横浜流星&広瀬すず、映画「汝、星のごとく」でW主演 藤井道人監督とタッグで人気恋愛小説が実写化
2025.07.03 05:00
凪良ゆう氏原作の小説『汝、星のごとく』(講談社)が実写映画化され、2026年に公開決定。俳優の横浜流星と女優の広瀬すずがW主演を務める。
小説「汝、星のごとく」映画化決定
繊細かつ豊かな表現で読む者の心を捕らえて離さない小説家・凪良氏。多くの読者の間で人気を集め実写映像化された『美しい彼』シリーズをはじめ、【誘拐犯】と【被害者】と見なされた青年と少女が人間関係や周囲からの偏見に翻弄されながらも懸命に生きる姿を描き、【第18回本屋大賞】を受賞した『流浪の月』(東京創元社/19)など数々の名作を世に放ってきた。その中でも凪良の生み出す世界観が凝縮され最高傑作との呼び声も高い『汝、星のごとく』(22)。【第168回直木賞候補】をはじめ、【2022 王様のブランチ BOOK 大賞】・【Apple BOOKS 2022 年今年のベストブック】・【キノベス!2023 第1位】、さらに2度目となる【第20回本屋大賞】を受賞。2025年7月15日には文庫版の発売・も決定しており、シリーズ累計発行部数100万部超えとなるベストセラーである。そんな凪良氏珠玉の一作を、横浜、広瀬のW主演、藤井監督で映画化されることが決定した。
物語の舞台は風光明媚な瀬戸内のとある島。京都から島に転校してきた男子高生・青埜櫂と、島で生まれ母親と暮らす女子高生・井上暁海が出会い恋に落ちるも、それぞれの抱える運命に翻弄され、選択に迫られる15年間が描かれる。母と2人で暮らしながら漫画家になる夢を持つ青埜櫂を、数々の作品で主演を務め、昨今では『正体』(24)、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(25)、『国宝』(25)などで圧倒的な演技力と奥行きの深い表現で高い評価を得る横浜が熱演。撮影を前に「奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい」と熱いコメントを寄せた。
櫂と島で出会い、大好きな刺繍を仕事にしたいと願う井上暁海を、天真爛漫な女性から影のある役どころまで幅広いジャンルを演じ分け、『遠い山なみの光』や『宝島』など重厚感のある作品への出演が続く広瀬が繊細かつ丁寧な演技で魅せる。「何とも言えない、でも素直な愛のかたちが沢山あり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います」と温かなコメントを寄せた。今年の第78回カンヌ国際映画祭でその名を世界に知らしめた実力派の2人が切なくも胸を打つ、15年にわたる愛、そして選択の物語に挑む。
映画「汝、星のごとく」監督は藤井道人氏
監督は『新聞記者』(20)で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、第43回日刊スポーツ映画大賞・作品賞、2020年エランドール賞、第74回毎日映画コンクール日本映画優秀賞などその年の映画賞を総なめにし、その後も『余命10年』(22)、『青春18×2 君へと続く道』(24)など国内外ヒット作品を連発、さらに最新作『正体』では日本アカデミー賞最多12部門で13受賞・最優秀監督賞の快挙を成し遂げた藤井氏。かねてから原作の映画化を望んでいた横浜が、過去6度のタッグを組み信頼を寄せる藤井に提案したことをきっかけに本作の映画化が実現した。広瀬は藤井とのタッグを熱望しており、ついに今作で実現。藤井も「広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています」と広瀬への期待を覗かせる。名実共に確固たる実績を示してきた横浜×広瀬×藤井の豪華タッグが化学反応を起こす。
脚本は「おかえりモネ」「コード・ブルー」手掛けた安達奈緒子氏
脚本はNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(21)、『コード・ブルー』シリーズ、『きのう何食べた?』シリーズなどヒット作品を執筆し、丁寧な心情描写で多くの観客から共感を得てきた人間ドラマの名手・安達奈緒子氏。「『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたらと思います」と力強いコメントを寄せた。原作者・凪良氏の作品に、主演の横浜、広瀬が出演するのは『流浪の月』に続き2度目。凪良氏は、「横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるお2人と再びご一緒できる幸運に感謝しています。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています」と大きな期待を寄せた。撮影は2025年7月より開始、公開は2026年を予定。各界で圧倒的な実力と唯一無二の世界観を作り上げてきたキャストとスタッフ陣が集結し、それぞれの運命に翻弄されながらも、15年に及ぶ人生の選択と深い愛を描く珠玉の一作を描く。(modelpress編集部)
横浜流星コメント
コロナ禍でふと手に取った小説が凪良先生の『流浪の月』でした。繊細な心情描写、言葉の力、正しさや現代社会への問いかけ。美しさと残酷さが同居している世界観。全てに心を掴まれ、映画化に携わることができ、転機となった作品になりました。その後も一読者として楽しませて頂き、『汝、星のごとく』に出会いました。読んだ瞬間、瀬戸内海の綺麗な景色の中に、自分が櫂として生きたいと思い、僭越ながら凪良先生、藤井監督に長々と自分の想いを伝え、快く受け取って下さいました。この作品を映画にするなら、人物や世界観を更に魅力的にさせる藤井監督しかいないですし、『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい。広瀬すずコメント
演じるのが凄く楽しみだなぁ、と思いながら本を読ませて頂きました。何とも言えない、でも素直な愛のかたちが沢山あり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います。そして、個人的に、いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、監督の現場に立てる日が来た事をとても嬉しく思います。監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたいと思います。藤井道人監督コメント
『汝、星のごとく』監督の藤井道人です。この作品は、主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画であり、その想いに僕も応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です。また、広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています。瀬戸内海の美しい景色と、素晴らしい凪良先生の原作、脚本の安達奈緒子さんの繊細な脚本の映像化は自分にとっても新しい挑戦になると思うので、是非応援いただけると幸いです。撮影でお邪魔するロケ地の皆さま、何卒宜しくお願いいたします。安達奈緒子氏コメント/脚本
小説を拝読して、この作品は女性が自分自身として生きることの難しさと孤独、責任を描き切っていると感じました。ですが読み解くうちに、【役割と自由】の間に立たされ、引き裂かれてきたのは女性だけではない、これは全ての人々の苦闘の物語だと気付かされます。櫂と暁海は本当に真面目です。2人を中心に繋がっていく人々も皆同じで、凪良ゆう先生が生み出す人物は全員必死。だから目が離せないのです。彼らの人生を生身の人間たちで表現するとしたら。ぜひ書いてみたいと思いました。横浜流星さんと広瀬すずさんという魅力あふれるお2人が恋人たちを演じ、藤井道人監督が2人の心の移ろいと年月の機微を形にしてくださいます。楽しみでなりません。『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたらと思います。凪良ゆう氏コメント/原作者
人は心にさまざまな1番星を持っています。つらいときや悲しいとき、楽しいときに思い出す一番星。恋人、家族、親友…ペットや記憶もそんな星かもしれません。『汝、星のごとく』という小説はわたしの作家人生における1番星のような存在です。2度目の本屋大賞受賞という奇蹟をいただいた贈呈式で、「この小説を応援してくれたすべてのみなさんが、わたしにとって輝ける星です」とお話しさせていただきました。多くの人と巡り逢わせてくれた、この小説はわたしの宝物です。その小説がこのたび映画になります。しかも横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるお2人と再びご一緒できる幸運とともに。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています。どうか映画に生まれ変わる『汝、星のごとく』のきらめきが、あなたのもとにも届きますように。「汝、星のごとく」あらすじ
風光明媚な瀬戸内の島に転校してきた高校生の櫂(かい)と、その島で育つも親の問題に悩む暁海(あきみ)。心に孤独を抱えた2人は惹かれ合い恋に落ちるが、それから2人の人生は大きく動き出していく。これはあまりにも切ない、15年間にわたる2人の愛、そして選択の物語。
【Not Sponsored 記事】