽しみで仕方ありません。心の問題に無関係な人などいないと、連載を重ねる毎に思います。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

脚本:大山淳子コメント

脚色を担当した大山です。わたし自身、若い頃に精神科に通った経験があるので、オファーをいただいた時、「こんなドラマがあったら、勇気づけられる人がいる!」と確信して、参加を決めました。

脚本作りには、中江監督をはじめ、原作者の七海さん、監修のお医者様、プロデューサーほかスタッフのみなさんからもご意見をいただきました。全員が「よいドラマを」と前のめりになって議論を重ねながら、みんなでこしらえた脚本です。わたしは小説家でもあり、普段執筆はひとり静かに進めるので、熱すぎる前のめりチーム(わたし含む)での創作はすごく新鮮でした。どんな映像になるのか、完成が楽しみです。
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 中村倫也「ブギウギ」サプライズ登場 強烈キャラに「インパクトありすぎる」「ハマってる」と反響殺到

    モデルプレス

  2. Snow Man佐久間大介、土屋太鳳に“手紙”で熱い思い伝える「憧れの役者さんになりました」<マッチング>

    モデルプレス

  3. Snow Man佐久間大介、土屋太鳳のアクシデントをすかさずフォロー「厄落としになりました」<マッチング>

    モデルプレス

  4. 中村倫也、料理の時間が「それ以外のどれとも違う」理由 次のテーマ候補も熱弁<THE やんごとなき雑炊>

    モデルプレス

  5. 中村倫也、雑炊だけの本に担当編集当初は不安「売れるのかな」 “雑炊俳優”としてアピール<THE やんごとなき雑炊>

    モデルプレス

  6. 役所広司主演、土屋太鳳・磯村勇斗らと「八犬伝」映画化

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」俳優部門に選出された木戸大聖

    特集

  2. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」女優部門に選出された出口夏希

    特集

  3. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  4. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  5. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  6. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  7. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  8. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  9. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  10. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    大河「べらぼう」元人気子役初登場「成長ぶりがすごい」「全然気づかなかった」とネット沸かす

    モデルプレス

  2. 02

    大河「べらぼう」源内(安田顕)の“想い人”瀬川役に注目集まる 幻の2ショットに反響「まさかの」「どうりで所作が美しいと思ったら…」

    モデルプレス

  3. 03

    横浜流星主演大河「べらぼう」初回視聴率発表 NHKプラスは全ドラマで最多視聴数に

    モデルプレス

  4. 04

    清野菜名主演月9ドラマ初回、緊急地震速報で一時放送中断【119エマージェンシーコール】

    モデルプレス

  5. 05

    「ホットスポット」初回、清美(市川実日子)ら幼馴染3人組の“服の色”が話題「伏線?」「意味がありそう」

    モデルプレス