キスマイ藤ヶ谷太輔、撮影中にハプニング“異様な現場”回顧 10年ぶり共演・香里奈は当時の印象明かす<そして僕は途方に暮れる>
2022.12.05 22:56
Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が5日、都内で行われた主演映画「そして僕は途方に暮れる」(2023年1月13日公開)の完成披露試写会舞台挨拶に前田敦子、中尾明慶、香里奈、原田美枝子、豊川悦司、メガホンをとった三浦大輔監督とともに出席した。
藤ヶ谷太輔、自身の“クズ”な新しい一面発見
2018年に上演されたオリジナル舞台を、三浦監督×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組んで映画化。藤ヶ谷演じる平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人・先輩や後輩・家族などあらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇を描く。撮影が約2年前とあって、藤ヶ谷は「やっとこうして見てもらえるのが嬉しい」と喜び。ばつが悪いとすぐに逃げ出すクズ男を演じているが「試写で関係者の方が笑ってくれたので、一生懸命なクズっぷりは笑えるんだと思った。自分の新しい一面を監督に引き出してもらった」と感謝した。
藤ヶ谷太輔、撮影中に突然の腹痛
三浦組の撮影はなかなかOKが出ずテイクを重ねまくる異様な現場だったという。藤ヶ谷はラストシーンの撮影中、突然腹痛に襲われたことを明かし「原田さんが『人間だから咀嚼できていないものがあるとお腹が痛くなってしまう』とおっしゃってくれて。三浦監督の気持ちが咀嚼できないから腹痛になったのか…」と難解な撮影をしみじみと思い返していた。撮影でのエピソードを聞かれると、「楽しい思い出1つもなかった」と藤ヶ谷。「楽しい思い出1つもないし、LINEグループ作ろうっていうテンションでもない。舞台のときもそうでしたが、振り返ると楽しい思い出がない。お芝居をやるという意味では最高でしたが、エピソードは何もない」と潔く打ち明けた。
藤ヶ谷の意見にほかのキャストも同感で、前田も「舞台のときも何もしゃべらないで終わった気がする…」、中尾も「あんまり覚えてないねぇ…食事に行く作品でもなかったし」と顔を見合わせた。
藤ヶ谷太輔、香里奈と久々共演
裕一の姉を演じた香里奈とは久々の共演。香里奈が「前回から10年近く経ったのかな。1番最初に共演したときは20代だったので、たいちゃんも尖っていた」と語ると、すかさず藤ヶ谷も「ねぇさんも尖ってましたよ!」と反応した。香里奈は続けて「あの頃は若い2人だったけど、今はお互いに30歳を超えて、思ったほど年齢が離れていないんだなって思った。この10年の間にたいちゃんはすごくいろんなことを人間として役者として経験したことがお芝居に出ている。頼りになる座長で頼もしかった」と久しぶりの共演を振り返った。
藤ヶ谷太輔ら、逃げ出したいことは?
映画の内容にかけて「1番逃げ出したかったこと、逃げたこと」を発表するトークコーナーが設けられた。藤ヶ谷は「今日の舞台挨拶」と回答し、「だって皆さんと会うのも2年弱ぶりですし、楽しい思い出が1つもない方が集まるから(笑)。でもスタッフさんたちは主演が盛り上げてくださいと好き勝手言うし…。実際に舞台挨拶をやってみて楽しかったけど、直前まで逃げ出したかった」と苦笑した。舞台挨拶直前、香里奈に「今日はサッカーがあるし…」とぼやいていたようで、「僕の力ではどうにもならない。サッカーの記事は絶対大きくなるだろうし。でもこの舞台挨拶の記事も大きく太文字でよろしくお願いします!」と報道陣に呼びかけた。
前田は「逃げたエピソード」として、ベランダで遭遇した“G”について紹介。「夏の出来事なんですが、ベランダでお友達と涼んでいた。そしたら黒いものがササッと通って…。ゴキブリかと思ったら数十分後に飛んできたんです。飛んだら終わりって聞いていたので、それからベランダに出ていない。私のベランダライフはそれで終わりました(笑)」と語った。
「ゴキブリが飛んだら終わり」の真意を聞かれると、「なんか飛んだらゴキブリの勝ちだって聞いたことがあって。もうベランダに出ることはない。逃げました」と遠い目で話した。
中尾は酔っ払って自宅に帰ったとき、妻の仲里依紗から「え?酔ってんの?」と言われたことを紹介。「そのままドアを閉めようと思った…」と妻の反応にビビってしまい、一瞬で酔いが冷めたことを振り返った。(modelpress編集部)
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