水上恒司「“お付き合い”しない役者っているんです」撮影現場の裏話告白【本当にあった話(の話)】
2026.09.09 20:17
俳優の水上恒司が9月9日、都内で開催された映画『本当にあった話(の話)』完成披露上映会に、黒木華、小池栄子、佐々木蔵之介、武井佑吏監督とともに出席。撮影現場の裏話を告白した。
水上恒司、共演者の現場での姿に敬意
撮影現場の裏話を披露するコーナーでは、水上が「お付き合い」と書いたフリップを披露。水上は「『お付き合い』という業界用語ですかね。カメラに映ってなくて目線の付き合いみたいなものを“お付き合い”って言うんです」と説明し、「僕は当たり前にやるものだと思うんですけれども、僕が当たり前だと思っていることを、(黒木、小池、佐々木が)ちゃんと当たり前にやられているというのはさすがというか素敵だなと思いました」と口にした。さらに「ちょっと違う暴露も挟んでしまうかもしれない」と前置きし、「“お付き合い”しない役者っているんですよ。簡単に控え室に戻る役者っているんです」とぶっちゃけ。「『これはどんなものなのかな』って僕は思っていた中で、この現場はちゃんと当たり前のように、お三方『いるよいるよ、当たり前じゃん』みたいな。それが僕は忘れられないですね」と今作の共演者に敬意を示した。
水上恒司、映画ビジュアル再現
キャスト登壇前、スクリーンには本作のビジュアルである、赤く照らされた水上の顔が投影されていた。その後、司会の呼び込みにより水上以外のキャスト、監督が登壇。水上不在の壇上でトークが展開される中、キャスト背後のスクリーンに映し出されていたはずの水上の静止画が、同じく赤く照らされた水上の中継映像に差し替わる。本作ビジュアルと同じ表情をしていた水上だったが、水上の不在をキャスト陣がいじると、スクリーン上で表情を変えてアピール。黒木がスクリーンを振り返り「後ろがうるさいな」とつぶやくと、小池も「楽しそうな子がいるね」と笑う。水上はマイクを手にして「ぜひ参加させていただけると嬉しいんですけれども」と主張し、観客の拍手に迎えられて中継先から移動して壇上に登場。一連の小芝居を振り返り、水上は「茶番です(笑)」と笑顔を見せた。本作の夛田役に関して、水上が「役者が、狂った演技というか、怖がらせようとか、その狂いぶりを気合い入れてやればやるほど空回りしていく、という現象になってほしくないなと思っていました。だからそこを気をつけました」と撮影を回顧。そして本作について「世の中に転がっているいわゆる商業映画とは対極にあるような作品になっていると思う」とした上で、「だからこそ自分の中で自由にのびのびと色んな解釈の幅があるなと思いながらやることができました」と語った。
本作が初めての商業映画だという武井監督は「新人の監督でこんなに主役級の方が集まるって結構ないと思うんですよ。さっきも控え室にいたんですけど『あ、小池栄子さんいるなあ』とか『黒木さんいるなあ』とか、『あ、佐々木さんだ』とか『水上さんじゃーん』とか、何かすごい不思議な気持ち」と感慨深い気持ちをコメント。そんな武井監督に小池は「覚えてます?本読みで『小池さん、なんかあれですよね。セリフを読むとどっかで良い人みたいなのが出ちゃってキャラクターになってないですよね』って、ちゃんと初めにダメ出ししていただいた(笑)」と投げかけ、「でもそれがすごい嬉しかったんです」と打ち明けた。
これに武井監督は「失礼ですね、本当に。失礼でした」と謝罪。ところが小池は「いやいや失礼じゃなくて、それって役者としてすごく嬉しくて」と伝え、「親身になって自分のキャラクターを作ってくださったので、できていたか分からないですけど、でもチャレンジする楽しみみたいなのがすごくありました」と感謝した。
水上恒司主演「本当にあった話(の話)」
本作は、“実際に起きた殺人事件”というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく、その戦慄と興奮を毒気混じりのユーモアで描き出した、世にも不気味な物語。物語は、世間を震撼させた<配偶者入れ替え連続殺人事件>から数十年経った「今」から始まる。事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、夛田(水上)が主演を射止める。(modelpress編集部)
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