安藤サクラ、杉咲花、浜辺美波、吉永小百合(C)日本アカデミー賞協会

杉咲花、7年前の「日本アカデミー賞」授賞式は2週間前から眠れず 今回は「おかげさまで眠れました」<第47回日本アカデミー賞>

2024.03.08 22:46

女優の杉咲花が8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。「市子」で優秀主演女優賞を受賞した。

  

杉咲花「市子」で優秀主演女優賞受賞

綾瀬はるか、安藤サクラ、杉咲花、浜辺美波(C)日本アカデミー賞協会
本作は、痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子の姿を描くヒューマンドラマ。杉咲は今回、初の優秀主演女優賞を受賞した。

本作ではロケハン(ロケーション・ハンティング/撮影で使用する場所を事前に下見すること)から参加しており「ベッドでお昼寝してみたり、書斎にある本を読んでみたりして、市子という人の性格の手触りを探していけたらいいなと思いました」と当時の行動を告白。「いきなり私生活の自分の状態から役が暮らしている空間の中に飛び込むのはやっぱり『お邪魔します』という気分にどうしても最初はなってしまうので、そこを自分の空間だと認識できる時間がいただけたことは、とてもありがたかった」と役作りに活きたと明かした。

さらに、恋人からプロポーズを受け涙するシーンでは「特に細かな感情の指定なども台本にはなくて、余白のあるシーンになっていて『現場に行ってどんなふうに感じるんだろう』と思いながら本番を迎えたら、想像していた以上に心が反応してしまって」と杉咲自身も想定していなかった心の動きに。「苦しみとか幸福とかが一気に押し寄せて、そこからこう湧き上がってくるものがあってあまり体験したことのない時間になりました」と貴重な経験を振り返っていた。

また、2017年に「湯を沸かすほどの熱い愛」で新人俳優賞、最優秀助演女優賞を同時受賞した杉咲は、当時の授賞式2週間前から眠れなかったというスピーチをしていたことに触れられ、今回はどうだったかと聞かれると「おかげさまで眠れました」と笑顔を見せていた。

ほかにも、優秀主演女優賞には、「リボルバー・リリー」から綾瀬はるか、「怪物」から安藤サクラ、「ゴジラ-1.0」から浜辺、「こんにちは、母さん」から吉永小百合が選ばれ、安藤が最優秀主演女優賞に輝いた。


第47回日本アカデミー賞

同賞は2023年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、5年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「ケイコ 目を澄まして」で第46回最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが務める。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 志尊淳、杉咲花は“日本の宝” 自分をすり減らして作品と向き合う姿に心配「壊れないでほしい」<52ヘルツのクジラたち>

    モデルプレス

  2. 杉咲花、テレビでは「猫を5匹ぐらい被ってる」同級生が明かす素顔とは

    モデルプレス

  3. 杉咲花「変わり者って思われたかった」学生時代告白 演技の道に進んだ理由

    モデルプレス

  4. 杉咲花、フジ系連ドラ初主演で初の医師役 “記憶障害の脳外科医”に<アンメット ある脳外科医の日記>

    モデルプレス

  5. 杉咲花、美背中ざっくりドレスで登場 女優主演賞受賞も心境の変化は“あまり感じていない”理由とは<第78回毎日映画コンクール>

    モデルプレス

  6. 杉咲花、主演映画決定 異色の警察小説「朽ちないサクラ」実写化

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 5月のカバーモデルは「岸辺露伴は動かない 懺悔室」高橋一生&井浦新

    特集

  2. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  3. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  4. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  5. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  6. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    芳根京子&キンプリ高橋海人、初共演で“男女入れ替わり”ストーリー「君の顔では泣けない」実写映画化決定

    モデルプレス

  2. 02

    トラジャ松田元太・水上恒司・高石あかり、互いの声の印象とは? 映画「たべっ子どうぶつ」3ショットインタビュー

    モデルプレス

  3. 03

    ミセス大森元貴「天国」が描くもの解説「キス」を歌詞に登場させた理由【#真相をお話しします】

    モデルプレス

  4. 04

    山寺宏一、ME:Iの“推し曲”告白 共演・MOMONAを絶賛「キラキラしてる」【リロ&スティッチ】

    モデルプレス

  5. 05

    スタジオジブリ「海がきこえる」新ポスタービジュアル&予告編解禁【追加劇場一覧】

    モデルプレス