「劇映画 孤独のグルメ」初日舞台挨拶に出席した松重豊 (C)モデルプレス

松重豊、“大谷翔平選手より有名”韓国での知名度に「天狗になっている」【劇映画 孤独のグルメ】

2025.01.10 21:30

俳優の松重豊が10日、都内で行われた「劇映画 孤独のグルメ」初日舞台挨拶に、共演の内田有紀、オダギリジョー、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョンとともに出席。同日解禁された俳優の出演について裏話を明かした。

  

松重豊、韓国での知名度に「天狗になっている」

ユ・ジェミョン(C)モデルプレス
同舞台挨拶では観客にサプライズでユ・ジェミョンが登場。ジェミョンとの共演シーンについて、松重は「台本に書いてあったことというよりは、そういう設定の中で言葉の通じない不法入国者とどういうやりとりをするかというエチュードを長回しで撮っていたんですけど、お芝居って言葉じゃないんだな、気持ちで通じ合えるんだなって改めて思いました」と振り返った。

松重豊 (C)モデルプレス
「海外ロケって言ってもコンパクトなチームで行って、食事も非常にコンパクトなものを食べて、コンパクトなところに泊まって日々過ごしていたんですけど、それを見たユ・ジェミョンさんが、『この人たちはなんて勤勉で真面目で一生懸命なんだ』って言って、『僕に今日の夜はご馳走させてくれ』って言ってくれたんですよ。ラッキーって思いましたね」と回顧して会場を沸かせ、「刺身とかがザーッと並んで、ウォンも高くてそういうことができなかったのでラッキーと思ってご馳走になりました。ありがとうございました」と感謝した。

松重豊 (C)モデルプレス
加えて、松重は韓国の公開に向けて、プロモーションで韓国を訪れるそうで「ドラマのときから韓国、中国、台湾で非常に人気があって、この間、釜山国際映画祭に行ったときも4000人のお客さんが入ったし、ある取材で『あなたは韓国国内では大谷翔平より有名だよ』って言われて、ちょっと天狗になっているところもあるので、天狗になった勢いで韓国でブイブイ言わしてこようかなと思います」と笑顔で語った。


オダギリジョー、内田有紀と元夫婦役で友人に「嫉妬された」

オダギリジョー(C)モデルプレス
内田有紀(C)モデルプレス
また、内田とオダギリは元夫婦役を演じたが、本作でも過去にも共演がなく、先日の完成披露舞台挨拶が初対面だったそうで、改めて、元夫婦役を演じた感想を求められると、韓国領の島で暮らす女性・志穂を演じた内田は「画面いっぱいの夕陽で、みなさまも自分たちがその場所にいるような気持ちになられた方も多かったと思うんですけど、その夕陽を見ながらその先に彼(オダギリ演じる元夫)を思ってお芝居できて、贅沢なことに、その後ろの松重さん演じる五郎さんが優しく包み込んでくれていたので、自然と志穂さんになれて、幸せな気持ちでいっぱいでした」と目を輝かせ、オダギリは「同い年で、学生の頃から拝見していましたし、内田有紀さんのことが大好きな友だちもいたので、この間も嫉妬されたところです」と打ち明けて会場の笑いを誘った。

松重豊主演「劇映画 孤独のグルメ」

松重豊 (C)モデルプレス
原作・久住昌之氏、作画・谷口ジロー氏によるハードボイルド・グルメ漫画「孤独のグルメ」。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう)が、営業先で訪れた土地で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいものを独り自由に食す様子を1話完結で淡々と描いている。

松重豊 (C)モデルプレス
2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化され、深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、その魅力にハマる人が続出。国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ね、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”として人気長寿ドラマシリーズとなり、今回、テレビ東京開局60周年記念特別企画として松重が主演・監督・脚本を担当し映画化され、“究極のスープ探し”の旅に出る五郎の姿を描く。(modelpress編集部)
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