濱田岳、SixTONES森本慎太郎と初共演「あのアツさに引っ張ってもらえた」 朝ドラ「カムカム」共演者とのエピソードも<探偵ロマンス>
2023.01.17 15:32
21日スタートのNHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」(総合、毎週土曜よる10時~ 全4話)で主演を務める俳優の濱田岳が、SixTONESの森本慎太郎との初共演などについて語った。
濱田岳主演「探偵ロマンス」
本作は、新進気鋭の脚本家・坪田文が書き下ろすオリジナルドラマ。1923年に作家デビューを果たした江戸川乱歩。それから100年という節目にお届けする“知られざる江戸川乱歩誕生秘話”である。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」制作チームがNHK大阪放送局よりお送りする、ロマンスあり、笑いあり、涙あり、魂の叫びあり、アクションありのテンコ盛りな、今を生きる人々の心に響く珠玉のエンターテイメント活劇。
後に日本を代表する推理小説家・江戸川乱歩となる平井太郎を濱田、白いスーツに身を包み、数々の難事件を解決してきた名探偵・白井三郎を草刈正雄、太郎がかつて働いていた造船所があった鳥羽の小学校教師で、太郎が親愛を寄せる文通相手・村山隆子を石橋静河、鳥羽の造船所時代に出会った太郎の友人・郷田初之助を泉澤祐希、帝都新聞の記者・梅澤潤二を森本が演じる。
濱田岳、森本慎太郎との初共演回顧「あのアツさに引っ張ってもらえた」
― 「探偵ロマンス」に出演することが決まったときのお気持ちは?濱田:どんな作品でもクランクインは緊張しますし、人間関係を構築していく必要があるのですが、今回はほとんどのスタッフさんがすでに知り合いでした(笑)。安心できる環境を整えていただいて本当にありがたいですし、ぜいたくだなと思いました。誰もが信頼している演出の安達もじりさんのもとで台本の一番手に名前が載るポジションでやらせて頂けるのは、役者冥利に尽きることです。
でも、主演と言っても気負わなくていい空気を皆さんが作ってくれるので、僕としてできることは顔馴染みのみんなと楽しく過ごすことぐらい。それを見た、はじめましてのキャストさんたちの緊張が解けて、リラックスして臨んでもらえたらいいですね。緊張がほぐれれば、その分イマジネーションが湧いてお芝居の提案やチャレンジがしやすいと思うので、色々なチョイスが増えて相乗効果が起きたらという思いで撮影に臨みました。
― 脚本やご自身の役柄についての印象、演じていて印象的だったシーンなどを教えて下さい。
濱田:「探偵ロマンス」は一言では形容しがたい作品。時代劇ですが、江戸川乱歩という人物の史実に基づいた大河ドラマ的な要素も、痛快アクションムービーの要素もあり、時代が生んだ人間模様も描かれているすごくよく練られた脚本です。太郎を演じる上で苦労しているのは詭弁家という点。初之助(泉澤)が太郎のことを「機関銃のようにしゃべる」と表現したので、僕はセリフをつらつら言わなきゃいけなくなったんですよ。スピード感のある中に喜怒哀楽を込めなきゃいけなくて、ハードルが上がりました(笑)。
潤二(森本)と電気ブランを飲みながら言い合うシーンの撮影も、すごく楽しかったです。潤二と太郎は互いに憧れている節があって。太郎はペン一本で生計を立てている潤二が羨ましいし、潤二からすると太郎みたいな執筆の自由はないんだぜって気持ちもある。そういう気持ちのやりとりのシーンは撮っていて楽しかったです。森本さんとは、はじめましてでしたけど、太郎の気分からするとあのアツさってすごくバカにしやすかったし(笑)、あのアツさに引っ張ってもらえた感じがします。
濱田岳「カムカムエヴリバディ」尾上菊之助と再共演 シリーズ化も希望
― 収録に参加されてみて、共演者の皆様の印象、現場の雰囲気はいかがですか?濱田:共演者の皆さんは本当にすてきです。三郎役の草刈正雄さんは今回がはじめましてですが、何をやってもかっこいい!見とれる瞬間が多々あって、ついついキラキラした目で見てしまいます。それで自然と太郎が三郎にひかれている姿ができあがっていますね。普段はすごく穏やかで優しさがにじみ出ている方なんですけど、本番になると動きが機敏すぎて目で追えないんです。「え、そんなに早かったですっけ?」って(笑)。全ての動きがキマるし、あれだけ画が締まると、撮っている方たちも楽しいんじゃないかな。
住良木役の尾上菊之助さんとは「カムカム」ぶりの共演。「カムカム」では僕、おじいさんだったので今回は普通のテンションで共演できてうれしいです。自分が休みの日でも、住良木さんのシーンを見たくて現場へ行ったりしていました。本当に見たことのない時代劇なんですよね。住良木、美摩子(松本若菜)など赤い部屋に出入りしているアダルトチームには、なんとも言えないなまめかしさや妙な色気が漂っています。
― 放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
濱田:僕は普段あまりモニターを見ないタイプですが、今回は体験したことのないスケール感のアクションシーンがあるのでよくモニターチェックしていて、偽りなく“見たことのない”時代劇をお届けできる手応えを感じています。緻密に練られたアクションと、人間模様のハートの部分の化学反応を楽しみにしていてください。最初は太郎と三郎さんの軸でご覧いただけると思いますけど、ものすごく葛藤して生きている人物が他にもたくさん出ているので、何度も見て、その都度違う楽しさを発見してもらえたら。
太郎は隆子さん(石橋)にも白井三郎にもひかれているし、お百(世古口凌)という存在にもひかれていて、題名通り「ロマンス」が多い人物。心を奪われてしまう太郎にもご注目ください。シリーズ化もできたらいいなと(笑)。皆様、応援どうぞよろしくお願いいたします!
(modelpress編集部)
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