小泉徳宏監督、横浜流星、清原果耶 (C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

横浜流星、大阪弁での挨拶で会場沸かす 清原果耶は地元凱旋イベントに喜び<線は、僕を描く>

2022.10.24 22:09

俳優の横浜流星と女優の清原果耶が、大阪・TOHOシネマズ梅田にて行われた映画『線は、僕を描く』公開記念舞台挨拶にメガホンをとった小泉徳宏監督とともに登壇。大阪ならではの挨拶や会話が繰り広げられた。

  
青春芸術小説『線は、僕を描く』(砥上裕將著/講談社文庫)を実写映画化した本作は、とあるきっかけで水墨画と出会い学ぶことでその世界に魅了されていく主人公・青山霜介(横浜)と、霜介と出会いライバル心を抱くようになる篠田千瑛(清原)らが織りなすドラマを描く。

清原果耶、凱旋舞台挨拶に喜び

映画を観終わったばかりの観客の前に3人が登場すると、割れんばかりの拍手が会場中を包み込んだ。

暖かい歓迎ムードの中登場した横浜は、「こうやってコロナ禍が少し落ち着いて、大阪で舞台挨拶が出来て本当に嬉しいです。映画を観終わった後に皆さんが拍手をしてくださったのが聞こえて、嬉しい気持ちになりました」と喜びを伝えた。

清原果耶 (C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
出身地の大阪での凱旋舞台挨拶となった清原は「まさか大阪で舞台挨拶が出来るとは思っていなかったので、皆さんに会えて嬉しく思っています」と感慨深げに挨拶。

小泉監督は「久しぶりにこの劇場でご挨拶させて頂くのですが、またこの地に帰ってこれた事をありがたく思っています」と挨拶をした。

横浜流星&清原果耶、印象的なシーン明かす

映画を観たばかりの方々の前での舞台挨拶という事で、映画を観た人に届いて欲しいこと、印象に残っているシーンを聞かれた横浜は、「最初の湖山先生の揮毫(きごう)会は印象に残っています。多賀大社で撮影をして、三浦さんの水墨画の筆さばきを目にして、心を掴まれました。実際に完成した映画を観たときには編集の力でさらにスケールアップしていて、印象深いシーンです」と映画の冒頭の印象的なシーンを上げた。

清原は、「私自身もこの映画を観終わったあと、『明日からもうちょっと頑張れるかも』という気持ちになれたので、ポジティブな明るい感情を持って帰って頂けたら嬉しいなと思います」と、自身が映画を観たときの感想を織り交ぜながらコメント。

印象に残っているシーンについては、「霜介が湖山先生にお弁当を貰う所です。湖山先生が本当に優しいなという気持ちと、霜介はもりもり食べられて良かったなという気持ちで、心がほっこりと温かくなりました。人の優しさが日常の中に描かれているシーンだと思ったので好きです」と語った。

小泉徳宏監督 (C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
小泉監督は「映画を観終わった人には、優しい気持ちになって帰ってもらえたら嬉しいです。印象的なシーンは、途中で江口さん演じる西濱と霜介が地元の食べ物を収穫したり貰いに行ったりするところです。そのシーンの力の抜け具合が個人的には印象深いですね。どちらも滋賀県で撮影したのですが、実は地元の農家さんや漁師さんにご出演頂いたんです」と地元の方の協力があって完成したシーンについて語ると、横浜は「ニワトリ小屋のシーンでは、おばあちゃんにおにぎりを貰いました」と、地元の方たちとの温かな交流についても振り返った。

清原果耶、横浜流星におすすめ観光スポット教える

本作で4作連続で滋賀県での撮影を敢行した小泉監督は、滋賀についての印象を聞かれると、「何も染まっていない少年のような感じです。特定のイメージで固まっていないので、日本のどの地域にでもなれるんです。撮影をする側からしてみると、とても助かります」と映画監督の目線での滋賀の魅力をコメント。

さらに、滋賀・京都と関西がロケ地になった本作にちなみ、関西での思い出や行ってみたいところを聞かれた横浜は、「撮影中はご飯を食べに行くくらいしか出来なかったのですが、近江牛が美味しかったです」と、清原は「この映画館はよく学生時代も来ていたので、またこうやって帰ってこれたのは嬉しいなと思っています」と、それぞれの関西への想いを語った。

さらに、気持ちが高まる場所に行きたいという横浜へのおすすめの場所を聞かれた清原は、「通天閣…?」と絞り出すように、観光名所を挙げた。

小泉監督は「撮影場所の近くに琵琶湖があったのですが、自転車好きの間では琵琶湖を1周する文化があるんです。僕も自転車が好きなので、いつか1周してみたいなと思いました」と答えた。

横浜流星&清原果耶、緊張感のある撮影に挑む

さらに、イベントに集まった観客たちから、直接キャスト陣へ質問をするコーナーへ。「色んな事に挑戦してみようという気持ちになれました。感動して泣いてしまいました」という観終わった直後の生の感想をキャスト陣へ伝えた女性からは、「撮影中に印象的なNGシーンはありましたか?」という質問が。

小泉監督は「そんなにNG連発という所はなかったのですね。水墨画を描くシーンは一発勝負だったので、NGが出せないという緊張感の中、撮影しましたね」と撮影当時を思い返すように話すと、清原は「NGを出しちゃいけないという緊張感が凄かったですね」と、横浜も「緊張感確かにありましたね」と、撮影当時はお互いに良い緊張感の中で撮影に挑んでいたことを告白した。

横浜流星 (C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
霜介と同じく大学生だという人からは「水墨画に対するイメージは役を演じる前と後でどのように変わりましたか?」という質問が。横浜は「最初は自分からは遠い存在のものだと思っていて、水墨画に対する知識が全くない中だったので、どのように描かれているんだろうと不思議に思っていました。難しいだろうな、自分に描けるのかな…というのが第一印象だったのですが、実際にやってみると、とても難しいんですけど、楽しくて。その時の感情が線に出るし、失敗もないので自由に描けるんです。でも自由に描ける分、また壁にぶつかったりとか、とても奥深かったです。指導してくださった小林東雲先生は、画を見ればその人の性格が分かるというのを聞いて、すごく魅力的で奥深いものだなと感じました。自分と向き合うことも出来る水墨画を大好きになりました」と回答。

清原は「水墨画のことは前から知っていたのですが、この作品で初めて水墨画を描くと聞いた時には、同じように私に出来るの?と思いました。練習期間を設けて頂けるとはいえ、私の役は初めから水墨画が上手くないといけない役だったので、大丈夫かな…と思って練習を始めました。始めてみると、東雲先生が『間違いはないんだよ』という言葉をずっとかけてくださって、失敗がないんだなと思うととても気が楽になって、そこからどんどん水墨画に楽しく向き合えたので、出会えてよかった日本文化だなと思いました」と、お互いに水墨画を練習していた日々を振り返った。

横浜流星、大阪弁で挨拶

最後に、皆さんへのメッセージと大阪弁で一言を求められると、横浜は「映画を観終わった後の皆さんの顔が見れて、熱い感想を聞くことができて幸せです。本当にこの作品がもっともっと多くの方に届いてほしいと思っています。本当に今日は…おおきに」と大阪弁で挨拶をすると、この日1番の拍手が湧き、大阪での舞台挨拶は終了した。(modelpress編集部)

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