本田翼主演「君の花になる」

本作は、ある出来事により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花（本田）が、崖っぷちのボーイズグループ“8LOOM”の寮母となり、一緒に“トップアーティストになる夢”に向かっていく物語。

8LOOMが険悪な雰囲気に

2ショットが流出したあす花と弾（高橋文哉）。あす花は寮母をやめて出て行き、弾は謝罪配信を拒否して活動自粛を言い渡される。そこから3ヶ月、ほかメンバーの懸命な活動の甲斐もあり、8LOOMは徐々に信頼を取り戻していた。

あす花は寮を去る前に弾のボイスレコーダーにメッセージを残し、“なる”こと成瀬大二郎（宮世琉弥）にそれを伝えていたが、なるはそれを弾に話すことができていなかった。3ヶ月越しにその事実を知った弾はなるに激怒し、8LOOMは再び険悪な雰囲気に。

弾は寮を飛び出しあす花の元へ走るが、残されたメンバーたちはリーダーの小野寺宝（山下幸輝）の提案できちんと話し合いをすることとなる。

なる・宝らが隠していた思いを告白

そこで初めて、メンバーたちは隠していた思いを告白。大学院への進学を考えていた一之瀬栄治（八村倫太郎）に加え、なるは動画編集の勉強のため留学したいと思っていること、宝と桧山竜星（森愁斗）はダンスコンテストの出場をきっかけに大物アーティストからワールドツアーに同行してほしいとスカウトを受けていたこと、久留島巧（NOA）は正体を隠してネットに自身で作った曲を投稿していることなどを明かした。

そしてあす花がフリースクールで働き元気に頑張っていることを知った弾は、帰宅後メンバーたちに見つからないよう彼等の話を聞いているのだった。

それぞれの話を受け、古町有起哉（綱啓永）が「なんだよ！皆全然8LOOMに100じゃねえじゃんか！俺だけ100で寂しいじゃんか！」とふざけながら話したところで、弾は「違う！」とメンバーたちの元へ飛び出す。

そして「皆8LOOMがめちゃくちゃ大事で、100全力で頑張ってるうちに、別に大事なものが生まれて戸惑ってんだよ。皆ごめん。俺がこんなだから、皆が戸惑ってること、思ってること、今の今まで口に出せなくて。たくさん辛い思いとか、苦しい思いとかたくさんさせて、本当に悪かった。ごめん」と謝罪した。

弾「俺たち、解散しよう」

それをきっかけに、メンバーは全員が号泣しながら弾や8LOOMへの愛を吐露。7人は改めて8LOOMの大切さを実感し、なるは「皆8LOOMより大事なものなんてないんだよ！だから皆、ほかのことは諦めて、また一つになって…」と提案した。

しかし、弾は「嫌だ！」と拒否。メンバーたちが戸惑う中、弾は「皆が100全力で幸せじゃなきゃ嫌だ！8LOOMのせいで、皆がやりたいこと諦めてほしくない。皆だってそうだろ！俺は8LOOMが皆を縛るものにはなってほしくないんだよ…」と涙で熱弁した。

有起哉は涙ながらに「何だよ…じゃあもう、やれること1個しかねえじゃん」と呟き、全員が共通の“グループの未来”を思い浮かべさらに涙。そして弾が、全員の気持ちを代弁するかのように「俺たち、解散しよう」と口にするのだった。

8LOOMが選んだ“解散”に視聴者も号泣

全員が8LOOMを思うからこそ選んだ“解散”。約10分にも及んだ7人だけのこのシーンを受け、視聴者からも「涙止まらない」「泣きすぎて苦しい」「辛すぎるよ」などのコメントが続々。

さらに8LOOMは劇中だけでなく実際にデビューし、ここまで物語と連動したライブやイベントを行っていたが、12月21日～12月27日にIHIステージアラウンド東京にて行われる「君の花になる“Thank You 8LOOMY” FAN MEETING」が解散前最後のイベントとなることも発表済み。今回の放送で現実世界でも劇中でも解散となることが明らかとなり、この切ないリンクも話題を呼んでいた。（modelpress編集部）

情報：TBS