「俺ではない炎上」ティザービジュアル(C)2025「俺ではない炎上」製作委員会(C)浅倉秋成/双葉社

阿部寛、殺人犯に仕立て上げられた男役で主演 “冤罪の恐怖”描いた小説が映画化【俺ではない炎上】

2025.04.25 07:00

俳優の阿部寛が、9月26日公開の映画『俺ではない炎上』で主演を務めることが決定。あわせて、特報映像とティザービジュアルも解禁された。

  

阿部寛「俺ではない炎上」主演に決定

第36回山本周五郎賞候補にもなった浅倉秋成氏の小説『俺ではない炎上』(双葉社)が、山田篤宏監督の手で実写映画化される本作。このたび、ある日突然SNSで身に覚えのない事件の犯人に仕立て上げられ、逃亡をはかる主人公・山縣泰介役として阿部が主演することが解禁された。

阿部は、第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞『テルマエ・ロマエ』(12)、第38回日本アカデミー賞優秀主演男優賞『ふしぎな岬の物語』(14)、優秀助演男優賞をダブル受賞『柘榴坂の仇討』(14)、第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞『護られなかった者たちへ』(21)など数々の作品で多くの映画賞を受賞し、今なおとどまることを知らない活躍を続ける。阿部は作品について「非常にチャレンジングでやりがいのある作品」と語った。

原作は、ジャンプSQ.で連載中の漫画『ショーハショーテン』の原作・脚本や、第43回吉川英治文学新人賞候補になり映画化もされた『六人の噓つきな大学生』などを手掛けた浅倉氏の小説『俺ではない炎上』。SNSで根拠の乏しい情報が【真実】となり大きな事件へと発展する、現代の冤罪の恐怖を描いた意欲作だ。

浅倉氏は「今作を映画にしていただけると聞いたとき、きっと主演の方は主人公と同様、とんでもなく苦しい思いをされるに違いないと予感しました。阿部寛さん、申し訳ありません。本当に本当に、完成が楽しみで仕方がありません」と期待のコメントを寄せた。

「俺ではない炎上」ビジュアル&特報映像解禁

あわせて解禁となった特報映像では、「この男が犯人です」というテロップと共に映し出される山縣(阿部)の笑顔の切り抜き写真からスタート。ニュースで女子大生殺人事件があったと報じる中、SNSでは犯人の特定が始まる。「ある日突然、SNS上で犯人に仕立てあげられた男」というナレーションと共に映し出されるのは事件の犯人を憶測だけで語るSNS投稿群。その憶測は次第に加速し、山縣のものと思われるアカウントに犯行現場の写真がアップされていた事や、過去の投稿などから「犯人は大帝ハウス営業部長の山縣泰介に決定!」と犯人説がいつのまにか真実かのように独り歩きを始め、ネットで【山縣泰介】が炎上する。

私人逮捕に名乗りを上げる配信者や自身が正義と疑わない人々に追いかけられる山縣は「私は無実です!」と必死に訴えるもその声は誰にも届かない。そして彼に覆い被さるように映し出されるタイトル『俺ではない炎上』。タイトルあけの「なんなんだよ…なんなんだよ!」と憤懣やるかたない山縣の声がエレベーターの中にこだまするのも印象的な特報映像となっている。

また、同時に解禁されたティザービジュアルでは、【炎上まとめ速報】というSNS上でよく目にする投稿画面の中に、帽子、ランニングウェアに身を包み、予期せぬ瞬間を撮影され驚いた表情を見せる山縣の写真が。インパクトの強いデザインとなっており、明日は我が身の“ノンストップ炎上エンターテイメント”を表すビジュアルに仕上がっている。(modelpress編集部)

主演:阿部寛コメント

オファーをいただいたとき、まず「この物語には現代社会の問題が色濃く反映されている」と感じました。SNSでの無責任な拡散、根拠のない炎上、そして家族との絆の再構築。これらが1つのドラマとして融合していて、非常にチャレンジングでやりがいのある作品になると感じました。逃げながら人間性を取り戻していく男の姿は、シリアスであればあるほど滑稽でもあり、演じるうえで細やかな感情の起伏が求められた。人間としての弱さ、強さ、そのどちらも丁寧に表現したいと思いました。この作品を通して、家族や人とのつながりの大切さを改めて感じてもらえたら嬉しいです。

監督:山田篤宏氏コメント

本格的なサスペンス・ミステリーでありながら、どこかユーモアのある原作の世界観の中で、国民的スターである阿部さんの魅力をどうやって丸裸にしようかと考えて撮影に臨みました。SNSという現代的なテーマを扱っていますが、決して敷居の高くない、誰にでも楽しんで頂けるエンターテイメントに仕上がりつつあると思います。ご期待ください!

原作者:浅倉秋成氏コメント

現代で起こりうる最悪の悲劇って何だろう。考えた結果、私が辿りついたのは、無実の罪を着せられたことによる大炎上でした。まったく心当たりがない。なのに、巧妙に犯罪者に仕立て上げられている。助けを求めても、弁明をしても、誰も手を差し伸べてくれない。どころか、状況はひたすらに悪くなっていくばかり。肉体的にも精神的にも限界まで追い詰められていく主人公を書こうと奮闘したものですから、今作を映画にしていただけると聞いたとき、きっと主演の方は主人公と同様、とんでもなく苦しい思いをされるに違いないと予感しました。阿部寛さん、申し訳ありません。本当に本当に、完成が楽しみで仕方がありません。

プロデューサー:筒井竜平氏コメント

ある日突然【殺人犯】として世間に個人情報が晒されてしまった主人公、山縣泰介。身に覚えは全くないが、逃げる他なく。浅倉秋成さんの書かれた小説「俺ではない炎上」は、現実と地続きで圧倒的にリアルな掴みで始まります。瞬く間に犯人と断定され、身近な人だけでなく、赤の他人からも好き放題に言われる、いわゆる炎上状態に。「俺は悪くない」「誰が俺をハメたんだ?」仕事も家庭も真面目に一生懸命やってきたはずの主人公が「もうどうなってもいい…」というところまで追い込まれていく様は、サスペンスを超えて、もはや滑稽にも見えてきます。しかし、我々はそれを笑っている場合なのでしょうか?明日は我が身!?ノンストップ炎上エンターテイメント開幕!今回、主人公、山縣泰介を阿部寛さんが演じて下さいました。映画化企画立ち上げ当初からの念願が叶った次第です!映画館でご覧いただける日を楽しみにしております。

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