吉沢亮、父子役で初共演・役所広司から絶賛される<ファミリア>
2022.11.22 20:18
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俳優の吉沢亮が22日、都内で開催された映画『ファミリア』完成披露上映会に主演の役所広司、共演のサガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、シマダアラン、スミダグスタボ、成島出監督とともに登壇。役所との共演を振り返り、役所から絶賛される場面もあった。
吉沢亮、役所広司から「立派な息子」称賛される
本作は、山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所)、赴任先のアルジェリアで出会った女性との結婚が決まった誠治の息子・学(吉沢)、そんな父子に助けられた傷ついた在日ブラジル人の若者・マルコス(サガエルカス)など、 国籍・育った環境・話す言葉などの違いを超えて大切な人と共に生きていきたいと願う人々の姿を描く。吉沢は「撮影が延びて、本当に出来上がるのか?っていう不安がずっとある中、どうにかみんなで力を合わせて撮り切った作品で。こうしてついに皆さんに見ていただける日が来たという。すごく感無量でございます。ぜひ楽しんでいっていただけたら嬉しいなと思います。今日はよろしくお願いします」と喜びのコメント。
役所と父子役で初共演となったことについては「すごくうれしかったです。やっぱり、いつかはご一緒させていただきたいと思っていた方ですし、今回このお話をいただいたときに、話自体もすごく素晴らしいですし、もう一つ、役所さんとお芝居ができるっていうことも、この作品に参加させていただける、すごく重要なことの一つだったので。すごく緊張しましたけど、すごく楽しみにしていて。実際にお芝居して、すごく学ばせていただけるところもたくさんありました」と振り返った。
どんなことを学びがあったのか問われると「何て言うんですかね?その佇まい?役としての。本当にその場に役の人間が存在しているというか。焼き物職人としての、普段のこの人の日常がこれなんだっていう説得力が凄まじくてですね…すごかったです」と役所の芝居に衝撃を受けた様子。これに役所は「立派な息子ですよね(笑)。お父さんのことをこんなに褒めてくれて」と破顔し「撮影中も、吉沢君は非常に自然にそのシーンに入ってきて。一緒に会話するシーンで、自然にそこに存在して」と称賛した。
吉沢亮、大河ドラマ撮影で多忙も役所広司驚き
役所は自身がろくろを回すシーンに苦労したとした上で「吉沢君は大河ドラマであまり練習できなかったんですけど、結構達者にやるので(笑)。おかしいなあって。なんでそんなにできるんだ?っていう話をしましたけど」と発言。吉沢は「大変でした。すごく。少ない時間ではあったんですけど、先生の方にもすごくいろいろ教えてもらいながら、頑張ってやりましたね」と撮影を振り返っていた。その後、バーベキューのシーンの撮影に話が及ぶと、吉沢は「楽しかったですよ。本当にすっごい寒かったんですけど、そこに来てくださっていたブラジル人の方々とかも、実際にあそこに住んでいらっしゃる方もいらっしゃって。全体のホーム感というか、すごい温かさがあって。撮影していると、だんだんその団地に住んでいる方が帰ってきたりするんですけど、そうすると『おう!』みたいな。『おう!何やってるの?』みたいな空気感で。ずっと。すっごい温かいなあと思いながら、楽しくやらせてもらいましたね」と述懐。
劇中に英語の台詞が登場することを踏まえ、ブラジル人の人々と英語でコミュニケーションを取ったのか質問されると「…はい」と微妙に間を置いて答えつつ「嘘です」と白い歯を見せ、英語の台詞に関しては「頑張りましたね」と話していた。(modelpress編集部)
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