福原遥&水上恒司、W主演で感動作を初映画化 女子高生と特攻隊員のラブストーリー<あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。>
2023.05.15 07:00
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女優の福原遥と俳優の水上恒司が、TikTokで話題の感動作を映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(12月8日公開)でW主演を務めることが決定。イメージビジュアル、メイキング映像が解禁された。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」映画化
原作は、TikTokで話題となり、「初めて本を読んで泣いた」「号泣してやばい」「同じ世代の人たちに読んでほしい」など10代を中心に人気を博し、シリーズ累計発行部数50万部となった汐見夏衛によるベストセラー「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(スターツ出版文庫)。“初めて恋をした人は、特攻隊員でしたー”。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合。ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。
福原遥&水上恒司がW主演 女子高生と特攻隊員に
現代から戦時中の日本にタイムスリップし、そこで出会った特攻隊員・彰に恋をする女子高生・加納百合を演じるのは、福原。子役としてデビューし、『プリキュア』シリーズでは声優としても活躍、ドラマ『グッドモーニング・コール』(2017/CX)、『ゆるキャン△』シリーズ(2020、2021/TX)、『教場Ⅱ』(2021/CX)、『正直不動産』(2022/NHK)、映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(2017)、『4月の君、スピカ』(2019)、『賭ケグルイ』(2019)、『羊とオオカミの恋と殺人』(2019)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』(2021)など数々のドラマ・映画に出演する若手実力派。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』ではヒロインをつとめ、本作は朝ドラ以降初の映画主演となる。本作の出演にあたって、「まずは原作を読ませていただいたのですが、とても感動して素敵な作品でした。戦争について学校で学んだことはあっても、感じきれなかった思いをこの作品から感じ、切なく胸が苦しくなりました。不安もありますが、私の演じる百合が、彰という人に出会い初めての恋をして、愛というものをどう知って成長していくのか、是非見守っていただければと思います」とコメント。
そして、百合と出会い、自由にものを言う姿に驚きながらも惹かれていく、特攻隊員・佐久間彰を演じるのは、水上。ドラマ『中学聖日記』(2018/TBS)でデビュー。映画『弥生、三月ー君を愛した30年』(2020)、『望み』(2020)、『ドクター・デスの遺産ーBLACK FILEー』(2020)、『死刑にいたる病』(2022)などに出演。第33回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎新人賞、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年に本名へと改名し、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023)や、映画『OUT』(2023)など話題作への出演が相次いでいる。
出演にあたり、「私自身が芝居に興味を持ったきっかけが高校演劇で特攻隊員の古賀正一という青年を演じたことでした。今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に『戦争』というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います」とコメント。
2人の共演はドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(2021/NTV)以来2度目ということで、「とてもストイックな方なので、ご一緒させていただけて嬉しいですし、すごく安心感があります。撮影に入る前にたくさんお話をさせていただいたので、役について色々と考えることができました」(福原)、「とても無邪気で、清涼感溢れ、この世の全てを愛しているような、まさに百合のようなお方だと思いました」(水上)とお互いについての印象を語っており、撮影前からしっかりと話し合い、作品と真摯に向き合い世界観を作っていく姿が何度も見られた。
監督は、CM界で長く活躍をし、長編映画は2作目となる成田洋一。「脚本を書いている時も、撮影している時も、幾度となくそのやるせなさに涙しました。若い人にこそ見ていただきたい映画です」と完成に期待を寄せ、原作者の汐見は、「撮影見学の際、スタッフの皆様キャストの皆様が試行錯誤しながらひとつひとつのシーンを作り上げていらっしゃる姿を目の当たりにして、こんなふうに大切に作っていただけて幸せだなと感激しました」とコメント。
本編は4月1日にクランクインをし、茨城県行方市内に建てられたオープンセットや、栃木県・群馬県などで撮影。5月4日に静岡県・可睡ゆり園にてクランクアップ済み。完成は10月初旬を予定している。(modelpress編集部)
STORY
初めて恋をした人は、特攻隊員でしたー。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原遥)。ある日母親と喧嘩をして家出をし、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だったー。原作・汐見夏衛コメント
このたび『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の映画化が決定いたしました。撮影見学の際、スタッフの皆様キャストの皆様が試行錯誤しながらひとつひとつのシーンを作り上げていらっしゃる姿を目の当たりにして、こんなふうに大切に作っていただけて幸せだなと感激しました。これまで本作を応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。一緒に公開を楽しみにしていただけましたら幸いです。監督・成田洋一コメント
人を愛することの自由を時代によって奪われた男と女。それでも抑えられない感情を恋と呼ぶのかもしれない。それは時空を超え、「覚悟」を激しく揺さぶる……脚本を書いてる時も、撮影している時も、幾度となくそのやるせなさに涙しました。若い人にこそ見ていただきたい映画です。プロデューサー・西麻美コメント/起用理由
・百合役:福原遥について『ゆるキャン△』や『3年A組―今から皆さんは、人質です―』を拝見して様々な役を演じつつも、常に凛とした真っ直ぐな瞳が印象的でした。百合は周囲にイライラした毎日を送りつつも、特攻隊員たちと触れ合う中で真っ直ぐに成長していくキャラクターです。そのキャラクターを福原さんなら演じ切れる、そう思いました。
・彰役:水上恒司について
彰役に関しては、まだ岡田健史さんというお名前で活躍されている頃から彼しかいないと思っていました。死を覚悟しているのに百合や周囲の人たちに優しくできる彰の懐の大きさ、そして瞳の奥に秘めた切なさをきっと水上さんなら表現してくれる、そう思いました。
福原遥コメント
Q.今回百合の役を頂いた時、どのようなお気持ちでしたか?まずは原作を読ませていただいて、とても感動して素敵な作品だなと本当に思いました。この物語が2時間という映画になるということで、「どうなるんだろう」「自分にできるかな」という不安な気持ちも感じました。ですが原作が素晴らしいですし、戦争を題材にした作品ですので、しっかりとリアルに演じられるように頑張りたいです。
Q.原作はTikTokで10代の若者を中心に話題となり、「初めて本を読んで泣いた」という声も上がっています。原作を読まれた時の心情はいかがでしたか?
ぐっとくるものがありました。戦争について学校で学んだことはあっても、分からない感じきれない思いをこの作品から感じることができました。「この時代の方々は色んな思いで生きていたんだな」と考えただけで胸が苦しくなります。
Q.福原さん演じる百合がタイムスリップをして出会う特攻隊員・彰を水上恒司さんが演じます。どんな印象を持たれましたか?
共演は今回で2回目になります。とてもストイックな方なので、ご一緒させていただけて嬉しいですし、すごく安心感があります。撮影に入る前にたくさんお話をさせていただいて、役について色々と考えることができました。
Q.公開を楽しみにされている皆さんに一言お願いいたします。
私が演じる百合が、戦争の時代にタイムスリップをして、彰という人に出会って初めての恋をして、愛というものを知ってどう成長していくのか、是非見守っていただければと思います。すごく切なくて、でも本物の愛を感じられる作品になると思いますので、公開を楽しみに待っていてください。
水上恒司コメント
Q.今回彰という役を頂いた時の気持ち、準備したことを教えていただけますか?私自身が芝居に興味を持ったきっかけが高校演劇でした。その際に頂いた役が特攻隊員の古賀正一という青年でした。また、広島と長崎にも不思議な縁があり、彰が生きた時代には物心ついた時から関心がありました。私の会ったことのある親族や大事な人が戦争の犠牲者がいないため、私は戦争を冷静に見ることができると思っています。そんな私が今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に「戦争」というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います。
Q.脚本を読んだ感想をいかがでしたでしょうか?
やはり、役者としてこの台本を更にどこまで大きくできるか、というワクワクに駆られました。
Q.撮影を無事に終えて、彰を演じた今の感想を教えていただけますか?
撮影の半ば、成田監督に「彰だけ別世界にいるよう」と言われ、ある程度作戦通りいったのかと思います。彰は人間ではない、自己が一部欠如した愛に溢れた妖怪のようなイメージですので。とても良い意味で、普通の女の子でした。今回の現場にいた福原遥さんはとても無邪気で、清涼感溢れ、この世の全てを愛しているような、まさに百合のようなお方だと思いました。
Q.最後に公開を楽しみにされている皆さんに一言お願いいたします。
先程も申し上げました通り、今作を観た後に勉強をし始めるキッカケになることを望んでいます。日本が受けた暴力も、日本が世界に与えた暴力も。若い世代に両側を知ることを望みます。百合と彰のような健気な人々を破壊するのが「戦争」だということを、今作を通じてお伝えできれば幸いです。
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