北村匠海「頭の中はそれ一色」ドハマりの“沼”明かす<スクロール>
2023.02.04 14:26
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映画「スクロール」の公開舞台挨拶が4日、都内で行われ、W主演を務めた北村匠海、中川大志、共演の松岡茉優、古川琴音、メガホンをとった清水康彦監督が出席。中川が「一歩踏み出したいこと」を語った。
原作は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説「スクロール」。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描き、若い世代から“自分たちの物語”と圧倒的な共感を獲得。物語は、鈍色の青春を駆ける若者たちのリアリティ溢れる青春群像劇。“生きること”そして“愛すること”をエモーショナルに表現し、光が射す明日を強く感じさせるストーリーを独創的な世界観で描くのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清水康彦監督。さらに研ぎ澄まされたセンスで唯一無二の映像美で魅せる川上智之が撮影監督を担当する。
北村匠海「それ一色になってしまっている」夢中になっていること
作品になぞらえて「今年一歩踏み出したいこと」を発表することになったキャスト陣。北村は「僕は今年から踏み出した“ゴルフ”のことしか考えていない。もう頭の中はそれ一色になってしまっている」とゴルフに夢中であることを明かし、「子供の頃、撮影現場で照明さんがスイングの練習しているのを見て、『ああ、おじさんになったらこうなるのか…』と思っていたけど、自分もそうなっている」と“おじさん化”に苦笑い。3年前にゴルフを始めていた中川から話を聞き、ゴルフに興味を持った北村。「やりたいなと思っていたけど、なんか踏み出せなくて。形から入ろうと思ってグッズを買いに行ったら、もうまんまと…」とどハマリ。今ではゴルフをしていないときも「お尻を上げてしまったり…」「頭の中でブンブンとスイングしている」とフォームの確認をしてしまう事態に。中川は「そのうち(スイング練習用の)棒を探し始めるから」と“同じ沼”にハマった友人の姿ににんまりだった。
北村匠海、古川琴音にアドバイス
古川は「ベースを買うか迷っている。ベースの低音がいい曲が好きで、それを弾いてみたい。でも弾きこなせるのか。買ってきても飽きたら楽器がかわいそうだなって思って」と踏み出すべきか悩んでいることを告白。松岡が「隣にミュージシャンがいるよ!」と4人組バンドDISH//としても活動する北村を紹介すると、北村は「僕もベース弾けますよ。メンバーで集まって曲を作るとき、僕がベース担当」と明かした。続いて「楽器なんて手に取ってみればいい。買うほうがいいと思うよ。琴音ちゃんは結構パンクな精神が強いからさ。社会に対する反骨精神も持っているし、パンク精神で弾けばいいと思う。ベーシストっぽい」とアドバイス。中川も「絶対似合いそう!」と背中を押し、古川は「明日、買おうかな?」と早くも決断したようで、北村らは「早!」と驚いていた。また、北村が古川に向けて「バンド組むときバンド名を考えさせてね」と“名付け親”を立候補する場面もあった。
北村匠海&中川大志、観客にメッセージ
中川は「コロナもあって人と話す機会が減ってしまった。悩みとか、本当の部分を共有することも減ってしまった」といい、「この映画は自分の中でもがいている瞬間が切り取られている。どう生きるべきなのか、どこで生きるべきなのか、自問自答している。この映画を見て、自分だけじゃないと少しでも影響を感じてほしい」と訴えた。北村は「勝手に時間がスクロールされていく中、どう人生をまっとうするのか、もがいている人たちを描いている。かたどれない感情、憤り、その先に見えるちょっとした兆しも、この映画に散りばめられている。僕はこの映画を見て、ほっとした。いろんな角度から共感できる映画になったと思う。みなさんの感想を楽しみにしています」と語った。(modelpress編集部)
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