米ディズニー、結婚後も働きやすい職場環境 日本人女性スタッフに聞いた<米アニメーション・スタジオ取材Vol.6>
2016.04.25 12:00
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『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーが贈る、ユニークな動物たちの“楽園”を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』が4月23日に日本にて公開された。同作は、ディズニーのイマジネーションによって新たに誕生した、動物たちが人間のようにハイテクな文明社会で暮らす世界“ズートピア”で繰り広げられる物語。モデルプレスでは今回、『ズートピア』の制作が行われた米カリフォルニア「ウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ」で取材を行い、次々と名作が生まれるその秘密に迫った。
大人にこそ響く奇跡のストーリー
もふもふボディの愛らしいビジュアルで早くも注目を集めるディズニー新ヒロインは、ウサギのジュディ・ホップス。「人参をつくることがウサギの“人生”」とされる中、立派な警察官になることを夢見て田舎町を飛び出し、大都会「ズートピア」で奮闘する彼女がこの物語の主人公。夢を信じるジュディが起こす奇跡は、大人にこそ響く感動のストーリー。Vol.6では、ディズニーで働く日本人スタッフの一人、土井香織氏のインタビューをお届け。
偶然が重なりディズニーへ
彼女は、ライティング&コンポジティングアーティスト。影を操り、キャラクターたちに表情をつけていく。“ディズニーで働く”。そのことを夢見て、ハリウッドへ向かった人はどのくらいいるのだろう。しかし、彼女の場合は、少しばかり事情が違う。「日本で働いて、ロンドンで働いて、そのあと結婚した相手がハリウッドに住んでいたので、募集のあったディズニーで働こうかなと」と偶然が重なり、今の職業に就いた。
「タイミングが2年遅かったら、今の仕事には就けなかった」と飄々と語る姿は、自然体で素敵だ。
結婚後も働きやすい環境
そして、既婚女性でも働きやすい環境が整えられているのが、ディズニー。「家でも仕事ができるよう、機械を借りて働いている人もいます。あとは、病欠と同じように、家族や子どもの世話をするお休みが設けられています」と社員へのケアも厚い。この環境で働けていることについては、「ラッキーです」と一言。「私は運がいいだけ」と謙虚だが、その運がついてきたのも、これまでの積み重ね。「どんどんテクノロジーは進化しているので、自分で勉強してついていかなければいけないです。真面目にやっていれば大丈夫かなと思います」とさらりと言い、「好きだからこそ、続けていけるのでしょうか?」と尋ねると、「そうですね」と満面の笑みを浮かべた。(modelpress編集部)
ディズニー最新作『ズートピア』
製作総指揮:ジョン・ラセター
製作:クラーク・スペンサー
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』/リッチ・ムーア『シュガー・ラッシュ』
<あらすじ>
動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、立派な警察官になることを夢見るウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか…?
<キャラクター説明>
ジュディ・ホップス
ウサギ初の新米警官。憧れのズートピアで「立派な警察官になる」夢に向かって奮闘中。もふもふのボディと豊かな感情表現ができる大きな耳が特長。正義感が強く、行動的で頑張り屋。ひょんなことからキツネの詐欺師のニックと共に、楽園ズートピアの秘密に挑んでいくことに。ニック・ワイルド
“キツネらしい”人生を生きる“夢を忘れた”詐欺師のキツネ。ズートピアを知りつくし、幅広い情報網を持つ。現実を知る皮肉屋だが、陽気な魅力があってどこか憎めない。ひょうひょうとした態度の裏には優しさが隠れている。過去のある出来事によって傷ついているが、その繊細な心は誰にも見せない。自分にはないものを持つジュディと運命を共にするうちに、何かが変わっていく。クロウハウザー
ズートピア警察署の受付担当のチーター。ドーナツが大好物でチーターとは思えないほど太っている。ジュディにも気さくに話しかけてくる気のいい、のんびり屋。ボゴ/ズートピア警察署長
厳しく、頑固で、眼光鋭いタフなスイギュウ。警察の仕事に誇りを持ち、事件の捜査は、カバやゾウなどのタフな動物にしかこなせない任務だと信じている。ウサギである上に新米警官のジュディには最初から期待しておらず、捜査に参加したがる彼女を持て余す。レオドア・ライオンハート市長
「楽園であること」の維持を第一に考えるズートピア市長。堂々たるライオン。「誰でも何にでもなれる」というズートピアのスローガンを作ったのも彼。ベルウェザー副市長
ズートピア副市長を務めるヒツジ。ジュディを小さな動物の誇りと考え、何かと気づかう。ライオンハート市長にいつも忙しく使われている。フラッシュ
免許センター職員のナマケモノ。パソコン入力から話し方、笑い方まで、驚異的な超スロー・ペースを崩さない。
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