小柴陸、作間龍斗、吉川太郎(C)WOWOW

AmBitious吉川太郎&小柴陸「ながたんと青と」登場 HiHi Jets作間龍斗と笑顔で撮影<現場レポート&インタビュー>

2023.03.31 12:00

女優の門脇麦が主演を務めジャニーズJr.内グループ・HiHi Jets作間龍斗が出演する連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(WOWOW、毎週金曜よる11時~、全10話)。31日放送の第2話より、関西ジャニーズJr.内グループ・AmBitious吉川太郎小柴陸が登場。作間との共演シーンの現場レポート&座談会インタビューが公開された。

  

門脇麦主演「ながたんと青と-いちかの料理帖-」

「ながたんと青と-いちかの料理帖-」書影(C)磯谷友紀/講談社
本作は、月刊漫画雑誌「Kiss」で好評連載中の磯谷友紀の同名漫画が原作。戦後間もない京都を舞台に、門脇演じる34歳の料理人・桑乃木いち日(くわのき・いちか)が、経営難の実家の料亭「桑乃木」を立て直すため、作間演じる19歳の大学生・周と政略結婚し、料亭再建に挑む中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”だ。

老舗料亭の長女として生まれ、ホテルの西洋料理レストランで働くいち日が、和と洋を融合させ自由な発想で生み出す“見た目もおいしい料理“と、互いに別々の人を思いながら結婚したいち日と周の“年の差夫婦のもどかしい恋”が見どころ。

そんな本作で、ドラマ初出演となる吉川が演じるのは、周の大学の友人・谷口役。将来はサラリーマンとして働きたいと思っている堅実なキャラクターだ。続いて小柴が演じるのは同じく周の大学の友人・赤松役。将来は海外で働く夢があるが、英語は苦手でお調子者でもある憎めない役どころ。いち日の前では大人びていてクールな周が、19歳の青年らしい年相応の自分を見せられる相手でもある2人を、実際に作間と同じジャニーズJr.として活動する吉川と小柴が等身大で演じている。

作間龍斗&吉川太郎&小柴陸、現場レポート

小柴陸、篠田諒、作間龍斗、吉川太郎ら(C)WOWOW
本作の第2話のロケーション撮影が2022年7月上旬、京都の名門大学の講義室で行われていた。朝9時。周を演じる作間が登場。センター分けのさらさらヘアがとても爽やかだが、黒縁眼鏡をかけた瞬間、周になる。経済学の授業を聞き、真面目にノートを取る。そこへ吉川、小柴、そして有川役の篠田諒が合流。4人とも半袖の白シャツに黒ズボンという出で立ちで、小柴と吉川はぴっちり七三分けの昭和な髪形がよく似合っている。

この日初めての撮影に臨む小柴と吉川は、エキストラに「おはようございます」と一礼。本作がドラマ初出演の吉川は、少し緊張した面持ちだ。撮影するのは、大学の講義室で周がいち日特製の「だし巻き卵のサンドイッチ」を食べようとしたところ、同級生3人がその愛妻弁当をうらやましがるというシーン。まずは段取りから。吉川が食べるお弁当をのぞき込む小柴。ドラマや舞台の経験も豊富な小柴はリラックスした様子だ。吉川は演技初心者ならではの素朴な雰囲気が、昭和の学生然としていて役にピッタリである。

まずはテストから。いち日の年齢を知り、同級生3人は口をそろえて「さんじゅう、よん(34)!?」と驚くのだが、その驚くタイミングを何度も確認する松本壮史監督。おそらく、0コンマ何秒の差でもシーンの印象は異なってくるのであろう。優しい口調ながら妥協を許さない監督の繊細なこだわりが、心地よい作品を生み出すのだ。「僕の立ち位置、ずっとここで大丈夫ですか?」など、疑問点はすぐに確認する小柴、監督の指示に素直に「はい」と答える吉川。ドラマ現場での経験値の差はあるものの、2人とも真摯に撮影に取り組む姿勢が伝わってくる。

京都弁ネイティブの小柴が篠田のセリフのイントネーションをチェックするという場面も見られた。撮影の合間には、作間が小柴に話しかけたり、また小柴が作間に話しかけたり。過去にもドラマで共演経験のある2人の仲のよさも垣間見えた。

作間龍斗(C)WOWOW
撮影場所を移動し、別の名門大学へ。午後から撮影するのは、周が幼なじみで義姉の鈴音(久間田琳加)と大学構内を歩いていたところ、同級生の谷口と赤松にばったり出会うという、第9話(5月19日放送)のシーンだ。作間は緑のセーターに紺のスラックス。真夏には辛い衣装だが、暑さを感じさせない涼やかな表情。小柴と吉川はノートを小脇に抱えた学ラン姿。中高生とは違う大学生らしい学ラン姿が凜々しい。鈴音は乳飲み子を背負っており、周と同い年なのに「義姉」であることに、「え、お姉さん?」と驚く谷口と赤松。午前のシーンと同じく、その驚き方について、松本監督から細かく指示を仰いでいる。

本番には人形ではなく本物の赤ちゃんが登場。泣いてしまった赤ちゃんの手を取り優しくあやす作間。その様子を小柴と吉川が愛おしそうに見つめていた。撮影合間には3人で軽くダンスをするというジャニーズらしい一面も。また、3人から少し離れたところにいた久間田に小柴がさりげなく近寄り「東京と大阪で所属が違うんですけど、僕の方が(作間より)先輩なんですよ」と話しかけ、場を和ませていた。

いち日より15歳年下の周は、年上のキャラクターに囲まれていることが多いが、この日は同級生、しかも同じジャニーズJr.の仲間がキャストとあって、役としても作間自身としても、若者らしい笑顔やリラックスした表情が印象的だった。(modelpress編集部)

吉川太郎×小柴陸インタビュー

ー 出演オファーを聞いた時のお気持ちを教えてください。

吉川:僕はドラマ初出演なので、聞いた時は「え、僕?間違えてないかな?」と思いました。

小柴:僕たちは関西ジャニーズJr.内のAmBitiousという9人組のグループに所属しているのですが、どうして僕たち2人なんだろうと不思議でした。でも台本を読んでみると、谷口と赤松は大学生なので、現役大学生の僕たち2人を選んでいただいたのかなと納得しました。

吉川:うん、それは大きいかもしれないですね。

小柴:それに、太郎(吉川)はこの昭和の学生服、昭和の髪形がすごく似合ってると思うんですよね。

吉川:え、うれしい、ありがとう。

小柴:僕自身もこういう髪形(七三分け)は初めてなので、新鮮な気持ちです。

― 台本を読まれた感想を教えてください。

吉川:初めて読んだ時は面白くて、止まらなかったです。僕は昭和の時代感が好きなんです。この物語は日常を美しく描いていて、とてもすてきだなと思いました。

小柴:姉さん女房、好きですねえ(笑)。映画のような雰囲気のしっとりとしたいいお話だなと思いました。

― 周の同級生・谷口と赤松を演じるにあたってどのような役作りをされましたか?

小柴:僕は元々、京都に住んでいるので、言葉の上で苦労することはありませんでした。昭和だからといって昔っぽさを出そうというより、現役大学生感を出すことの方が自然かなと思ったので、自然体を心がけました。

吉川:僕も京都に近いところに住んでいるのですが、イントネーションには気をつけました。初めてのお芝居なので、緊張して「芝居っぽい話し方」にならないように。そして逆に標準語にならないように。

小柴:そうなんや。太郎はいつも通りやったで。でも最初のシーンはめちゃくちゃ緊張してた(笑)。熱を出した周を同級生3人で見舞いに行くシーンが、僕たちが最初に撮影したシーンなんですけど、太郎、ガチガチやったな(笑)。

吉川:セットの中にちゃんと昭和の家があって。部屋の中にいる僕たちの周りにたくさんのスタッフさんがいたので、めっちゃ緊張しました。

小柴:というわけで、普段とは違う昔の学生服、髪形をしているので、アイドルとしての僕たちを応援している方には、そのあたりを楽しみにしていただけたらと思います。

吉川:見逃さないように全話じっくり見てください!

作間龍斗×吉川太郎×小柴陸インタビュー

― 作間さんはジャニーズJr.内のHiHi Jets、小柴さんと吉川さんは関西ジャニーズJr.内のAmBitiousにそれぞれ所属されていますが、以前から交流はあったのですか?

作間:小柴とは以前、東京で撮影した連続ドラマで共演していて、太郎とは初対面です。

小柴:うわ、小柴(→)って言われた(笑)。僕、普段は陸って呼ばれてるんですけど、東京のJr.の人たちは名字
で呼ぶんですよね。しかも関西ではイントネーションが小柴(↓)なんですけど、東京では小柴(→)なんですよね。

作間:そうなんだ。小柴(→)じゃなくて、小柴(↓)ね。太郎とは、ジャニーズJr.が200人くらい集まった東京ドームでのコンサートに、お互い「いただろう」ってぐらいで、話をしたのは、ホントに今回が初めてだよね。

小柴:太郎、東京のJr.と初めてしゃべってんな。

吉川:はい、初めてです。作間くんは大人っぽいなと思いました。年齢は僕の方が1つ上なんですけど。

作間:太郎って先輩顔じゃないですか(笑)。だから最初はめちゃめちゃ敬語使ってたんですけど、僕の方が先輩だったんですよ。

小柴:そんなん言うたら、オレが一番先輩やんか(笑)。

作間:まあ、1年だけね。小柴は東京のドラマでもこんな感じだったんで、今回もいつも通り小柴風吹かせてるな、って感じですね(笑)。

小柴:作間は裏も表もずっとクールな感じ。僕がボケても全然つっこんでくれへん(笑)。さっきも「僕の持ちギャグ一緒にしよう」って誘っても「はいはい」って流されたし。関西じゃありえへんで。

作間:え、そうなの?

小柴:ほらあ(笑)。それにしても作間の演技は自然やなと思いました。周を演じててもまったく違和感がない。

吉川:僕なんか初対面やから、周なのか作間くんなのか、見分けがつかない(笑)。

作間:そうだね。周に関しては特に役作りしてる、ということはなく、自然体で演じさせてもらっています。

― 3人の共演シーンの見どころを教えてください。

作間:大学の教室でお弁当を食べるシーンです。物語全体を通して、周と年が近いキャラクターがあまりいないので、19歳という年相応な空気感と言いますか。いつもはクールで少し上から目線な周が、谷口と赤松にはちょっとイジられたりするので。演じていて、僕自身が癒やされました。特に太郎がお弁当を食べてるところが面白すぎて(笑)。

小柴:面白かったよな。普通にご飯食べてる感じが。何食べたん?

吉川:トマトと揚げ物と白米。おいしかったです。

小柴:お箸をキレイにもってみようとか、演技的なことは考えた?

吉川:いや、特に…。

小柴:じゃあ、食事シーンじゃなくて、ただの「食事」やな(笑)。

作間:そうただの食事(笑)。でもね、このドラマの料理は、見た目だけじゃなくて本当においしいんですよ。だから、夢中で食べちゃうのも分かる。僕が教室で食べたサンドイッチもだし巻き卵の厚みがすごくて。

小柴:ほんまにだしきいてるん?

作間:うん。

小柴:いいなー、食べたかった。

作間:ということで、3人の同級生らしい空気感と、太郎のただの「食事」が見どころですね(笑)。
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