安藤サクラ(C)日本アカデミー賞協会

安藤サクラ、最優秀主演女優賞に輝く 10年ぶりW受賞の快挙で言葉詰まらせ感謝「ゴジラの牙を抜いたけど…」<第47回日本アカデミー賞>

2024.03.08 22:41

女優の安藤サクラが8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。「怪物」で最優秀主演女優賞を受賞した。

  

安藤サクラ「怪物」子役2人からのメッセージに感動

本作は、大きな湖のある郊外の町を舞台に、息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たちが織りなすヒューマンドラマ。第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞と、LGBTQを扱う作品が対象となるクィア・パルム賞を獲得するなど、注目を集めている。安藤は小学5年生の湊(黒川想矢)の母・麦野早織を演じた。

安藤サクラ(C)日本アカデミー賞協会
「ゴジラ-1.0」で最優秀助演女優賞を受賞した安藤はWでの受賞に。撮影を振り返ると「2人をとにかく助演しようと思って」と揃って新人俳優賞を受賞した黒川と星川依里役の柊木陽太とともにどう演じていくか考えていったと回想。コメントを求められた黒川は「ずっと優しくて、今も本当に優しくて、本当に大好きです」と思いを伝え、柊木も「想矢くんも言ったように優しい方で、僕も大好きです」とまっすぐに言葉を贈ると、安藤は「ありがとうございます」と喜んだ。

安藤サクラ、最優秀主演女優賞で「これでゴジラの牙を抜いたけど…」

そして最優秀主演女優賞を受賞したことを知らされると、言葉を詰まらせながら「本当にありがとうございます。本当にちょっと言葉が見つからないんですが」と切り出し「2人の力で出たものは本当にたくさんあって、もちろん俳優部のみならず、みなさんと作っていけるという感覚がとても心地良い現場でした」と黒川と柊木、そしてスタッフへの感謝も語った。

また、黒川は新人俳優賞のスピーチにて、受賞を自身の力でやり遂げられたこととして喜ぶか、監督やスタッフのサポートを含む“運”と捉えるか自分の中で“戦い”があると明かしていたが、これを受けて安藤も「私も今も(黒川と同じ感情)なんですけど、『よっしゃ!』っていけたらどんなにかっこいいだろうって思うんですけど、お芝居もそうだけど、やってみたらみんなでその気持ちになれるっていうのはあると思う」と葛藤や考えを吐露。また「PERFECT DAYS」で最優秀主演男優賞を受賞した役所広司が、最多12部門の優秀賞受賞となった「ゴジラ-1.0」を受けて「これでゴジラの牙を抜いた」と表現していたことに乗っかる形で「これでゴジラの牙を抜いたけど…なんか複雑」と自身も「ゴジラ-1.0」に出演しているからこそのコメントを残していた。

安藤は過去に、第38回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞、第39回・第42回で最優秀主演女優賞、第46回では最優秀助演女優賞を受賞。今回は第37回の真木よう子以来10年ぶりの2部門受賞となった。ほかにも優秀主演女優賞には、「リボルバー・リリー」から綾瀬はるか、「市子」から杉咲花、「ゴジラ-1.0」から浜辺美波、「こんにちは、母さん」から吉永小百合が選ばれた。


第47回日本アカデミー賞

同賞は2023年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、5年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「ケイコ 目を澄まして」で第46回最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが務める。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 安藤サクラ、夫・柄本佑映るモニターに「ノーコメントで」笑い誘う<第47回日本アカデミー賞>

    モデルプレス

  2. 安藤サクラ、“2年連続”最優秀助演女優賞 異例の受賞に「まさかの展開に声が出ない」<第47回日本アカデミー賞>

    モデルプレス

  3. 永野芽郁・浜辺美波ら個性輝く衣装でレッドカーペット登場 安藤サクラ&上戸彩は美デコルテ披露<第47回日本アカデミー賞>

    モデルプレス

  4. 安藤サクラ、夫・柄本佑の写真入りシャツ&アクスタ公開「完璧な推し活」「素敵な夫婦」反響相次ぐ

    モデルプレス

  5. 安藤サクラ「光る君へ」夫・柄本佑の写真に反応「素敵」「愛が溢れてる」と話題に

    モデルプレス

  6. 安藤サクラ「ブラッシュアップライフ」受賞に感慨「正直言うと…」<2024年 エランドール賞>

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 【エントリー受付中】モデルプレスの読者モデルを募集

    特集

  2. 11月カバーモデルはドラマ&映画『【推しの子】』齋藤飛鳥

    特集

  3. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

  4. 「2024年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  5. フジテレビ × モデルプレス Presents「"素"っぴんランキング」

    特集

  6. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  7. インフルエンサー影響力ランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  8. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  9. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  10. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    森川葵、美脚際立つミニ丈コーデで登場 “不在のボス”岡田将生は「すごく不思議な方」【アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師】

    モデルプレス

  2. 02

    WEST.中間淳太、デビューからの10年回顧 グループ改名後は「名前が無かったりもあった」

    モデルプレス

  3. 03

    三代目JSB岩田剛典「急に踊りだした」台本にないシーン回顧「ちょっと自分でもよく分かんない」【聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜】

    モデルプレス

  4. 04

    「はたらく細胞」佐藤健&永野芽郁ら細胞たちが活躍する体内映像・新場面写真解禁

    モデルプレス

  5. 05

    WEST.藤井流星「7人でいられて良かった」デビュー10周年迎え思い語る

    モデルプレス