山下美月・矢本悠馬・木南晴夏、北村匠海主演「愚か者の身分」新キャスト発表【コメント】
2025.05.13 12:00
俳優の北村匠海が主演、綾野剛と林裕太が共演する映画『愚か者の身分』(10月24日公開)の新キャストとして、山下美月、矢本悠馬、木南晴夏が出演することが決定。コメントのほか、ティザービジュアル及び特報映像が解禁された。
山下美月・矢本悠馬・木南晴夏「愚か者の身分」出演決定
SNSで女性を装い、身寄りのない男たちを利用して“戸籍売買”で稼ぐタクヤ(北村)。そんなタクヤが実際に男性と接触をする際、“オトシ”を担う仕事仲間・希沙良役に、NHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』(22)や、『山田くんとLv999の恋をする』(25)ではW主演を務めるなど、乃木坂46を卒業後も、モデル、俳優など様々な方面での活躍も目覚ましい山下。希沙良は経済的に苦しい過去からお金に執着する一方で、実は情に厚く面倒見の良い一面を持つ複雑な人物。本作の撮影は、想像以上に濃く熱く忘れられなかったと語り、「毒々しくも清々しい、真っ直ぐでひねくれている、3人の人間から“自分は何者か”考えさせられる作品」と本作のテーマに触れ、「程遠い世界を見ているようで、きっと誰しもが近しい境目を生きていると思います」とコメントを寄せた。タクヤに戸籍を売り、その後も腐れ縁で繋がっている江川春翔役に、作品によって様々なキャラクターを魅力的に演じ分け、数多くの人気作品への出演が続き、『ゴールデンカムイ』シリーズでも話題の矢本。家族とはなればなれになったことで自暴自棄になり、経済的に困窮。追い詰められた末に戸籍を売ってしまうという、まさに“後がない”役どころ。この難役について矢本は「僕には家庭があり、ここが何より幸せで絶対になくなってほしくないもの。それを失った男を演じる上で1番大切なものを僕はすでに持っていました」と振り返り「あとはそれを奪われることを想像するという苦行でした」と吐露。これまでの矢本のイメージとは異なるキャラクターに挑んだことについて「ポップな矢本悠馬はいません。見たことないヤツやってます!」と力強く宣言した。
裏社会の運び屋・梶谷(綾野)からの不器用ながらまっすぐな愛情を受ける恋人・由衣夏役に、『悪い夏』(25)、『映画 おいハンサム!』(24)などでも注目を集め、シリアスからコメディまで幅広い演技をみせる木南。一見無邪気だが、実は全てを理解した上で梶谷に愛情を注ぎ、陰で支える。そんな芯の強さと包容力も兼ね備えた女性を演じた本作について「あまりにも美しく、3人の男性が紡ぐ絆の物語が青春そのもので、見終わった後とても爽やかな気持ちになりました」「この作品に参加できたことを、心から嬉しく思います。そして多くの人にこの作品が届くことを願っています」とメッセージを寄せた。
「愚か者の身分」ティザービジュアル&特報映像解禁
この度解禁されたティザービジュアルは、タクヤ、マモル(林)、梶谷の3人が、ネオン輝く新宿・歌舞伎町の街をバックに肩を寄せ合う姿を捉えたもの。添えられたキャッチコピーは「生まれ変わるんだ。」。その言葉とシンクロするように、闇ビジネスで働く3人が共に前を見つめる姿は、強い存在感を放ち、同時に彼らの再出発への意思を感じさせるデザインとなっている。特報映像は、闇で生きるしかない男たちが、そこから逃げだそうと必死にもがく姿を捉えたもの。「一緒に来るか?」闇ビジネスで金を貯めたタクヤは親に捨てられ、孤独なマモルを誘って新しい生活を提案。だが、2人で過ごす気の置けない時間は束の間、突然タクヤが消息を絶ってしまう。なんの前触れもなく姿を消したタクヤを心配するマモルだったが、「余計なことは知らん方がええし、知りたがらん方がもっとええ」と一蹴される。一方で、「タクヤ、お前何やった?」と梶谷が放つ一言が緊張を走らせる。金、暴力、裏切り、信頼、そして束の間の笑顔。さまざまな感情が交錯しながら進む映像は、思わず息を呑むような緊迫感に満ちた内容となっている。
北村匠海主演「愚か者の身分」
自身の経験を基に書いた「マルチの子」が各種メディアで話題となった西尾潤のデビュー作「愚か者の身分」(徳間文庫)を、岩井俊二の元で長年助監督として活躍した永田琴が監督。北村×林×綾野の実力派キャストが魂の競演を魅せる本作は、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい、抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と、友との絆を描く。彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開でエンターテインメントに仕上げながら、若者たちの貧困・世界に侵食される日本・闇ビジネスの深淵など、今多くの人が感じている共感できる社会的テーマも織り込まれている。(modelpress編集部)山下美月コメント全文
撮影に参加させていただいたのは数日ですが、想像以上に濃く熱く忘れられない夏の記憶が刻まれました。毒々しくも清々しい、真っ直ぐでひねくれている、3人の人間から“自分は何者か”考えさせられる作品です。程遠い世界を見ているようで、きっと誰しもが近しい境目を生きていると思います。この座組に参加できたことが、本当に嬉しいです。公開を私も楽しみにしております!矢本悠馬コメント全文
俳優にとって役を纏っていない実生活の過ごし方というのは仕事以上に仕事だったりして、今作の役どころはそれが追い風となって背中を押してくれたなと思っております。というのも僕には家庭があり、ここが何より幸せで絶対になくなってほしくないもの。それを失った男を演じる上で1番大切なものを僕はすでに持っていました。あとはそれを奪われることを想像するという苦行でした。ポップな矢本悠馬はいません。見たことないヤツやってます!木南晴夏コメント全文
脚本を読んだ時と、本編を見た時とこれほどイメージが変わった映画は初めてでした。あまりにも美しく、3人の男性が紡ぐ絆の物語が青春そのもので、見終わった後とても爽やかな気持ちになりました。この作品に参加できたことを、心から嬉しく思います。そして多くの人にこの作品が届くことを願っています。
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