新垣結衣、稲垣吾郎との初共演は「濃い時間」 出演の決め手も明かす<正欲>
2023.10.25 23:08
views
女優の新垣結衣が25日、都内で行われた「第36回東京国際映画祭 映画『正欲』ワールドプレミア舞台挨拶」に、稲垣吾郎、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督とともに出席。本作への出演の決め手を明かした。
稲垣吾郎、新垣結衣のギャップに驚き
原作は朝井リョウによる同名小説で、家庭環境、性的指向、容姿といった、様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーを描く本作。息子が不登校になった検事・寺井啓喜を稲垣、特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月を新垣が演じる。これまでに主演作『半世界』『窓辺にて』が東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客賞の受賞経験もある稲垣。『正欲』が東京国際映画祭で上映すると決まった時の心境を聞かれると「嬉しかったですね。また、この場所に帰ってこれたということを本当に光栄に思っています」と喜びを噛み締めた。
また、共演する新垣については「どうしても今までの新垣さんのいろんな作品とかビジュアルとかを見てきた中で、それぞれが描く新垣さんのイメージってあるじゃないですか」とした上で、「僕もそれを覆されたというか、最初に映画の現場で会った時には本当にびっくりした。普段イメージする新垣さんとまったく違っていて」とギャップに驚いたことを告白。
「皆さんも観ていただくとびっくりするんじゃないかなと思います」と予告しつつ、「大きな覚悟を必要とする役を皆さん演じたので、それが報われるような形で監督が素晴らしい作品に仕上げてくださって感謝しています」と岸監督に感謝した。
新垣結衣、出演の決め手明かす
一方、新垣は稲垣との共演シーンを「ご一緒できたシーンが本当に濃密というかシリアスというか重要なシーンだった」と回顧。続けて「濃い時間を共に過ごして、1つのシーンを作り上げるのに一緒に力を尽くすことができたのはとても光栄でした」と振り返った。さらに、稲垣の“大きな覚悟を必要とする役”という言葉を受け、司会から本作への出演を決めた理由を聞かれた新垣は「企画書などを読ませていただいた時にすごく心惹かれるものがあった」とオファー時の心境を述懐。「監督とも直接お話をさせていただいて、同じ方向を向いて挑むことができるという意思疎通ができた」と出演するに至った経緯を語った。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】