「半沢直樹」に学ぶ、“デキる男”をキュンとさせる6つの方法<恋愛コラム>
2013.09.08 22:39
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“やられたら倍返し!!”の精神で、社会や上司に屈しない銀行員の生き様を描く連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)が、話題を呼んでいる。1日放送の第7話では、視聴率30%を記録(ビデオリサーチ調べ)。特に制作当初“銀行ドラマ”ゆえに予想されなかった女性の支持は、半沢直樹のキャラクターの掴むところが大きい。今回モデルプレスでは、多くの女性のハートを掴む直樹の妻・花から、“デキる男”に愛される女性の秘訣を分析した。
怒る時は許す条件も一緒に
大切な約束を突然の仕事でキャンセルすることは、忙しい男性にはよくあること。仕方のないことだとわかっているだけに、怒りづらい。ただでさえ仕事で疲れている男性に一方的に怒るのは禁物。結婚記念日をドタキャンされた花は、電話口で激怒。自分が楽しみにしていた気持ちを伝え、本当に来られないのかを確認する。直樹の仕事に対する真剣さが伝わると、「直樹は全然悪くない」とフォロー。すかさず「この埋め合わせは必ずするから」と機嫌を取る直樹に、「次の結婚記念日の前にしてよね」と、1年以内にレストランに連れて行くことを取り付けた。何をしたら許してもらえるか明確で、可能な範囲であること。過去のドタキャンの話も持ち出さず、挽回のチャンスを与えるところが見事だ。
わざと怒らせて喝入れ
花は直樹を、簡単には褒めない。直樹の同期の話を持ち出し、「マイホーム建てたんだって、直樹と同期の近藤さんは。家族で海外旅行に行くんですって、直樹と同期の近藤さんは」と疲れて弱っているところに追い打ちをかける。こんな時、少しでも頑張りを労ってほしいのが男性。ついに直樹が「分かった、分かりました。見習いますよ、俺と同期の近藤さんを。すごいな、あいつは。まったく」と声を荒げると、「大きい声出るんじゃない」とまだ頑張れることを証明。直樹なら大丈夫だと信じる気持ちを伝える。
あえて聞かない
支店長から5億円の融資に失敗した責任を押し付けられた直樹。聞き取り調査が行われる日の朝、花は勝負ネクタイを手渡して早く帰ることを命じる。そして帰宅する直樹を手作りした餃子で迎える花は、何も尋ねずいつもより明るい。直樹から逆に「花ちゃん、気にならないのか。聞き取り調査がどうだったか」と尋ねると、「どーせ、またやっちまったんでしょ。顔見ればわかる」と一言。心底弱っている時に、追い打ちをかけることはしない。
「銀行員の妻だもん」
夜中の2時半に帰って来た直樹に花は、「何か作ってあげようか」と台所に立つ。さらには力になろうと、支店長夫人から有力情報も仕入れる。天真爛漫に夫を支え、極めつけに「だって銀行員の妻だもん」の決めゼリフ。直樹が部下の裏切りに対して、「何があったかは、全部済んだ後笑い話として聞かせてもらう」と言えるのは、花の支えの賜物だ。
自分で働いてプレゼント
ある日突然「明日からバイトする」と言い出した花は、直樹に鞄を購入。「自分で働いたお金で買ってあげたいなって思っちゃって」とサプライズを成功させる。“デキる男”にとって大事な身なり。ボロボロの鞄は一生懸命に戦った証であり、そのことに気づくことは、頑張りを認めたことになる。いつも職場に持って行く鞄は、誰よりもそばで支えたい気持ちも伝える。
また花は、フラワーデザインを特技に持つ自立した女性。それを結婚を機に家庭に入り、「そんなに主人が大切?」と聞かれて躊躇せずに「はい」と言い切る。その想いがおのずと、夫を支える力になる。
時に踏み込む
無理に話すことを求めない花だが、どんな時にも味方だという気持ちを伝え、わかろうとすることは止めない。出向の決定が下る前日、花の真摯さに心を打たれた直樹は、ついに今まで打ち明けることのなかった“銀行で出世したい理由”を告白。その言葉の重みがわかるからこそ、「何で銀行員となんか結婚しちゃったんだろう」と茶目っ気を見せながら、どこまでもついて行く意思を示す。
常に直樹を想い続ける花は、どんな時にも役に立ちたい気持ちが強い。その気持ちが、些細な表情や行動の変化に気づかせ、いざという時の最高のサポートに繋がっている。
人気の秘密とは
半沢直樹の男性に尊敬され、女性から慕われるキャラクターは、妻である花の支えが大きい。時に怒り、時に放置し、発破をかけ、慰め、甘え、そのすべてに癒やしが宿る。名前で呼び合う姿は、いつまでも恋人同士のように仲睦まじく、支え合っていくことを感じさせる。近年、疲れた男性は多い。仕事に励む男性ならなおのこと、癒やして励ましてくれる大事な女性の支えがいる。かけがえのない守る存在のあることが、男性をさらに強くする。社会や上司に屈しない2人の行末に“幸せ”が感じられること、それが「半沢直樹」人気の秘密ではないか。(モデルプレス)
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