SixTONES松村北斗「すずめの戸締まり」舞台挨拶“緊急参戦”で場内騒然「何とか間に合いそうだと思った」
2022.12.23 10:30
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SixTONESの松村北斗が、22日に行われた新海誠監督の最新アニメーション映画『すずめの戸締まり』(公開中)ティーチイン舞台挨拶に緊急参戦した。
新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」
オーディションで選ばれた原菜乃華が九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)を、松村が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太(むなかた・そうた)を演じた本作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語となっている。21日までの41日間で観客動員数706万人、興行収入95億円を突破し、新海誠作品No.1のロケットスタートから3週連続で週末動員ランキング堂々の第1位、さらに世界199の国と地域で配給も決定している。
松村北斗「すずめの戸締まり」舞台挨拶に緊急参戦
現在、新海監督を中心に原、松村、鈴芽の育ての親である叔母・環役の深津絵里、更には音楽を担当した野田洋次郎、陣内一真と、本作に様々な形で命を吹き込んだメンバーが全国各地で舞台挨拶を行い、多くのファンの方々と交流を重ねている中、22日に新海監督、野田がTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に登壇。会場の観客からの質問、そして事前に全国から集まった様々な質問に答えるティーチインを行った。全国47都道府県107スクリーンにて生中継された舞台挨拶は、上映終了後であることと、全国のファンと繋がれる年内最後の機会とあり、場内は勿論のこと、新海監督と野田もテンションが上がった様子。初めて新海監督が野田に脚本を送った際に受け取ったメールを読み上げたり、“Tamaki”という楽曲がどのように生まれていったのかなど、今までには明かされてこなかったエピソードを披露。既に複数回観ているファンからの質問も多く寄せられる中、会場には“どうしても質問をしたい”と松村がまさかの緊急参戦。
登壇者も含め、完全にサプライズでの出演となり、場内が騒然とする中、「伝わる人だけに伝わればいいと思うシーンやセリフ、歌詞などありますか?」と質問。それに対し新海監督は「ラストの方に出てくる黄色い二頭の蝶々に込めた想い」を披露、野田は「何も浮かばない!」と悩みながらも、主題歌の“カナタハルカ”の歌詞に出てくる“相対性理論”という言葉の意味を語った。
松村北斗「一緒に宣伝活動がしたかった」熱い思い語る
映画公開から既に約1カ月半が過ぎ、間もなく興行収入100億円を突破するとみられている本作。本作で声優に初挑戦した松村は「僕はいつも仕事が早く終わる日は、必ず新海監督の舞台挨拶のスケジュールを調べています。今日は何とか間に合いそうだと思ったので来ちゃいました!もう少し監督や野田さんと一緒に宣伝活動がしたかった」と熱い気持ちをコメント。長い年月をかけて『すずめの戸締まり』を生み出してきた新海監督は「作っている最中は自信があったけれど、公開後は不安もあった。でもこの1カ月強、全国で皆さんの顔を見て、この映画を作ることが出来て良かったんだと今でははっきりと思える」と、野田は「まさか今日、新海監督に加えて北斗君とも会えると思っていなかったから嬉しい。今日は最初に新海監督にメールを送った時の気持ちが蘇ってきた。あれから2年半ほど経ちましたが、当時と同じようにこの作品が大好きです」と語った。
そして、24日からは入場者プレゼント第3弾「小説 すずめの戸締まり~環さんのものがたり~」の配布が全国150万名限定でスタート。新海監督が映画完成後に新しく書き下ろした、すずめの叔母・環のスピンオフ掌編小説で、当時映画の脚本を読んだ野田自身が「第1稿を読んだ時に自然と生まれた曲で、彼女の叫びを感じた。この曲を通して環という人を知りたいと思った」と語り、“Tamaki”という楽曲を製作するほど思い入れがあるキャラクターという事もあり、環がどんな想いで鈴芽を育ててきたのか、椅子になってしまった草太を追いかけて家を飛び出してしまった鈴芽をどんな気持ちで迎えに行ったのかが垣間見れる一冊になっている。(modelpress編集部)
新海誠監督コメント
映画を作っていた時は、作り終わった後のことをイメージが出来ていませんでした。いつもは夏に公開していたので秋を経て年末にやっと整理できていたような状況でしたが、気づけばもう年末で、正直まだ整理しきれていない部分もあります。きっと年が明けて、春頃までにかけてどんどん自分の中にしみこんでくるのかなと思います。僕はデビューした頃は1人で静かに観て、知っている人は知っている、そんな作品を作りたいという想いがありましたが、だんだんと誰と観ても何かがもらえるような、観終わった後に盛り上がれるきっかけを与えらえるような、そんな映画を作りたいと思うようになりました。『すずめの戸締まり』はそういう映画に仕上がっていると思います。今まであまりアニメを観てこなかった方にも是非声をかけて頂いて、観てもらえたら嬉しいです。
野田洋次郎コメント
やっと公開できた、それが何よりもうれしいです。新海監督とご一緒する時は約2年半ほどで一周まわるという周期なのですが、最初に脚本を頂いてから約2年半ほどが経って、やっと一周が終わった感覚があります。常に自分の人生の傍らに『すずめの戸締まり』がいたので、きっと来年から次のフェーズに変わっていけるのかなと、一区切りという想いもありますね。この作品は必ず何か気づきや発見がある作品です。是非大切な人と共有して欲しいし、きっと観た後に新しい絆が生まれる、そんな作品だと思うので、沢山の方に観て頂きたいです。松村北斗コメント
僕は新海監督や野田さんに比べたら関わらせていただいた時間は短いですが、オーディション、練習、アフレコ、公開と、2022年は常に『すずめの戸締まり』がありましたし、考えていました。本当に得たものが多く、今の自分を支えてくれた作品でもあります。最初にVコンを観た時から僕は泣いていたのですが、その時から変わらずずっとこの作品の事が大好きです。説得力があるし、しんどいなと思った時には何度も思い出しますし、助けてもらっています。是非誰かにエールを伝えたい、そんな時には一緒に観てあげて欲しいですし、自分に大丈夫だよって言ってもらいたい時にも是非観て欲しい作品です。ストーリー
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!
それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。
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