萩原利久&藤堂日向、北村匠海の脚本・短編映画監督デビュー作出演決定【世界征服やめた】
2024.10.15 07:00
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俳優の北村匠海が、初めて短編映画の脚本・監督を務めた映画『世界征服やめた』(2025年2月より全国で順次公開)に萩原利久と藤堂日向の出演が決定。キービジュアルも解禁された。
萩原利久&藤堂日向、映画「世界征服やめた」出演決定
北村監督とプライベートで親交があり、今やドラマや映画で活躍する萩原が主人公の彼方を熱演。そして彼方の人生に影響を与える同僚の星野役は、北村監督が才能に惚れ込んでオファーした藤堂が演じる。また彼方が通うお店の店長に、北村のデビュー作ということで、井浦新が友情出演。その他、スタッフ陣にも、多くの企業CMや数々のミュージックビデオを手掛ける清水康彦。撮影監督には錚々たるアーティストから指名を受け、今の時代のクリエイティブの最先端を牽引しているカメラマン川上智之など、北村監督の魅力に多くのキャスト&スタッフが集結し本作を作り上げた。
今回、主人公を演じる萩原は「友達が作る作品に出るというのが初めてで、何か不思議でもあり嬉しい気持ちにもなりました」と出演への喜びを語り「一緒に芝居をしていた友達がこんな脚本を書くんだなととても驚いたし、音楽をやっている面も含めて本当に多才だなと感じました」と北村監督についてコメントした。
北村からのオファーで出演が決まった藤堂は、北村から本作の題材となった「世界征服やめた」を教えてもらったことを明かし「涙がボロボロと溢れてきて、心が熱を取り戻して、何度も何度もリピートしました。感謝の連絡をした後、少ししてから『映画を撮ろうと思っていてそれに出てくれないか』と言われました」とオファー時を回顧。「監督・北村匠海の初めての作品に関われた事を本当に光栄に思っております。誰もが持っているけれど、どこかに眠っているそれぞれの心の原風景を少しでも感じていただけたらなと思います」とアピールした。(modelpress編集部)
萩原利久コメント
まず監督、脚本北村匠海と書いてある台本を受け取るというのがとても嬉しかったです。友達が作る作品に出るというのが初めてで、何か不思議でもあり嬉しい気持ちにもなりました。一緒に芝居をしていた友達がこんな脚本を書くんだなととても驚いたし、音楽をやっている面も含めて本当に多才だなと感じました。お互いがプレイヤーという事もあり、現場でのやり取りが1個1個とてもスムーズで、ニュアンスで伝え合うことができたのがとても良かったです。自分が役者で匠海が監督という普段とは違う形で接するのはちょっとだけ恥ずかしさがあったけど、自分より匠海の方がそういうのがあったかもしれません(笑)。そういうのも含めて現場で楽しみながらやっていました。役に関しては、匠海が自分にこの役を用意してくれたのがすごく納得できるし、多分この役は北村匠海も演じることができると思います。このような表現は普段役を演じる時に使うことがあんまりないんですけど、それぐらい心の深い所でキャッチできた部分があった気がしました。藤堂日向コメント
この映画の話を頂く少し前、自分は日々に疲れきり、他人に頼らず、そのまま燃え尽きようとしていました。そんな時、北村匠海に「聴いてみて」と言われた曲が不可思議/wonderboyさんの「世界征服やめた」という曲でした。涙がボロボロと溢れてきて、心が熱を取り戻して、何度も何度もリピートしました。感謝の連絡をした後、少ししてから「映画を撮ろうと思っていてそれに出てくれないか」と言われました。その時は、まさか自分が本当に出演することになろうとは微塵も思っておらず、軽い気持ちで出たいと言っていました。話がどんどんと進んでいき、いざ自分の手元に台本が来た時にようやく実感が湧いてきました。鋭利で、ハッと目を引くような、諦観を帯びたその台本は、北村匠海らしく、とても優しくて心の底から温かさを感じる台本でした。監督・北村匠海の初めての作品に関われた事を本当に光栄に思っております。誰もが持っているけれど、どこかに眠っているそれぞれの心の原風景を少しでも感じていただけたらなと思います。北村匠海、初脚本&監督作品「世界征服やめた」
本作は、独特な言葉のセンスとパフォーマンスで注目を浴びながら、2011年6月23日に不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyの代表的な楽曲の1つである「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が、同楽曲からインスパイアされて脚本を書き下ろし、自らメガフォンをとった短編映画である。本作は、10月17日~27日の期間に開催される「ショートショートフィルムフェスティバルアジア 2024秋の国際短編映画祭」にてワールドプレミア上映が決定しているほか、11月4日に開催される磯村勇斗が企画・プロデュースを務める新しい映画祭「しずおか映画祭」でも上映が決定。このほか、今後もこの他の映画祭での上映を予定している。
ストーリー
自分はちっぽけで、でも光に手をのばしてる。生にすがる事への尊さと、“人生の主人公は自分しかいないのだ”と思い起こさせるヒューマンストーリー変化の乏しい日常をやり過ごす中で、「自分なんて誰にも必要とされてないのではないか…」と感じる瞬間に、ふと「この世から、消えたい」と思うことがないだろうか。主人公・彼方は、社会の中で生きる内向的な社会人。そしてどこか飄々として、それでいて白黒をはっきりさせたがる彼方の同僚の星野。星野の選んだ決断に彼方の人生は大きく揺れ動く。「死」の意味を知る時、明日の選択は自分でできることを知る。世界征服という途方もない夢を追いかけるよりも、自分にしか描けない道がきっとある。だって、明日は誰にだって平等にやってくるのだから。
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