中村倫也“最高の掛け合いシーン”が丸々カット 舞台挨拶で知る「早めに教えて」<宇宙人のあいつ>
2023.05.20 12:59
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俳優の中村倫也が20日、都内で行われた映画「宇宙人のあいつ」公開記念舞台挨拶に、共演の伊藤沙莉、日村勇紀(バナナマン)、柄本時生、メガホンをとった飯塚健監督とともに登壇。“最高の掛け合い”を見せたシーンが丸々カットされていたことを知り、「早めに教えて」と言う場面があった。
中村倫也「宇宙人のあいつ」舞台挨拶で仲睦まじいやりとり
本作は、23年間も真田家の四兄妹の次男・日出男として家族になりすましてきた宇宙人(中村)が、地球を離れるまでの残された3日間の中で、人間としてやり残したことに奮闘する物語で、“家族になりたかった男” が織りなす、異色のエイリアン・コメディとなっている。劇中で使われた『ヤキニクサナダ』Tシャツを着用していることを触れられると、中村は「やっぱり1番似合いますね、日村さん」と投げかけ、長男・夢二を演じる日村は「そうそう。これ…やっぱ…サイズがデカいから…俺のは」としどろもどろで答えると、中村は「それを言うためにどんだけ時間使ってるんですか(笑)。ラジオやってあまり寝てないからね」とツッコミ。
さらに、それぞれが挨拶をする際にお辞儀をすると、ほかの登壇者も合わせてお辞儀をして笑わせるなど、冒頭から仲睦まじいやりとりをして会場を和ませた。
中村倫也は「すぐ写真を撮る人」とタレコミ
遊べた演技について聞かれ、中村と日村が学ラン姿で『リンダリンダ』を歌ったシーンが話題に上ると、中村は「撮影当時は49のおじさん(日村)の学ラン姿をいっぱい写真に撮りました。楽しかったです」と回顧し、撮った写真について日村は「グループLINEに送ってきたり、あとはどこにも出さないやつ」と答えた。中村は日村をよく接写していたそうで、日村は「この顎のダルダルとか撮ってるの。いろんな角度で」と口をとがらせ、中村も「道着のここの(はみ出た)肉とか」とにっこり。まだ公開していない写真がいっぱいあるそうで、日村から「倫也くんはすぐ写真を撮る人」と言われると、中村は「林家(ペー・パー子)さんみたいな(笑)。どこかで出せるときに出しますか」と約束した。
中村倫也、“最高の掛け合い”披露も丸々カット
続けて、中村は「遊んだで言えば、高知城で(宍戸博文が演じる)細田善彦を尾行するシーンがあったと思うんですけど、あのシーンで(長女・想乃を演じる)沙莉が珍しく『ここって普通にやっていいんですか?』って聞いてきて、古くから飯塚組で人を尾行するときは忍びの者になるというのがありまして、2人で(忍者走りを)やったら、それを見た日村さんが『そういう決まりあるの?』って聞いていたんです(笑)。あの辺はフリーにやりましたね」と裏話を明かしたが、伊藤から「でもそこは丸々カットされましたよ(笑)」と指摘が。飯塚監督も「すいません。切っちゃいました」と謝罪すると、中村は「だから(観客の)リアクションがなかったんだ…。カットされてたか…。早めに教えて、みなさん。『ないよ』って」と苦笑した。
加えて、中村は伊藤に「よく覚えてるね。記憶力すごいよね」と感心すると、尾行のシーンについて伊藤は「倫也さんに『チャンジャ』ってセリフがついて、私が後ろで『忍者ね』って。でもやったのに(そのシーンは)ないのよ(笑)」と振り返ると、中村は「超覚えてるね!すんごいね、本当に。“チャンジャ”と“忍者”の最高の掛け合いでしょ!よく覚えてますね、若い人は」と遠くを見つめた。
中村倫也、バナナマン日村のぶっちゃけに「憧れるよね」
また、撮影時の思い出を尋ねられると、真田サミットのシーンについて中村は「あのシーンは楽しかったですよね。『真田サミットを始めます』の朝食のシーンは台本が毎回4~5ページあって、会話で転がせるので僕は長いシーンが好きで、やっていてグルーヴとかみんな持ち寄ってる音色が混ざっている感じがしてやりがいのあるシーンでしたね」と満足げな表情に。日村も「あれは1番緊張感のあるシーンだったね。(セリフが)多いし間違えたくないから。みんなで前の晩に練習もしてくれていたから、あそこはいい空気でしたね」とコメントした。
そして、同シーンの再現をしながらそれぞれこだわった点を披露しあって懐かしみ、最後に中村もこだわった点を聞かれると「僕はないですね」とバッサリと切り捨ると、これに驚いた日村がマイクに歯をぶつけ、中村は「歯が折れちゃう…」と心配。
日村は「これ折れないの。ニセモノだから」とぶっちゃけて笑わせ、中村は「いいね、ニセモノの歯って。憧れるよね(笑)」と笑顔で語った。
中村倫也、謎かけ披露もバナナマン日村からツッコミ
最後に、締めのコメントを求められた中村は「この作品は全体的に“なんかいいな”って。そして“なんか楽しいな”って多くの方が思っていただけるようなものになっているんじゃないかと思います。5月病なんて言葉もありますけど、一休みしたいときとかに気楽に見にきていただけたら、すごくいい休日になるんじゃないかなと思っています」とアピール。続けて、「日村さんもいらっしゃるので、映画の舞台挨拶といえば謎かけかなと思いまして、渾身のやつを。『宇宙人のあいつ』とかけまして、引っ越しのときに内見に行きたい人とときます。その心は…どちらも何度も見たくなるでしょう」と披露して歓声とともに拍手を浴び、「言う人が違うとこうなるんですかね(笑)」と笑顔。
日村は「『おー!』じゃないよ。これ昔、俺が言ったんだよ。すげーすべったやつ。なんで倫也くんが言ったら拍手になるんだよ」と不満げな表情を浮かべていた。(modelpress編集部)
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