安藤サクラ、“2年連続”最優秀助演女優賞 異例の受賞に「まさかの展開に声が出ない」<第47回日本アカデミー賞>
2024.03.08 21:56
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女優の安藤サクラが8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。「ゴジラ-1.0」で最優秀助演女優賞を受賞した。
安藤サクラ、最優秀助演女優賞受賞
本作は、1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた「ゴジラ」の70周年記念作品で、日本で製作された実写版「ゴジラ」の30作品目という特別な節目の最新作。2023年に公開された日本国内実写映画として興行収入1位を記録したほか、2023年12月にはアメリカでも公開され全米で公開された歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒット。安藤は、敷島(主演:神木隆之介)の家の隣人・太田澄子を演じた。「第46回 日本アカデミー賞」で最優秀助演女優賞を受賞しプレゼンターを務めていた安藤は、自身が最優秀賞を受賞したことに「まさかの展開に声が出なくなって、本当に情けない。すいません。もうちょっと立派にできたらよかったんですけど」と驚きの様子。同作が「第47回 日本アカデミー賞」で最多12部門で優秀賞を受賞するなど勢いの止まらない作品なだけに、「『ゴジラ』ってすごい。本当に『ゴジラ』の勢いに乗せていただいた感じです」と謙遜しつつ、「私はこの映画の中でゴジラを見てもいませんし、ゴジラが来るとかそういう恐怖も感じておりません。ただ、皆様が作り出したすごいゴジラと、皆様のお芝居で作り出されたあの世界観があって、近所のおばちゃんはこんな賞をいただくことができました」とコメントしていた。
安藤サクラ、撮影裏話明かす
同作の撮影については、「初日の撮影に行ったら、戦後のセットが素晴らしくて。令和の私がまとったものがこのセットに浮いちゃうと思って」と話し、戦後の空気感に馴染むため自らをセットにこすりつけたことを回顧。「この戦後の空気をまといたいと思って、 文字通りまといに行きました」と振り返った。さらに戦争孤児演じた子どもとの撮影が多かったそうで、「私はゴジラと(撮影)っていうのがなくて、 ずっとこの子といることが多かったので、一緒にどうやってお芝居できるかなっていうのを考えてました。でも、現場入ったら泣いちゃってたんですよね。なので、ずっと抱っこして、そしたら寝ちゃって。じゃあ寝ちゃったならこのままお芝居できるかなと思ったら、結構撮影まで時間がかかって、だんだん腕がしびれてきて。最終的に腕が動かなくなりました(笑)」と裏話も明かしていた。
神木隆之介から“ムードメーカー”と絶賛される
また、自身が永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太とともに主演を務めた作品「怪物」と「ゴジラ-1.0」の撮影現場が同時期に同じ場所で撮影していたそうで、「私は『ゴジラ』が先にクランクアップしてたんですけど、『ゴジラ』の皆さんが近くにいらっしゃったっていうのを聞いて、現場に行きました」とにっこり。現場に現れた安藤について、神木は「ムードメーカーなので、安藤さんが現場で笑うと、みんな明るくなる。不思議なパワーの方」と明かし、「みんなめちゃくちゃ安心してましたし、喜んでましたし。来てくださってありがとうございます」と感謝していた。なお、安藤は「ゴジラ-1.0」で優秀助演女優賞を受賞したほか、「怪物」で優秀主演女優賞にも輝いている。
ほかにも優秀助演女優賞には、「シャイロックの子供たち」から上戸彩、「こんにちは、母さん」から永野芽郁、「シン・仮面ライダー」から浜辺美波、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」から松坂慶子が選ばれた。
第47回日本アカデミー賞
同賞は2023年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。司会は、5年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「ケイコ 目を澄まして」で第46回最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが務める。(modelpress編集部)
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