副業が楽しくて、本業がつらい……。これって転職のサイン?
今回のお仕事ハックは「副業が楽しくて本業が苦痛に感じることがある」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
副業が楽しくて、本業がつらい
収入アップのために副業を始めたところ、副業の方が楽しく感じるようになりました。本業をしている時間が苦痛に感じることもあります。これは転職のサインなのでしょうか。副業と本業を上手に両立できている人はどうやっているのか知りたいです。(事務職/30代)
収入アップを目的に始めた副業が、思いのほか楽しかった。素晴らしいことだと思います!
ただ悲しいかな、人間は比較してしまう生き物。今度は本業が苦痛になってきてしまった……。これは転職のサイン? サブとメインを入れ替えるべき?
結論から言うと、そこは少し慎重になった方がいいかも、と私は思います。
なぜなら、「副業だからこそ楽しい」のかもしれないから。
副業は、本業ほど稼がなくてもいい、という前提でやっていますよね。つまり、ノルマや我慢が本業より少なく、作業時間も少ない。
それがもし、本業になったら。
「この仕事で生活費を稼がなければ」という切実さが生まれます。シンプルに今より作業時間が増え、「稼ぎを減らすわけにはいかない」「もっと働かなきゃ」といった必死さも生まれてくるでしょう。あまりやりたくない仕事も引き受けることになるかもしれません。
結果、今のようには楽しめなくなってしまう可能性は普通にあります。
もちろん、だから副業の方をメインに据えるのはダメ! と言っているわけではありません。
副業がとても楽しいということは、もしかしたらそっちがあなたの天職である可能性もあります。となると、本業にするの、アリかも? と考えるのはごく自然なこと。
じゃあどうすれば?
……焦らないことです。
まずは今の副業の比率を少しずつ増やす。そして、本業と同じくらい、もしくは生活していけそうなくらい稼げる見通しがたった時に、改めて検討する。
「勢いで本業を辞めたけど、副業をメインにしたら楽しくなくなった、でも本業には戻れない……(泣)」という後悔を味わって欲しくないんです。老婆心として。
でも、欲求を無理に抑えこんで欲しくもないんです。「もうこの副業をメインにする! だってやりたいんだもん!」という欲求が燃えたぎっているなら、エイヤッと実行するの、全然アリだと思います。
根拠のない自信があったり、軌道に乗るまでの努力を苦に感じず、むしろ「やっとこれにエネルギーをめいっぱい注げる」とワクワクしたりするなら、あなたはそっちの道を選んでいい人かも。どっちがいいかは本当に人によると思います。
会社勤めをしている友人は、音楽の副業をする形での「サイドFIRE」を目指しています。
サイドFIREとは、資産運用から得る収益(不労所得)と、副業などの収入を組み合わせて生活する、早期リタイアのスタイルのこと。完全リタイアできるほど高額の資産を貯める必要がなく、現実的に目指しやすいライフスタイルとして近年注目されています。
実際に達成・開始するのは40~50代が最も多いようですが、サイドFIREを目指し始めるのは20代後半から30代が多いのだそう。まさにあなたやマイナビウーマン読者世代ですよね。
「いや、資産運用に手を出すつもりはないし、そんなに待てない……」と思うのであれば。前述したエイヤッの転職もアリだし、副業の割合を少しずつ増やしていくのもアリ。やっぱり本業あっての副業だなと思い直したなら、今のスタイルを維持するのも、もちろんアリ。
年齢制限があること以外なら、何かを始めようと思った時、それが遅すぎることなんてない、と私は思っています。
せっかく楽しいと思える仕事と出会えたのだから、いい関係を続けたいですよね。そのためのベストな向き合い方を、焦らず考えていきましょ!
Point.
・副業が楽しいのは、「副業だから楽しい」のかもしれない
・まずは副業の割合を少しずつ増やし、生活費分を稼げるようになってから考えるのでも遅くはない
・一方で、早く副業をメインにしたいという欲求が溢れかえっているなら転職もアリ
・楽しいと思える仕事といい関係を続けるためにも、ベストな向き合い方を考えよう
(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
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