ディズニープリンセスの長年の秘密が明らかに

15日、「世界ふしぎ発見！」（TBS系列）では、「ヒロインたちに秘められた ウォルト・ディズニー　魔法の秘密」が放送。同番組では、カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・カンパニーの本社を訪れ、シンデレラや白雪姫、オーロラ姫などのディズニープリンセスやヒロインたちのアニメーションに隠された秘密が紹介された。

ヒロインにはそれぞれモデルがいた

ヒロインたちには、それぞれ「ライブアクションモデル」と呼ばれるモデルが存在。ディズニーアニメーションでは、「ライブアクションモデル」の行う実際の動きを見ながら、ヒロインたちの絵を描いていた。彼女たちは、オーディションによって選ばれ、当時のアニメーションに欠かせない存在であった。

ヒロインたちの癖

「リトル・マーメイド」に登場する美しい人魚「アリエル」のライブアクションモデルを務めたシェリー・ストナーは、「髪をすく動きや髪の毛を吹き上げる動き。私の癖をそのまま使ったんです」とコメント。アニメーションの作画の時のプリンセスの動きは、演出家のリクエストがなく、ライブアクションモデルに全て任された。つまり、その人の行なう癖までもがそのまま反映され、アニメーションに生かされたのだ。

ヒロインたちのマナー

世界一美しい少女「白雪姫」のライブアクションモデルを務めたマージ・チャンピオンは、「一番興味深かったのは、私のマナーがそのまま描かれたことです」と驚きの告白。「お元気ですか？」と聞かれた時、スカートを持ってポーズをして「ありがとう」と答えるように教育されたチャンピオン。その動きから白雪姫が行う挨拶の動きが描かれた。

受け継がれる精神、そしてプリンセスの再ブームへ

ディズニーのヒロインたちは、彼女たちライブアクションモデルが存在したからこそ、動きや表情が人間味溢れるキャラクターになった。この徹底的にこだわられたアニメーション作りが、初の長編アニメーションである「白雪姫」をヒットに導き、ディズニーの長編アニメーションの歴史を築き上げた。

形こそ変わったが受け継がれたディズニーの精神は、公開中の映画「アナと雪の女王」の中にも存在し、社会現象を起こすほどの大ヒット。このことが現在、日本女性の間でディズニープリンセスの再ブームを起こしている。また、ディズニー第二期黄金期の作品と呼ばれる「美女と野獣」の実写化が公開予定。同作品が公開されればディズニープリンセスの再ブームはさらに拍車がかかりそうだ。（モデルプレス）