山崎賢人(C)モデルプレス

【推し俳優で巡る名作3選】山崎賢人、華やかなビジュアルと生々しい芝居で魅せる“予測不能な多面性”

2026.07.17 17:00

映画「キングダム」シリーズ最新作「キングダム 魂の決戦」で主演を務める俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)。映画「殺人の門」(2027年2月19日公開予定)や、初主演となるNHK大河ドラマ「ジョン万」(2028年)などの話題作を控えており、常に第一線で目覚ましい活躍を見せ、時代を牽引する。本記事では、そんな山崎の名作映画を3つ紹介する。

  

「ヒロイン失格」(2015年)

山崎賢人、桐谷美玲、坂口健太郎/2015年撮影(C)モデルプレス
幸田もも子氏の人気コミックを実写映画化した“爆笑ロマンチック・コメディ”。桐谷美玲演じる女子高生・松崎はとりが七転八倒する姿を描き、山崎は彼女の幼なじみ・寺坂利太を好演。坂口健太郎演じる学校イチのモテ男・弘光廣祐とともに、タイプの異なるイケメンがヒロインを取り合う三角関係が社会現象とも言えるブームを巻き起こした。

王道イケメンの枠に収まらない、利太の少しヘタレで“ダメンズ”な部分を見事に表現した山崎の芝居が光る。放っておけないダメっぽさが母性本能をくすぐり、沼に落ちるファンが続出。憂いを帯びた視線と不器用な優しさのギャップで観る者を強く惹きつけた、エモーショナルで愛おしい一作である。

「劇場」(2020年)

(左から)松岡茉優、山崎賢人(C)モデルプレス
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が著した同名恋愛小説を、行定勲監督が実写化。劇作家を目指すもくすぶり続ける主人公・永田(山崎)と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希(松岡茉優)の、生涯忘れることができない切ない恋を描く。

ここでの山崎は、これまでのキラキラとしたパブリックイメージを完全に封印。ボサボサの長髪に無精ひげ、コーヒーで黄ばんだ歯という徹底した役作りで、どうしようもなく身勝手で不器用な永田を怪演している。沙希への甘えと嫉妬が入り混じる生々しい声色や、自意識に苦しむ泥臭い姿は、観る者の心を激しく揺さぶる。映像作品ならではの演出が加わったラストシーンでの彼の表情は、俳優・山崎賢人の底知れぬ凄みを鮮烈に証明した。

「陰陽師0」(2024年)

奈緒、山崎賢人、染谷将太(C)モデルプレス
夢枕獏のベストセラー小説を原作に、安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー。呪術の天才と呼ばれながらも陰陽師になることに興味がない若き日の晴明(山崎)が、衝突しながらも共に事件に挑む貴族・源博雅(染谷将太)とバディを組む。奈緒、村上虹郎、板垣李光人ら豪華キャストが集結した。

“安倍晴明生誕1100年”を記念する破格のスケール感の中、山崎は若き晴明に新たな息吹をもたらした。圧倒的透明感を纏いながらも、どこか人間離れしたミステリアスな佇まいと、流麗で力強いアクションには思わず目を奪われる。呪文を唱える際の低く響く声や、博雅に対するツンデレな視線の動きなど、細部にまで宿るキャラクターへの深い理解が素晴らしい。染谷との軽妙な掛け合いが生み出すバディとしての魅力も溢れており、彼が持つカリスマ性と多面性を存分に堪能できる。

端正なルックスを持ちながら、泥臭い人間臭さからファンタジーの世界の住人まで、作品ごとに全く異なる魂を吹き込む山崎。日本エンタメ界のど真ん中で唯一無二の輝きを放ち続ける彼が、これから先どのような未知なる芝居を見せてくれるのか、そのさらなる躍進から目が離せない。(modelpress編集部)
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