Official髭男dism「silent」主題歌が再び話題 奈々(夏帆)との“リンク”に考察広がる「誰もが主人公なのか」
2022.11.11 13:42
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女優の川口春奈とSnow Manの目黒蓮が共演するフジテレビ系木曜劇場『silent』(毎週木曜よる10時~)の第6話が、10日に放送された。4人組ピアノPOPバンド・Official髭男dismが務める同作の主題歌『Subtitle』に再び注目が集まっている。<※ネタバレあり>
川口春奈&目黒蓮共演「silent」
オリジナル作品となる本作は、川口演じる主人公の青羽紬がかつて本気で愛した恋人である目黒演じる佐倉想と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。「Subtitle」は奈々(夏帆)の歌?
大学時代、ろう者・難聴者対象の就活セミナーを通じて出会った想と奈々。「音のない世界は悲しい世界じゃない」と耳が聞こえない“音のない世界”を肯定する奈々は、聴力を失い始め、孤独を感じていた想にとってかけがえのない存在だった。そんな奈々は、最初は手話を教えたりと友達として支え続けてきたが、次第に想に惹かれ始めていった。しかし、紬の存在を知り、自身の恋の終わりを悟るも、諦めきれない奈々は、紬が通う手話教室を訪れ「少し話しませんか?」と声を掛ける。想から手話を教えてもらうこともあると笑顔で話す紬に奈々は「私が想くんに教えたの」と切り出すと、「プレゼント使い回された気持ち」と自分が好きな人に渡した(=教えた)プレゼント(=手話)を奪われた気持ちだと表現。
この「プレゼント」というワードは、『Subtitle』の「言葉はまるで雪の結晶。君にプレゼントしたくても、夢中になればなるほどに形は崩れ落ちて溶けていって消えてしまうけど」という歌詞に当てはまり、奈々が想に抱く恋心を表現したフレーズとして解釈できる。
さらに、終盤で描かれた想と奈々の図書館でのワンシーンでは、「奈々と手話だけで話せるようになるのを目標にして手話覚えた」と想が言うと、奈々は「まだまだ全然下手だけどね」と照れ隠しのように返す。すると想から「奈々にだけ伝わればいいから」と真っ直ぐな瞳で伝えられ、奈々は顔をほころばせていた。
このワンシーンと紬と奈々とのやりとりを踏まえ、「『凍りついた心には太陽を』そして『僕が君にとってそのポジションを』そんなだいぶ傲慢な思い込みを拗らせてたんだよ」という歌詞を見ると、「僕(=奈々)が君(=想)にとってそのポジション(=手話で話せる)」と考えることができる。
「Subtitle」と登場人物の“リンク”が話題
一方、前述で挙げた冒頭の歌詞は、第3話放送後に鈴鹿央士演じる紬の恋人(第3話時点)であり、想の高校時代の親友・湊斗が耳が聞こえないことを隠していた想に対し、力になりたかったという歌詞にリンクすると話題に。また第1話から第2話にかけては、紬と想のそれぞれの心情にも歌詞が当てはまると注目を集めていた。これまで紬、想、湊斗の3人を中心に物語が進んでいたことに対し、第6話で初めてスポットが当たった奈々にも当てはまる歌詞を持つ主題歌に、視聴者からは「すごすぎる…誰もが主人公なのか!誰もを主人公にしてしまうのか…!」「誰に当てはめてもぴったりだし泣ける」「歌の力を感じる」と反響が相次いでいる。(modelpress編集部)
情報:フジテレビ
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