FANTASTICS八木勇征「人生が1番変わった」転機を語る【僕らは人生で一回だけ魔法が使える】
2025.01.21 20:58
FANTASTICSの八木勇征が1月21日、都内で行われた映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」(2月21日公開)の完成披露上映会に井上祐貴、櫻井海音、IMP.の椿泰我、木村真人監督とともに出席。人生の転機を明かした。
八木勇征、人生が大きく変わった瞬間
音大を目指す男子高校生・アキトを演じた八木は「アキトは明るくてまっすぐで折れない1本の芯を持ったキャラクター。作品中にブレてしまうとクオリティもナヨナヨしてしまう。ブラさないためにも、僕自身が作品に対して強い思いを持った」と役作りについて紹介。本読みでは「いままで味わったことがない、本読みをしていないかのような本番を撮っているかのような感覚になりました。気負っていたけど、ホッとした。このキャストのみなさんとスタッフさんとならヒューマンドラマをいいクオリティで届けられると思った」と回想した。同世代の4人とあって、現場は和気あいあい。八木は「同世代だからこそ、聴いていた曲だったり、観ていた番組だったり、それが一緒。懐かしい話をしながら、撮影の小道具にあった駄菓子でも盛り上がった」と話すと、櫻井も「今日も登壇する前、世代だった女優さんの話をしていて一緒だった」という。井上は「駄菓子もそうだけど、こういう話ばっかりしていたので、正直あんまり(話の内容は)覚えていない」と語ると、八木が「高校生の話はだいたい中身ないよ。それを体現していました」と振り返った。
ストーリーになぞらえ「18歳〜20歳のとき夢見ていたこと」を問われた一同。八木は「18歳だと、まだ僕はサッカーをやっていて選手になる夢を追いかけていた。18歳から20歳は人生が1番変わった年齢だった。18歳のときに大きい怪我をして、1年半サッカーできない状況になった。もう厳しいのかなって思っていたら、そのときに今所属しているグループのボーカルオーディションがあって、人生で初めてオーディションを受けに行って、チャレンジした。18歳から20歳は、僕の人生が大きく変わったし、ものすごく濃い時間を過ごした」と回顧した。
井上は「何も考えていなかった」と笑い、「強いていうなら早く大人になりたかった時期。まだ実家にいて、とにかく早く一人暮らしをしたかった。自分の稼いだお金で何か買ってみたかった。自立したいという思いが強かったですね。でも、今あの時期の自分に『今こうなっているよ』と胸を張って言いたい」とした。
櫻井は「僕はサッカーをやっていた。サッカー選手になるのが夢だったけど、そこから音楽をやりたいなって思った。中3くらいに。音楽バンドをやっていたけど、僕らが。18歳から20歳のときコロナ禍でライブができなかった。でも、そのときに自分を救ってくれたのは、1人の仕事のオファー。そこでチャレンジしたからこそ、いまこうしてステージに立てている。その世界に飛び込んだ自分がいるからこそ、いまの自分がいる」と語った。
椿は「3歳でダンスを始めて、18から20歳のタイミングは歴は長くなってしまって。やりたくないというより、大学受験とかいろんなことを考えていたので、辞めなきゃいけないのかなって思っていた。結果、普通に大学に行ったけど、いまこうしてステージに立っているし、IMP.で活動しているし、映像作品にも携わっている。18から20歳は、いろいろと葛藤していたけど、今26歳になって俯瞰して自分を見ると夢は叶ってよかったなと思いますね」と話した。
さらに「もし1回だけ魔法が使えるなら?」との質問が出ると、八木は「しょうもない魔法かもしれないけど、あったらいいなって思うことがあって」と切り出すと、「空き時間があったら指をポキポキ鳴らしちゃう。指は10本あるんですが10回やったら何時間か経たないと鳴らなくなる。それを無限ポキポキしたい(笑)」と回答した。指を鳴らす感覚が好きといい、「人が鳴らしているのも好き。音フェチ。無限ポキポキできるようにしてほしい」と語った。
八木勇征主演「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」
2019年に初演後、何度も再演されている同名の人気朗読劇を映画化。2024年3月31日をもって放送作家業と脚本業から引退した鈴木おさむが原作・脚本を務めた。舞台はとある田舎の小さな村。この村の少年たちは18歳になると「人生で一度だけ魔法を使うことができる。ただし、20歳までの2年の間に使わなければならない」と伝えられる。こうして、アキトたち4人の男子高校生は「何に魔法を使うか?」を考え始め、最後は感動のクライマックスを迎える。(modelpress編集部)
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