川口春奈主演「silent」新人脚本家が抜擢 Snow Man目黒蓮もほれ込む生方美久氏の魅力とは?
2022.09.30 20:36
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女優の川口春奈が主演、Snow Manの目黒蓮が共演する10月6日スタートのフジテレビ系木曜劇場『silent』(毎週木曜よる10時~)のプロデュース・村瀬健氏と脚本・生方美久氏の囲み取材が行われ、村瀬氏が生方氏の脚本の魅力を語った。
川口春奈&目黒蓮「silent」
オリジナル作品となる本作は、川口演じる主人公の青羽紬が、かつて本気で愛した恋人である目黒演じる佐倉想と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリー。川口と目黒のほか、篠原涼子、鈴鹿央士、夏帆、風間俊介らが出演する。
新人脚本家・生方美久氏を抜擢した理由
生方氏は若手脚本家の登竜門とも呼ばれ、これまで野島伸司や坂元裕二など数多くの作家を輩出してきた『フジテレビヤングシナリオ大賞』にて、昨年大賞を受賞。その受賞作品となった『踊り場にて』はドラマ化された。この年の審査員を務めていた村瀬氏が生方氏の才能にほれ込み、コンクール出品作以外の脚本を一度も書いたことのない全くの新人ながら、木曜劇場という伝統のある枠で、しかも完全オリジナル作品での脚本家デビューという異例の大抜擢を敢行。
9か月ほど前に木曜劇場を担当することになった村瀬氏は、会社に本作の企画書を提出、生方氏に脚本を任せたいと説得し、まだ出演承諾がない段階から川口と目黒をイメージして作っていったという。「初めてでも書ける人は書けるだろうと思った」と村瀬氏は、はじめから生方氏の脚本に自信と信頼があったことを明かした。
村瀬健P、生方美久氏の魅力を熱弁 目黒蓮もほれ込む
村瀬氏は生方氏の脚本について「一番の魅力はリアルティのあるセリフだと思います」と魅力を説明。「本当にすっと耳に入って、心に入ってくるんですけど、狙ったみたいな言い方があんまりないんですよね。セリフっぽいセリフみたいなものではなく、なんでもない日常の言葉を使って、何気なく書かれたようなセリフがすごく心にしみるんです」と語り、「そこがやっぱりすごいなと思っているんですけど、初めて会う役者さんと脚本について話すと、みんないい脚本だねって、セリフが素晴らしいって言うんです」とキャストが台本を読んだ感想も明かした。中でも目黒からは「1話と2話、2話分の脚本をお渡しした段階で初めてお会いしたんですけど、いきなり『続きどうなるんですか?』『早く読みたいです!』って、最初の挨拶でいきなり言われました」とのことで、すっかり虜になっているという。
さらに、1時間のドラマとしての構成も素晴らしいそうで村瀬氏は「面白くするために狙って展開をさせていくのではなく、この登場人物だったらこういう気持ちになって動くんじゃないかなって考えて作ってる。なのに、その展開が読んでて本当に面白い。連続ドラマの醍醐味である『この先どうなるんだろう?』と興味を持たせる力まで持ってたことにちょっとびっくりしています」とストーリー展開にも驚いたといい、「新人って言ってますけど、本当はどこかでこっそり何作も書いてきたんじゃないの?って感じるくらい力があります。でも一方ですごく瑞々しい感じもあって。その辺が圧倒的な強さというか、才能だと思うし、今の彼女にしか書けない作品になってると思います」と生方氏の魅力を熱弁した。
生方美久氏、初の連ドラ担当は「今でも信じてない」
それを聞いた生方氏は、今回のオファーを受け、「最初は全然信じていなかった」といい、新人脚本家ではあまりない抜擢だったため「もしかして騙されているんじゃないかと思うときもあって、今でも信じてないです」と本音。「キャストが決まったり、やっていくうちに嬉しいという気持ちはもちろんあるんですけど、多分完成しないと“書いた”って思えないと思うので、最後までモヤモヤした気持ちのまま進んでいくんだろうなと思います」と心境を語った。もちろん連続ドラマの脚本は初めてのため「私が好き勝手書いたものを連ドラにするなら…と直しながら作っています」という。「ドラマだったらこうしなくちゃいけないということが正直わからない状態で始めているので、良い意味で無視する。このキャラクターはこのくらい出さなくちゃいけないと言われていることを1回無視して私が書きたいものを書いて、怒られたら直す。これで上手くいった回があるので、それで頑張ります」と自身のスタンスを明かした。(modelpress編集部)
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