大沢たかお、大物女優の“王騎将軍評”に感激「母親が泣いて喜ぶ」8年の集大成「キングダム」シリーズへ感謝【第67回ブルーリボン賞】
2025.02.12 17:00
俳優の大沢たかおが「第67回ブルーリボン賞」助演男優賞を受賞し、12日に都内で行われた授賞式に登壇した。
大沢たかお「キングダム」への思い語る
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年と、中華統一を目指す若き王を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」の実写映画にて、天下の大将軍・王騎を演じた大沢。今回はシリーズ4作目「キングダム 大将軍の帰還」で助演男優賞を受賞した。司会の吉永小百合から「ラストの演説は本当に素晴らしかったですね。もうグイグイと胸に響いてきました」と称賛の言葉を掛けられると、大沢は「まさか吉永さん、観ていただいて…」と驚きの声を上げつつ、「はい、拝見しました」と答える吉永に「もう今日は、僕は(吉永と)目が合って喋れるだけで感動で、母親が泣いて喜ぶ」と感無量な表情を見せた。
改めて受賞コメントを求められると「自分が30年前俳優を始めて、自分の大好きな尊敬する諸先輩方が受賞されたのをずっと見ながら『あ、いつかこういうところに呼ばれることがあるかな』と願いながらも、30年間全く声はかからずですね(笑)。これは記者の人に対する態度が僕が悪いのかなと思って…。かなり優しく接してたんですけど、一向に呼ばれないで(笑)」と笑い混じりにこぼしつつ「本当に呼んでいただいてすごく嬉しいとともに、逆に俳優30年やっててまた身が引き締まる思いがして、これからまたより役に集中して向かっていきたいと思います」と力強く語った。
そして「僕の役は、僕の体と心を貸しているだけで、ほとんどが『キングダム』のスタッフ、そして共演する皆が王騎という存在を作ってくれたという風に思っております。なので、この賞は僕というよりも『キングダム』チーム全員に与えていただいた賞だと思いますので、その点含めて改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました」と改めて感謝を伝えた。
また、シリーズ1作目から振り返り「2017年ですかね、声を掛けていただいて、その撮影まで1年近くあったんで、そっから増量を始めて(体重を)増やしていったんですけど、そこからコロナ禍というものに入って、いろんな予定が崩れて」とコロナ禍の影響により「大将軍の帰還」公開まで約8年かかったことに触れ「8年携わる映画って、今まで自分の人生の中で俳優としても一映画人としてもなかなかないので、本当に忘れられない貴重な出会いをさせてもらったことに今はすごく感謝してます」と長年向き合った「キングダム」シリーズに思いを馳せた。
ブルーリボン賞とは
在京スポーツ新聞7社で構成される東京映画記者会が選考する映画賞「ブルーリボン賞」。青空の下で取材するスポーツ紙記者が選考し、賞状に青いリボンを巻いて贈呈している。1950年に創設され、中断期間がありながら、今年で67回目を迎えた。映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴だ。なお授賞式の司会は、前年度の主演賞受賞者である吉永、神木隆之介が務めた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】