映画「バービー」論争になった地図についてワーナー・ブラザーズが説明
2023.07.07 15:03
米映画『バービー』(日本では8月11日公開)の作中で登場する地図を巡り、ベトナムで同作の公開が禁止に。フィリピンでも上映禁止が検討されている事態を受け、配給会社のワーナー・ブラザースが見解を示した。
映画「バービー」ベトナムで上映禁止に
ベトナムでは、南シナ海の領有権を巡り中国の一方的な主張に沿った「九段線(9ダッシュライン)」を描いた地図が登場するとして、7月21日公開予定だった本作の配給を禁止。同様の理由でフィリピンでも現在公開の可否が検討されている。ワーナー・ブラザーズ側「何らかの主張を意図したものではない」
ワーナー・ブラザーズの広報担当者は米「Variety」に対し「バービーランドの地図は、クレヨンで描かれた子供らしいものです」とし、「この落書きは、バービーがバービーランドから“現実世界”へと旅をする様子を描いています。何らかの主張を意図したものではありません」とコメントした。ワーナー・ブラザース側は映画のストーリーについてはコメントしていないが、同地図には「旅路の線」も書かれているそうで、それは単にバービーたちが人間世界で自分探しの旅をするための道筋を描いたものだと情報筋は語っているという。
映画「バービー」
本作は世界的に有名な「バービー」人形を初めて映画化。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』などのマーゴット・ロビーがバービー役、『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングが恋人ケン役、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグが監督を務める。(modelpress編集部)
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